2021年06月10日
5月25日から始まったセ・パ交流戦を元に、今日までのカープの成績を振り返ってみます。
5月25日(西武)中止
5月26日(西武)中止
5月27日(西武)4対4
【1分け】
5月28日(ロッテ)10対8
5月29日(ロッテ)3対7
5月30日(ロッテ)1対7
【1勝2敗】
6月1日(日本ハム)3対7
6月2日(日本ハム)3対0
6月3日(日本ハム)中止
【1勝1敗】
6月4日(楽天)5対12
6月5日(楽天)3対7
6月6日(楽天)4対6
【0勝3敗】
6月8日(ソフトバンク)1対1
6月9日(ソフトバンク)4対8
6月10日(ソフトバンク)1対1
【0勝1敗2分け】
6月10日現在までのセ・パ交流戦の成績は、2勝7敗3分けで、12球団中最下位。
一方、リーグ戦ではBクラスだったのに、交流戦に入ってから調子が上がったのが、6月10日現在首位を走るオリックス(パ・リーグ)と3位中日(セ・リーグ)。
DeNAもリーグ最下位だったのに、交流戦で調子を上げています。
カープは今年に限ったことではなく、交流戦は鬼門で、対パの戦績は良くないため、現状にカープファンとしても特に驚くことはないのですが、それでも、それはいかがなものかと思うことがあるのでネタにしました。
直近で最も気になったのは、6月9日のソフトバンク戦。
カープ野村投手に対し、ソフトバンク東浜投手。
東浜投手の立ち上がりは決して良かったとは思えませんでしたが、それでも4回表に3点を返し、3対3の同点にしたところまでは、よく食らいついたと思っていました。
しかし、5回裏に野村投手がつかまり菊池投手への継投も行いましたが5失点。
野村投手は、元々球威で押す投手ではなく、変化球とコントロールが生命線の投手。
しかし、ここ数年、野村投手の球にキレがないだけでなく、スタミナもなく、コントロールの精度にも陰りが見え、ストレートも最速140kmに達しない状況でソフトバンク打線を抑えることは厳しいことはわかっていたハズ。
むしろソフトバンク打線相手に4回3失点で済んだことの方が奇跡的。
選手の起用から継投はもちろんチームの指揮を取るのは監督の仕事ですが、その一連を考えみると、どうも不可解。
2軍から上がってくるときコーチ等から状態を聞き、1軍先発にしていると思いますが、ここ数年の野村投手のピッチングを見る限り、100球は無理だし、球数を減らしてもって5回。
よほど球数を減らした省エネ投法ができていないと、当然6回まで投げさせるのは困難なことくらいわかっているハズ。
満塁まで粘って投げても、ソフトバンクの中村選手の前には一つのアウトを取ることが厳しいことも想定できたハズ。
わかっているけど期待したのかもしれない。
中継ぎをできる限り投入したくなかったのかもしれない。
でも、満塁の超ピンチの状況で継投されても、その状態で菊池投手に抑えきることを期待する方が厳しい。
投手出身の監督だけに、ピッチャーのことを最もわかっているハズなのに、外野からみていると、采配する気はあるんだろうかと思えます。
極めつけは、試合後に放つ「選手の頑張りに期待する発言」や「1戦1戦大事にという発言」。
毎度、選手に期待するだけでなく、その都度、状況判断をするのが監督の仕事であり、その采配に間違いがあるのであれば、采配ミスを認めるのが監督ではないかと思います。
また、1戦1戦大事にするのであれば、本気で勝ちを狙いにいった結果、中継ぎを大量投入したとしても、1戦1戦大事にしているとは言えないと思います。
そもそも、中継ぎ陣の負担は大きいでしょうが、野村投手を先発に持ってくる時点で6回クオリティスタートを期待することはできないので、初めからロングリリーフ投入と中継ぎ投入の覚悟で臨む必要があったハズです。
投手の実態も知らずに「なんとか抑えて欲しかった」と願望だけで起用しているようでは、到底、1戦1戦を大事にしているとは言えないと思います。
好機を生かせない打線の弱さもありますが、今年、中継ぎで大失速した昨年の問題から、森浦、大道、栗林という新人3人投手の登場によってようやく窮地を脱しつつあるのに、リーグ最下位まっしぐらです。
2016年から3連覇したときのように、打線が強かったときは良かったのでしょうが、このまま他力本願ならぬ選手の責任本願な状態だと、チームの士気も上がりません。
チームが負けているときは、得てして監督の采配が責められることは多く、前緒方監督のときも采配を指摘する声は多々ありました。
それでも、緒方監督は「敗戦の原因は自分の采配」と言っていました。
佐々岡監督からはそれがありません。
チームの総合力で結果に差が生じているのはわかっていますが、結果だけで采配に疑問を感じているわけではありません。
采配よりも、そういうところに「指揮官としての資質」に疑問を感じています。
恐らく、カープファンの多くは勝っても負けても、ホンキで戦う姿勢がみたいと思っている人は少なくないのではないかと思います。
Posted at 2021/06/10 23:26:30 | |
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