
Yahooニュースに「東京オートサロン2023」でAE86をコンセプトカーとして電気自動車と水素エンジン車としてトヨタが改造したという話題に目が止まったKAZUYAです。
こんばんは。
AE86ことハチロクは、元々、ドリフト好きに定評があっただけでなく、イニシャルDで一気に火がついたのは周知の事実。
クルマ好きのお父さん世代だけでなく、イニDを読んで(もしくは映像で観て)「いつかは!」という思いをもった育った世代もファンが多いとは思いますが、縁のなかった人たちには、「シンプルに古いクルマでしょ?」と思われても不思議ではありません。
「いやいや!昭和を感じるのが逆にいいやん!」
「余計なモノがついていない、だからいい!」
そういう感想を持つ人は、一周回ってクルマが好きな人が多い(笑)
私の経験上、スポーツカーではなく、所謂、普通のクルマ好きな人に「ハチロクってどう思う?」と聞くと、「古いよね(笑)」と答えられたことの方が多いです(^^;
ハチロクがいいっていう人は、デザインはもとより、「FRというレイアウトでドライビングが楽しい」ということが大前提にあります。
実際、AE92やAE110のレビン/トレノが、年式としては後継なのに、ハチロクほど熱が上がりきらないのはFFというパッケージだから。
AE92もAE110も、今では稀少車となっているコンパクトなFFのマニュアル車で、しっかりスポーツできるいいクルマなんですけどね。
前置きが長くなりましたが、本題のAE86をベースとしたEVと水素エンジン車のコンセプトカーを「東京オートサロン2023」で披露した件について、豊田章男社長は「新車をEVにするだけでは、2050年のカーボンニュートラルは達成できない。保有者、つまり誰かの『愛車』にも選択肢を残していくことが大事だ」とおっしゃっています。
「カーボンニュートラルやCO2を排出しないカーボンフリーの救世主がEVだ!」という戦略があるのかもしれませんが、一方で、製造時の工場の電力を発電する際にCO2が排出されれば、世に出てくる前にしっかり相反する実態があるワケですよね。
それに、今の日本だと毎年、夏と冬に電力不足に陥っていますし、ガソリンスタンドと比べ、圧倒的にEVスタンドが少ない。
将来に向けて、EV車を購入するという人が増えないとEVスタンドも増えないという現実もあるかもしれませんが、個人の先行投資やそうした環境整備は民間事業者任せではなく国の施策として進めていかないと、現状のままだとEVの浸透はしばらく先になると思います。
閑話休題
豊田社長は、新しくEV車を作るということも行うが、既存のクルマのパワートレインをEVに載せ替えるという選択肢も用意することで、脱炭素化の可能性を示されたのではないかと思います。
「モノを大事にする」という観点では私も共感できます。
それにしてもハチロク人気にあやかっているとはいえ、マニュアルトランスミッションを残した上でEV車に換装したクルマをメーカーが出すって・・・
日本車だけでなくクルマ業界の未来のカギは、豊田社長が握っているといっても過言ではないですね。
Posted at 2023/01/13 23:05:01 | |
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