
昨日、TSタカタサーキットで開催されたカジオカ耐久第1戦のレポの続きです。
昨日は最低目標とした完走と、課題が浮き彫りになったというところまで書きました。
課題について触れる前に、NNクラスをホンダ勢が独占している現状から触れようと思います。
第1戦のNNクラスは全14台中、トゥデイが10台、ビートが4台。
ビートの参加チームが増えていることは、同じビートで参加しているT&Kプロジェクトとしてもウレシイ限りなのですが、先日も書いたとおりトゥデイのワンメイク状態であることには変わりありません。
カタログ値でビートとトゥデイを比較すると、車両重量が80kg(ビート760kgに対しトゥデイ680kg)違い、燃料タンク容量が6L(ビート24Lに対しトゥデイ30L)違います。
※トゥデイはRSもしくはXiの場合
耐久マシンに仕上げるため、軽量化を進めると車両重量の差は更に広がります。
更に
NNクラスのレギュレーションでは「エンジンに手を加えることは一切禁止」としていますが、トゥデイにビートのエンジンを積むチームがいれば、エンジン特性のアドバンテージは皆無。
同じMTRECでも、ビートは64ps、トゥデイは58psと厳密には違いますが、車検証上は同じE07Aなので、そこはグレー。
他にも、ここでは書けないこともありますが、ここ数年
「マシンの差」を特に感じずにはいられません。
勝敗はマシンの差ではなく、他チームのドライバーとの力量の差と考え、私としては常にドライビングのスキルアップを目指していますが、その「差」は埋まるどころか開く一方。
この現実は受け入れざるを得ません・・・。
あらためて、課題を整理すると、T&Kプロジェクト自体の戦力分析とレース戦略の2つがあります。
まず戦力分析。
マシンの整備がどうしても相棒一人に偏ってしまうことと、マシンの拠点が島根ということもあり、テスト走行を頻繁に行うことが難しく、ブッツケ本番のことが多い。
しかし、NNクラスを席巻するトゥデイと少しでも張り合うためには、T&Kプロジェクト★ビートのポテンシャルを最大限発揮できるセットアップを見出さないことには勝負にならない。
また、耐久レースは1台のクルマで複数のドライバーが運転し、複数のドライバーが交代しても、ドライバー間のムラが少ないほどベター。
先に書いた「差」を少しでも埋めるためには、それはどうしてもT&Kプロジェクトにとっては必須。
レース戦略は、自陣の現状を踏まえ、もっとシビアになって挑まないと全く歯が立たない。
正直、「あんなにマシンの差があったら勝ち目がない」と弱音を吐きたいところですが、
プライベーター零細チームの意地を、ビートで示したい!
私としては、どうしてもビートにこだわりたいので、
「やれることがまだある間は、悪あがきができる!」と信じています。
途中、トラブルがあったとはいえ、第1戦の結果は7位/14台。
時間がなかった・・・金がなかった・・・、そんな言い訳もしたくない!
次は絶対に、この順位では満足しない!!
Posted at 2014/04/28 21:40:56 | |
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