
昨夜から早朝にかけての降雪により、市街地の渋滞は避けられないと思い、通常よりも早い午前6時に家を出発。
同じような考えの人たちは、比較的、雪道走行に慣れた人たちが多く、走行ペースも近い。
それでも時速15km/hくらいで走る人もおり、追い抜きが厳しければひたすら自分の進路と違う方向に進んでくれることを期待するしかありません。
ノロノロ運転で走る人たちって、いつものように家を出て、慣れない雪道で恐る恐る走るので、それが渋滞の元となり、更にそうした人たちが続いて大渋滞が発生します。
しかも市街地だとノーマルタイヤで走る謎のチャレンジャーもいるので、余計に渋滞や最悪、事故渋滞の元となります。
これらを回避するには、人よりも早く動いて、職場でのんびり過ごすに限ります。
そこまでの行動に間違いはなかったのですが、いつもの峠道で愕然・・・。
タイヤ痕のない雪道にさしかかったとき、「ヤバイ!コレ、前に進まないかも・・・」と思いながらスノーアタックをするも停車してタイヤが空転。
いったんバックして勢いをつけて坂道を登っても前に進まない。
窓を開けて積雪量を確認すると、ドアが全く開かないほど積もっていました。
その時点で積雪40cm以上。
車高の低さで完全にラッセル状態。
平地ならなんとか誤魔化せることはあっても、デフもない低車高のFFの場合、登り坂だとどうにもなりません。
「これ以上、進めない!」と判断してからも大変。
当然、そんな場所では転回はできないし、脇道もない。
そう、来た道の数百メートルをひたすらバックで下るしか方法がありませんでした(滝汗)
後方視界が悪く、ドアミラーを頼りにバックをするにもドアミラーにも雪が付着し、ほとんど後方視界が確保できていない状況でバックしないといけない状況は、私の雪道走行での経験の中でも最も難易度が高かったです。
不幸中の幸いは、朝早い時間帯だったので、クルマの通行がなく、上からも下からもクルマが来なかったことだけです。
なんとか峠道から下りきり、平地のコンビニに緊急ピットインし、事情をコンビニの店員さんに説明し、「数時間駐車させてください」とお願い。
職場のスタッフでランクルに乗っている人がいるので、電話でやりとりし、その人が来るまでコンビニで待機して、ランクルで峠道をスノーアタックしてもらいました。
峠道の最高位ポイントの手前でランクルもスタックしそうになるほど雪が積もっていて、「こりゃ、自分のクルマだと100%ムリどころか、谷底とお友達になっていたわ」と恐怖さえ感じました。
峠道の途中でスタック車両を救助したり、道中の木々や竹が雪の重みで道路に倒れていたところをどうにか迂回したり、ランクルも何度かスタックしかけたりしましたが、なんとか峠を通過。
今日の雪はホントにヤバかった・・・。
スタッドレスを履いていようが、チェーンを装着していようが、ボンネットの高さまで雪が積もっていると、どうにかなるレベルではありません。
想像を絶する降雪量に対しては、車高があり、四輪駆動で、ある程度、車両重量があるクルマでないと雪と勝負できない現実を思い知らされました。
Posted at 2022/12/23 23:38:59 | |
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