クルマ・ジャケコーナー第49回は、春日三球・照代の「のりものアラカルト」(1977)です。
「春日三球・照代(かすがさんきゅう・てるよ)」、知ってますか?
ホントのご夫婦の漫才コンビで、ボケの三球の「地下鉄の電車はどこから入れたの? それを考えてると一晩中寝られないの。」のフレーズと、少しとぼけた顔(失礼)と喋り口、そしてツッコミの照代の「あなたも面白いこと言うわね」というやわらかい口調を覚えている方も多いのではないでしょうか。
三球は、「春日三球・照代」の前、「クリトモ一休・三休」というコンビを組んでいましたが、相方を鉄道事故(国鉄三河島事故(1962年):死者160人という未曽有の大惨事)で亡くします。
NHK漫才コンクール(1962年)で優勝し、さあ、これからという若手漫才師の夢は無残にも粉々になってしまったのです。
その後、三球は照代に出会い、1964年に結婚。翌年からコンビを組んで活動を始めます。
1970年代後半には、先の「地下鉄漫才」で一世を風靡します。
電車のネタで大スターとなった三球の胸中は・・・。
子供たちが営団地下鉄(現:東京メトロ)に「あの話は本当なんですか?」と問い合わせる電話が殺到したそう。
1978年7月には、開業直前の地下鉄の車両搬入時に、車両がクレーンによって地下に降ろされる作業を見学したそうですよ。
【貴重映像】都営新宿線10-640F 大島車両検修場への陸送,地下への搬入の様子
地下鉄ネタに続き、新幹線や山手線などの鉄道ネタ、タクシーやエスカレーター、ロケットまで様々な「乗りもの」を題材に、国鉄再建や公共交通の賃上げ、バスのワンマン化、などの時事ネタを挟み込む漫才は、今聞くとニヤリとしてしまいます。
大ブレイクし、立川談志をして「漫才でトリがとれる」と言わしめたそうですが、1987年に照代がテレビ番組収録中にクモ膜下出血で急逝。
三球は、再び相方を失い、同時に妻を失ってしまったのです。漫才界きってのおしどり夫婦だったそうです。
照代さん、かなりの美人さんでしたもんネ!
↑ 姉・淳子との漫才コンビ「春日淳子・照代」(右が照代)
「東京漫才のすべて」を参考にさせていただきました。
そ~なんです。コレ、漫才レコなんです。
「のりものアラカルト」/春日三球・照代(1977)
A面に「のりものアラカルト」、B面に「自動販売機」「ぼくはスリラー・ファン」の3話が入っています。
で、ジャケのクルマですが、、、バスとタクシー。
車種は、、、?
【登場車両】
バス(車種不明)
タクシー
顔は、三菱コルトっぽいんですが、、、
初代ダットサン・サニー4ドアセダン スポーツDX(後期型1968 - 70)?
ま、車種の追究は、野暮ってもんですナ。
【自己採点】
クルマ度 3点(バス,タクシーのイラスト)
魅惑度 6点(照代さん、かなりの美人!)
音楽度 ?点(音楽じゃな~い(笑)でも楽しいよ~!)
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Posted at
2021/01/03 10:00:35