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2021年06月04日

クルマ・ジャケ「Double Imagination」/安部恭弘

クルマ・ジャケ「Double Imagination」/安部恭弘 クルマ・ジャケコーナー第64回は、安部恭弘の6thシングル『Double Imagination』(1984)です。



安部恭弘(あべやすひろ1956-)、ご存じですか?





早稲田大学在籍時に、慶應の杉真理(すぎまさみち)、竹内まりやらと出会い、杉真理のバンド「リアルマッコイズ」(後に「杉真理&レッドストライプス」)の活動に参加。

「Swingy」/杉真理&レッド・ストライプス(1978)


安部恭弘はバック・コーラスで参加してます。


その頃、ヤマハのポプコン(1977)にソロで出場し、つま恋本選会まで進みます。

そして大学卒業後、大手ゼネコンに就職しますが、音楽の道を選び退職。作曲家・スタジオミュージシャンとしての活動を始めます。

クリスタルキング、大橋純子、竹内まりや、稲垣潤一、上田正樹、髙橋真梨子、水越恵子などに曲を提供しています。


「LOVE SONGS」/竹内まりや(1980 3rdアルバム)


A5『五線紙』が作詞:松本隆、作編曲:安部恭弘

その他、
A2『さよならの夜明け』(作詞:竹内まりや、作曲:山下達郎)
A3『磁気嵐』(作詞:松本隆、作編曲:杉真理)
B4『SEPTEMBER』(作詞:松本隆、作曲:林哲司)
B5『不思議なピーチパイ』(作詞:安井かずみ、作曲:加藤和彦) 
などなど豪華作家陣!


本日ご紹介のレコのジャケ裏にこんな個人情報が・・・


ポプコンやレッドストライプスでの挫折から、ソロとしての活動には消極的でしたが、寺尾聰(てらおあきら)の『ルビーの指環』(1981)の大ヒットに触発されてデビューを決意したそうです。

『ルビーの指環』/寺尾聰(1981 6thシングル 作詞:松本隆、作曲:寺尾聰、編曲:井上鑑)

1981年の年間第1位!

『ルビーの指環』で、日本レコード大賞を受賞(1981)。さらに、松本隆が作詞賞、寺尾が作曲賞、井上鑑は編曲賞を受賞。

寺尾は、グループ・サウンズ「ザ・サベージ (The Savage)」(1965~68)や、「ザ・ホワイト・キックス(THE WHITE KICKS)」(1968)でベースを担当しており、元はこっちが本業だったんですね。

『いつまでもいつまでも』(1966 作詞・作曲:佐々木勉、編曲:林廉吉)


ちなみに寺尾聰、日本レコード大賞と日本アカデミー賞最優秀主演男優賞(映画『雨あがる』(2001)、『半落ち』(2005)の2度)の両方を獲得しています。これは寺尾のみ!(2020年現在 Wikipediaより)


話を安部恭弘に戻し・・・

『We Got It ! /裸足のバレリーナ』(1982)でデビュー。

井上鑑(いのうえ あきら 1953-) 、稲垣潤一(いながき じゅんいち 1953-)、鈴木雄大(すずきゆうだい 1959-)と共に「ニューウェーブ4人衆」と呼ばれました。まあ、東芝EMIのまとめて売り出す戦略ですが。

「Modern Wave」/井上鑑 稲垣潤一 安部恭弘 鈴木雄大(1983)




「PropheticDream-預言者の夢」/井上鑑(1982)


「Shylights」/稲垣潤一(1983)

『恋のテクニック』と『ロング・バージョン』は作曲:安部恭弘 編曲:井上鑑

「REFLEX YUDAI」/鈴木雄大(1984)

シングル『君は誘惑風』(1984)はカルピスソーダCMソング。


井上鑑は、ヨコハマタイヤASPECのCM曲『GRAVITATIONS』(1981)でソロデビューしてますが、このCMには、稲垣潤一の『ドラマティクレイン』や、安部恭弘の『WE GOT IT !』
、『STILL I LOVE YOU』、『CAFE FLAMINGO』なども使われていたようです。

「ASPEC SPECIAL」/井上鑑、稲垣潤一、寺尾聰、安部恭弘、小柴大造&エレファント(1982)



鈴木雄大は入ってませんね。


安部恭弘は、2019年までにオリジナル・アルバム16枚を発表しています。
かなり好きなアーティストなので一通り持ってます。とは言いつつ、レコやCD-Rのみだったりします。(笑)

1stアルバム「Hold Me Tight」(1983)

全曲、松本隆作詞、安部恭弘作曲。
『We Got It !』は横浜ゴム「ASPEC」のCM曲。

編曲を担当した清水信之がAirplay(エアプレイ)的な要素を加えて完成させた曲だそう。
「AIRPLAY (ロマンティック)」/AIRPLAY(1980)


「MissM」/竹内まりや(4th 1980)のA面 L.A.SideにはそのAirplayやTOTOのメンバーが全面参加。

『Morning Glory』(作詞・作曲:山下達郎)は、帰国後、安部恭弘によるアレンジでコーラス入れが行われた曲です。達郎は「FOR YOU」(1982)でセルフカバーしてますね。

『CAFE FLAMINGO』は、横浜ゴム「高密度ラジアルINTECH」のCM曲。


2ndアルバム「MODERATO」(1984)

2ndも全曲、松本隆作詞、安部恭弘作曲。
ジノ・ヴァネリの「Nightwalker」的なサウンドを狙ったというアルバム。
「Nightwalker」/Gino Vannelli(1981)


山下達郎「CIRCUS TOWN」のNYサイドでアレンジを担当したCharlie Calello(チャーリー・カレロ)を起用し、ミュージシャンもVince Colaiuta(Ds)、Neil Stubenhaus(B)、Micheal Landau(G)、Ernest Watts(Sax)などが参加してます。
『ジュリエット』は国内録音で清水信之がアレンジを手がけ、村上‟ポンタ”秀一(Ds)、今剛(G)らが参加。
『トパーズ色の月』(作詞:松本隆、作曲:安部恭弘)は横浜ゴム「GRAND PRIX EUROPE」のCM曲。


3rdアルバム「SLIT」(1984)

本日ご紹介の『DOUBLE IMAGINATION』が入ってる、私的に最高傑作アルバム!
作詞は康珍化、吉田美奈子、大貫妙子らが担当してます。
硬質なサウンドと歌詞、柔らかいボーカルが真夜中の高速ドライブのお供にいいですよ~

LP帯『このアルバムは、高感度人間と相性がいいようです。』
CD帯『やさしさと不思議な魅力に溢れるボーカルが心にしみる。』(音蔵盤)


ベストアルバム『THE PANORAMA MEMORY』(1985)

『STILL I LOVE YOU』(作詞:松本隆、作曲:安部恭弘)は、横浜ゴム「高密度ラジアルINTECH」のCM曲。何故か疑似ライブのような音源?


4thアルバム「FRAME OF MIND」(1985)

10曲中8曲を自分で作詞してます。
ジャケ写真は富士山の五合目に椅子を持って行って撮ったそう・・・(*_*;


9thシングル『テネシー・ワルツ』( 1986 作詞:売野雅勇、作曲:安部恭弘)


TVドラマ「木曜ドラマストリート」後期のエンディングテーマで最大のヒット曲


5thアルバム「tune box the summer 1986」(1986)

『SHO-NEN』(作詞:高柳恋、作曲:安部恭弘)はロッテ「ビッグコーン」CM曲。
清水信之(g,key)、今剛(g)、村上"ポンタ”秀一(ds)、井上鑑(key)らが参加


6thアルバム「URBAN SPIRITS」(1987)

高柳恋と売野雅勇が作詞を担当。
『四輪駆動の夏』(作詞:高柳恋、作曲:安部恭弘)の歌詞にも「五線紙」が出てきます。
 ♪ おまえが操る ジープの助手席で
   五線紙を片手に ジョークを数えてたね


7th アルバム「SUMMERTIME IN BLUE -さよならの共犯者」(1988)〈LPでのリリースはここまで〉

東芝EMI から MOON RECORDS へ移籍第一弾アルバム。
Leon Pendarvis (Key.Prog)、Hiram Bullock (G.Key.Prog)、David Spinozza (G)らが参加。


8th アルバム「天国は待ってくれる」(1991)

クルマジャケじゃないですか!
この蛇腹取付の特徴的なドアミラー、何だろう?


9th アルバム「Dear.」(1993)

只野菜摘らが作詞を担当。
いや、曲はかなりいいんですが、、、6~9thはちょっと打ち込みっぽい感じがして・・
今聴き直すと悪くはないんですが・・・


10thアルバム 「PASSAGE」(1994)

『ロング・バージョン』(稲垣潤一)、『五線紙』(竹内まりや)、『ばらけたイニシャル』(ブレッド&バター)などをセルフカバーしてます。
『みんな少年だった』はダイハツ・ロッキーのCM曲。
スズキ・エスクード、トヨタ・RAV4などがライバルでした。
Tony St Jmes(Ds)、Neil Stubenhouse(b)、Micheal Thompson(G)らが参加。


11thアルバム「Gallery」(1995)

1曲を除き、松井五郎作詞。
Greg Bissonette(Ds)、Neil Stubenhous(b)、Micheal Thompson(G)らが参加。


12nthアルバム「4 New Comers」(2002)

デビュー20周年を記念したミニアルバム。全5曲、作詞・作曲:安部恭弘。


13th アルバム「HEAVEN ROSES」(2003)

デビュー20周年を記念したミニアルバム第二弾。


14th アルバム「CHRONICLE」(2003)

デビュー20周年を記念したミニアルバム第三弾。


15th アルバム「Time is」(2015)

20年ぶりのフルアルバム!
『音楽の女神』は、杉真理との共作&ライヴ録音。
 ♪ 時は流れて僕らも 大人になったけど
   今だに君とギターを かき鳴らしてる
   音楽の女神を 裏切らないように
   信じた道を行こう

ライナーノーツの竹内まりやのコメントには、
『安部恭弘さんの歌声には、かなりの分量で「心の癒し成分」が含まれていると常々感じていました。』
・・・全く同感ですね。


16th アルバム「Through the Past」(2019)

『Through the Past』の歌詞には、

 ♪ 古い五線紙に 響く懐かしい声 
   遠い何処へ 夢は打ちよせる


シティ・ポップが注目されている今、安部恭弘も多くの人に聴いてもらいたいと思います。
1st~3rdは最高です。

11th~14thあたりは少し手に入りずらい?
最近の2枚は本人のサイト「Yasuhiro Abe OFFICIAL Website Cafe Flamingo」で買えますが、完売後は値上がり必至なのでお早めに~


現在でもライブ活動に力を入れているようです。

「リードが弾けてコーラスがとれるギタリスト(ついでに、キーボードも)」ということで、小田和正のソロ初期のステージに立ってたっていうんですから、生で安部恭弘を観てみたいですね!


さてさて、本日ご紹介のクルマジャケ・レコ

『DOUBLE IMAGINATION』/安部恭弘(1984)(作詞:松宮恭子、作曲:安部恭弘)




6thシングルで、日産・スカイラインのCM曲です。

ポール・ニューマンが出演するCMで、キャッチコピーは「New-man SKYLINE ツーリング魂」。


「コインをはじいて 行き先でも決めるさ」で始まるCM
かっこいいなあ~。


ジャケのクルマは日産・スカイライン 6代目(R30型)(1981 - 1990)。
通称、ニューマンスカイライン。

前期は『New愛のスカイライン』って、、、 (#^^#)?

そういえば5ドアハッチバックもあったんですね。


4バルブDOHC FJ20Eを搭載する「2000RS」は、6気筒でないのでGT-Rを名乗らなかったようです。

後期型のRSは薄型ヘッドランプ、グリルレスで「鉄仮面」と呼ばれました。これはカッコよかった~。


1983年には、「史上最強のスカイライン」というキャッチコピーのFJ20Eにターボチャージャーを付けた「2000ターボRS」が、さらに1984年には、インタークーラー搭載の「2000ターボインタークーラーRS/RS-X(ターボC)」が追加されます。





スカイラインのCM曲と言えば、コッチの方が有名かな・・・
バズ(BUZZ)のデビュー曲、『ケンとメリー(愛と風のように)』(1972)


「BUZZ」/バズ(BUZZ)(1972)

ライナーノーツには高橋幸宏:Drums とあります。曲も何曲か提供してますね。

こちらは1972年ですから、4代目 C110型(1972-1977)でしょうか。


キャッチコピー『ケンとメリーのスカイライン』で通称「ケンメリ」。

4ドアセダンのGT系と2ドアハードトップのテールライトが丸型4灯式となり、以後、10代目R34まで受け継がれます。

「'72富士GCシリーズNo1 富士300キロスピードレース」では、高橋国光のGT-Rが優勝し、通算50勝を達成してます!



【登場車両】
日産・スカイライン 6代目(R30型)(1981-90)

前期型のセダン2000ターボGT-E


前期型のハッチバック2000ターボGT-E・X


1983年式のセダン2000ターボRS


今年、筑波山にて!



オーナー様、ありがとうございました。

【自己採点】
クルマ度   6点(鉄仮面かRSターボだったら、、、)
魅惑度    5点(ハッチバックは希少?)
音楽度    9点(大好きな安部恭弘なので!)
ブログ一覧 | クルマ・ジャケ | 日記
Posted at 2021/06/04 06:05:42

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この記事へのコメント

2021年6月4日 9:17
おはよーございます

残念ながら安倍さんは、聴いてなかったですー

まりやさんは、杉さんのコーラスに行ったら、デビューの話が決まってしまったのは、知っていましたけど、


鉄仮面は良かったですよー😄。4発で音も加速も最高でした。機械式のVVCでブースト上げて、ドリフトもやり易く、発売されたばっかのスープラより全然良かったです。当時のFRでは無敵だっと思い出す。

先輩がマークIIのバンにソアラのエンジン積んで、南部、13号地、幕張と、ゼロヨン荒らしまくってた、ドッカンターボ時代ですーー
コメントへの返答
2021年6月4日 13:00
紅の豚足さん、コメントありがとうございます。

安部恭弘、特に「SLIT」はおすすめです!

スカイラインは一度も運転したことがありません・・・。着座はあり、ずいぶん低いなあと感じた覚えがあります。

RSターボや鉄仮面は今見てもカッコイイですね!

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