
都道府県の魅力度ランキングが6年連続最下位となった茨城県。 千葉や埼玉に行っている場合ではありませ~ん。
少しでも茨城県の魅力をPRせネバ~と、前回に続き、全国にその名を知られている霞ケ浦の周辺をドライブしてきたのでご紹介しま~す。
まずは、土浦市の「常福寺(じょうふくじ)」です。
平安時代初期、最澄の高弟最仙の開基と伝えられているお寺で、国指定重要文化財の木造薬師如来坐像があります。
樹齢400年と言われるイチョウがありましたが、かなり枝が落とされてました。

色づきもこれからでしょうか。
お隣にある茅葺の社殿の「愛宕神社」(違うかもしれません..)。
見た目、こっちの方が歴史を感じます。(^-^;
常福寺を後にし,霞ヶ浦湖畔に出ます。
霞ケ浦湖畔にはレンコン畑が広がっています。
霞ヶ浦周辺でレンコン栽培が始まったのは、今から40年ほど前の1970年代。減反政策のもと、低湿地帯に最適な作物としてレンコンが選ばれたのだそうです。
霞ヶ浦周辺のレンコンの収穫期は7月~3月頃。毎年、収穫時期になると、水面に出ている蓮の茎や葉を全部切り倒し、レンコンの生育を止める作業がおこなわれます。
そうすることで地下茎であるレンコンは泥の中で休眠状態に入り、夏から冬にかけてゆっくりとデンプン質をため込んでいくことから、同じ産地のレンコンでも収穫時期によって味わいが変化し、夏に収穫されたレンコンはみずみずしく、サクサクとした歯ごたえが楽しめ、冬になるとモッチリ、ホクホクとした食感が楽しめるといいます。
収穫作業をされている方がいらっしゃいました。
昨年の12月、「いばらき陸海空?TRG」下見ドライブのときにも、収穫したてのレンコンをいただいてしまいましたが、今回も「写真いいですか?」とお声かけし、いろいろお話を伺うと、「ステーキにしたら美味しいよ!」といただいてしまいました。m(_ _)m
「道の駅 たまつくり」に寄りました。

霞ヶ浦大橋のすぐたもとにあり、隣には霞ヶ浦ふれあいランドがあります。
名物のワカサギや「鯉のお刺身」などもありました。
鯉を甘辛い醤油ダレで煮詰めた「うま煮」を試食しましたが、かなり美味しかったです。

ここで、お昼のお弁当と、お得なエシャレット(\100で20本ほど)を買いました。
霞ケ浦東岸、行方市の「西連寺(さいれんじ)」に到着です。
玄関横付けではなく,山門横付けです(駐車スペースです)。
西蓮寺は、天台宗のお寺で、常陸の高野山ともいわれるそうです。
山門(仁王門)と相輪橖は国の重要文化財です。
県指定天然記念物である樹齢1000年以上といわれる見事な大イチョウがありました。

落葉しているイチョウもありましたが,大イチョウの見頃はもう少し後でしょうか。
帰ろうとした頃に、観光バスが2台来て賑わい始めました。
駐車場わきのお店からの音楽(演歌?)がなければ,かなり高得点のスポットです。
次に向かった場所は、「茨城県水郷県民の森」です。
2005年に第56回全国植樹祭を開催したあと、2006年に一般に開園された、大膳池や大生古墳群を有する広大な公園?です。
駐車場はガラガラでした。(;^_^A)
大膳池に架かる橋長85mの吊り橋です。人も少なくとても静かでした。
野外活動広場(広~い!)で、先ほどの「道の駅 たまつくり」で仕入れたお弁当をいただきました。

「行方(なめかた)駅弁 白魚の炊き込みご飯(\500)」。
お天気も良く、とても美味しくいただきました!
ここでのお目当ては「大生(おおう)古墳群」です。が、あまりに広大な敷地で、帰りの体力を考えて一旦駐車場に戻り、古墳群に近い別の駐車場に移動しました。(^_^;)
「大生古墳群」は、前方後円墳・方墳・円墳など110余基の古墳があり、茨城県では最大規模の古墳群とのこと。
これは、「鹿見塚(しかみづか)古墳」(全長約58m 県指定史跡)です。

盟主的古墳である「子子舞塚(まごまいづか)古墳」なども近くにあったようですが、よく見つかりませんでした。(^_^;)
最後の目的地は、霞ヶ浦西岸の「大杉神社」です。
向かう途中、コペンのTRGと出会いました。

すれ違いで大きく手を振ってもらい、とってもうれしかったです!
ナビ通りではなく、できるだけ湖岸の道を往きました。
去年の6月に参加させていただいた
「霞ケ浦一周オフ」を思い出します。
「大杉神社(おおすぎじんじゃ)」は、稲敷市阿波(あば)にあり、あんばさまの愛称で親しまれているといいます。
豪奢な社殿から「茨城の日光東照宮」とも呼ばれ、「阿波の大杉神社」として茨城百景に選定されています。
今年の6月に行った「歓喜院(かんぎいん)」が「埼玉日光」と呼ばれているのと似ていますが、あちらは国宝ですからねえ...
能護寺(あじさい寺)と国宝・妻沼聖天山
ここ大杉神社は「悪魔ばらえのあんばさま」とも称され、めずらしい「悪縁切り」のおまじないもしています。
縁を切りたい人やものとの縁を切るため、素焼きの土器(かわらけ)を\1000で購入し、「われおもふ きみのこころははなれつる われもおもはじ きみもおもはじ」というおまじないを3度唱えてから土器を叩き割るそうです。

我と君を×になるよう念ずる?
社殿の前にたくさんの割られた土器がありました..。(^_^;)
また、日本で唯一の「夢むすび祈願」をしてくれる神社としても人気があるそうです。
一の鳥居の左右には2体の天狗(ねがい天狗・かなえ天狗)の石像があるのだそうですが、完全に見逃しました。
駐車場が裏手にあるので、駐車したあと、ぐるっと回って一の鳥居の方に出てからお参りした方がいいかもしれません。
境内には、大杉神社の他に、大国神社、稲荷神社、勝馬神社などがあります。
昭和初期までは大杉神社の馬場で毎年4月8日に競馬が開催され、100頭の馬たちが出走していたそうです。
近くに日本中央競馬会(JRA)の美浦トレーニングセンターがあることもあり、競馬関係者や競馬ファンの参拝者が多いとのこと。

社前にはたくさんの蹄鉄が奉納されてありました。「勝ち馬守り」「馬蹄絵馬」「たてがみ御守」といった珍しい御守もあるようです。(残念ながら競馬ファンではないので、特に買いませんでした。)
さらに、「相生(あいおい)神社」にはこんな立派な石像が...!?

ここはよ~くお願いしておきました。(^_^;)
常陸国風土記にも安婆嶋(あんばさま)として登場くらい、かなり歴史のある神社ですが、全体的に派手で、重々しさはあまりない感じです。いろいろあって楽しい神社というか、商売っ気が多いというか...
びっくりしたのが、トイレ。
こんなに豪奢?なトイレは初めてです。
ここは「埼玉日光」より「茨城日光」が勝ってますね!(^_^;)
あ、今年もいただいてしまった「霞ヶ浦名物レンコン」、助手席の御方がステーキと天ぷらにしてくれました。

美味しかったです!
琵琶湖に次ぐ、日本第2位の広さを誇る淡水湖の霞ヶ浦。他にも見所はたくさんあるようです。
ドライブも平坦路をゆったり、のんびり、快適です。
皆様もぜひ、茨城に行ぐべ~!!