ブッシュクラフトというのを初めて聞いたのはいつだったか?インドアな私にとっては、なんとなく縁遠い世界に感じたことは覚えているのだけど。(^^)
けれどキャンプ再開に伴って、ソロキャンプや車中泊、ウルトラライトやMYOGといった世界に興味を持つと、薪で火を起こしたり、現地にある枝などから必要な道具を作ったりすること自体に興味が湧いてきました。
愛着が持てそうな、スパイダルコ・デリカ4を買ったことがきっかけかな?
そうは言っても、日常の中でどれくらいやる機会があるだろうと考えると、またしても道具だけ買って終わる趣味になるかも知れないので、とりあえずタダで済む思考実験。(^^)
ブッシュクラフトでやりたいことの筆頭は、フェザースティックを作ること。人工的な着火剤無しに焚き火を操れるオトナに、還暦ながら憧れるとです。(^^)

※画像はMoraknivのHPから拝借
しかも、できれば斧や鋸といった大仰な道具は使わずに、まずはブッシュクラフト・ナイフ1本でできることから小さく始めてみたい、と。
フェザースティックの元になる細木を薪を割って作るならば、薪に切り込みを入れたナイフのブレードを叩くことになるので(バトニング)、フォールディングナイフや刃厚が薄いものは適しない、らしい。
また、フェザースティックづくりに向いたグラインド(刃の断面形状)は、コンベックス>セイバー>スカンジ、らしい。

※画像は山秀のウェブサイトから拝借
出来れば、ハンドル内部にもブレードと同じ幅でエンドまで通っているフルタング(一般のナイフはナロータング)と言われる構造が望ましい、らしい。
つまり、①フィックスド(シース)ナイフ、②刃厚3mm以上、③グラインドがコンベックスやセイバーなど、④フルタング、が適している、と。ただ、小さく始めたい自分には③④はハードル高そう。
で、この条件を満たす、もっともポピュラーなナイフの一つが、
■Morakniv Gerberg
全長:22.9cm
ブレード:10.9cm
刃厚:3.2mm
グラインド:スカンジ
重量:170g
鋼材:14C28Nステンレス
ハンドル:ポリアミド
ほら、私の貧弱な腕には似合わないし、使いこなせそうにない感じがプンプンしますねー。私にはもったいない。(^^)
もう少しサイズが小さく、マッチョじゃない雰囲気のものはないか?と探して見つけたのが2つ。
■GARBER PRINCIPLE
全長:19cm
ブレード:9.2cm
刃厚:3mm
グラインド:スカンジ
重量:105グラム
鋼材:420HCステンレス
ハンドル材:ラバー
Moraknivと同じスカンジグラインドで軽くコンパクト、ハンドルのコヨーテカラーもカジュアル。刃厚はギリギリ条件クリアですが、ステンレス&ラバーは扱い易い?
■ESEE IZULA2
全長:17cm
ブレード:6.7cm
刃厚:3.9mm
グラインド:フルフラット
重量:90g
鋼材:1095カーボンスチール
ハンドル材:マイカルタ(積層素材)
ブレード長がフォールディングナイフを少し大きくした程度ながら刃厚は大きく、出刃包丁をコンパクトにした感じ。径の大きな薪割りにはブレードが足りないけど、そこは割り切りか?カーボンスチールは錆びに気をつけなきゃだけど、ステンレスよりは研ぎやすいから研ぎの勉強にもなる…ホントに勉強する?(^^)
ということで、へそ曲がりな私はIZULA2に心惹かれてますが、価格がMoraknivやGARBERの倍もするんですね。うーむ。
とりあえず、思考実験第一回は終了。(^^)
Posted at 2020/08/01 00:00:04 | |
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