つづき
使いたくなる雲台の条件は、
・自由雲台:正確な水平出しよりも直感的操作性を重視
・クイックシュー:アルカスイス互換(カメラのハンドグリップに対応)
・フリクションコントロール:ヌメッと動いてピタッと固定できるもの
でした。
三脚に比べて雲台は後回しになりがちだけど、「ヌメッと動いてピタッと固定」など手の感触を大事にしたい点では、三脚よりも雲台の方が「買い直す」意味がありそうだし、そもそももっとお金をかけるべき道具なのかも。
雲台こそ、使って気持ちいい道具でありたい。
そう気づかせてくれたのが、日本の雲台専門メーカーである梅本製作所のSL40-ZSC。
中小企業の良心で、ボール研磨や組立ては未だに手作り、そのノウハウは未公開だそうで、プロやマニアの中ではジッツォ+梅本という組み合わせもあるとかないとか。日本の職人技の世界?
ただね、アルカスイス互換クイックシューやフリクションコントロールと言ったハイテクはないから、固定ノブ操作による微妙な調整を素人が使いこなせるだろうかと言う不安も。まぁ、それも含めて楽しめばいいのだけど。
一方、三脚の筆頭候補LeofotoのLS255cに標準セットされる自由雲台はLH30。ボール径30mm。
RSSのパクリと言われる低重心デザインで、アルカスイス互換クイックシュー、水平パン専用ノブもある。
ただ、このLHもフリクションコントロールは付いていないから首カックンのリスクはあるし、ボールの動きも期待ほど滑らかじゃないというレビューも。
そこで、SIRUIやマセスなど評判のよい中華雲台から、アルカスイスやRSSなどの高級雲台、さらには日本のSLIKやベルボンとネット上のレビューを見て回ったものの、「ヌメッと動いてピタッと固定」にどれが応えてくれるのか、見当がつかず。
そこでふと見つけたのが、同じLeofotoのNB34。ボール径34mm。Leofotoの雲台の中ではLH以上の耐荷重を謳うのがNBのラインで、パノラマクランプが付いたモデル。
カッコいいデザインではないものの、扱い易そうな大きなボール固定ノブの中に、大きなフリクションコントロールレバー、パノラマや動画撮影で使う水平パンは上と下の二箇所で可能、と使い易さ重視。
何よりボールは「アルミニウム合金CNC加工。硬質アルマイト処理を経て、高精度に加工されたボール雲台はフリクションにムラが無く快適に操作が出来ます。」と謳っているから、LHよりは「ヌメッと動いてピタッと固定」が期待できる?
雲台だけバラで買うと想定予算の倍になるけど、納得できない中途半端なものを選んでも仕方あるまい。(^^)
と、ここまでが自由雲台の思考実験。
思考実験の結論は、実直なメーカーのマイナーなモデル。
■三脚:Leofoto LS255c
■雲台:Leofoto NB34
さて、不要不急の三脚&雲台ですが、折しもLeofoto正規代理店ワイドトレードの楽天スーパーセール(10%オフ)が今週末始まるという。
うー、行くのか?逝っちゃうのか?オレ?
Posted at 2020/09/03 23:58:12 | |
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