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伏木悦郎のブログ一覧

2014年01月10日 イイね!

今年のデトロイトは雪景色

今年のデトロイトは雪景色長旅ではあるけれど、時間が行きつ戻りつなので生身の身体とそれを取り巻く世界が微妙にずれている。生きているのは間違いないけれど、フワフワ浮いている感じもある。僕が赤字になってもあちこちのモーターショーに通いつめるのは、この特別な時空を経験したいからなのかもしれない。

シアトルからのオーバーナイトフライト(俗称レッドアイ)は、現地時刻9日の23時20分発。4時間10分の飛行で時差+3時間だから10日の6時25分着が定刻。時は8時間過ぎるけれど、3時間は消えてなくなる。寝不足で赤い目をして降機するからレッドアイ。緯度の高いデトロイトの冬の朝は夜明けが遅い。8時を回らないと明るくならない。

Quik Parkingのシャトルバスは何度も乗っているはずなのに、また乗り場を忘れている。暗い内からバタバタするのも何なので、ゆるゆると漂うように歩を進める。まあシャトルに乗ってしまえば10分でクルマが手に入る。今回は近々日本市場にも導入されるX-TRAILの北米版ROGUE SVを日産から拝借。2.5ℓ直4にXtronic CVTのFWD。せっかくの機会なので、旬なクルマを試してみたい。国外で日本車に乗ることが日本車の実力を正当に評価する手立てでもあったりする。

輸入外国車をほとんど盲目的に高く評価する人々の多くは、基本的にインフラが整い歴史的にもクルマの走りを追求している豊かな走行環境下で必然的に好評価が得やすい条件で現地のクルマを絶対的に語っているに過ぎない。そこに日本車の経験を絡めて相対評価ができるように努力する者は稀だ。やればできるのに、やろうとしないで限られた事実だけを述べる。事情は理解しているが、それでは先方の思う壺だ。

これに戦後植えつけられてきた自虐史観のメンタリティが加わると、世界中で2500万台近くが買われている事実に見合わない不当に低い評価を自国のクルマに対して下すという、利他的な行為を無自覚にすることになる。ドイツをはじめとする欧州諸国のクルマの多くが魅力的であることは知っている。

しかし、世界各地で乗る日本車が環境に応じて思いの外良く走り、日本国内で固まっている評価とは全然異なる印象を得ることも少なくない。そのことを確認した上での話なら聞けるが、試すことなく日本のインフラや法整備の下での評価ですべてを語ることに違和感を覚えるのだ。

このところの日本車は海外で乗るとこんなに良かったっけ?これなら受けて不思議はないね……そう思える逸材が多いことに気づかされる。

久しぶりの雪景色のデトロイト・メトロポリタン空港辺り。クィックパーキングで受け取ったローグにも雪が降り積もり、一年ぶりの緊張感が何割増かで我が身を被った。まあいくらなんでもこの時間に対応してくれるホテルはないだろうとダウンタウンに向かう。

COBOセンターでプレスパスを受け取ればその後が楽。すでに明るくなった見慣れた建物に歩を進め、いつもの受付に行くと「9時からよ、もう少し待って」時計を見るとまだ20分ほどあった。羽田を発った時に一瞬10日に進んだが、それからはずっと時計は逆戻りのまま延々と9日が続き、20時間以上過ごしても時計はまだ8時間しか進んでいない。


そうそう拝借したローグにはGPSナビが未装備で、頼りは記憶と勘とiPhoneのグーグルマップだけ。宿の在り処探しには難儀したけれど、結局はQuik Parkingから1㎞足らずの空港周辺というオチ。COBOセンターはフォードのプレカンの定席COBOアリーナが2年間の改修(新築)期を経て完成。リバーサイドボールルームなどのデトロイト川寄りの建屋は一新されて随分明るくなっていた。


3時のチェックインまでまだまだ時間があったが、時差ぼけ睡魔が襲いホテルのパーキングで爆睡。その後のホテル滞在中のドタバタはFBで見てください。

NAIASのプレスデイ本番までまだまだ一波瀾ありそうだが、何故か今年は気力が萎えてこない。ようやく回って来たのかもしれません。
Posted at 2014/01/12 03:36:37 | コメント(1) | トラックバック(0) | 日記
2014年01月09日 イイね!

今年も本格始動はNAIASから

今年も本格始動はNAIASからまあ少し上げた気分で新年を迎えたわけでありますが、週明けのcarview新年会の帰路に銀座八丁目の店に顔を出したところから若干急転直下のジェットコースター。二晩続けて通うことになったのは凶運か吉兆か。人生は出会いに始まるというから、これも何かのご縁と少し骨を折ったけれど首尾は上々とはいかなかった。

そんなこんなで気がついたら渡航の日。これでデトロイトNAIASは連続15回目の参加。途切れなかったのは奇跡といえるかもしれない。困窮の極みを生きていると言っても信じてもらえないかもしれないが、嘘を言ったところでお上は"そんなのカンケーねぇ"だろう。ハラを決めて淡々と成すべき成せることを成すまでである。

僕の頭脳は自分でははっきりと認識できる並みギリギリで、取材といっても所詮蟻の目。基本ジャーナリストはバイリンガルでなければ成立せず、母語と国際語として認知されている英語か仏語を使いこなせなければ情報の源泉たる"人"とのコミュニケーションは成り立たない。ただ喋れれば良いかというそんなこともなくて、空っぽの頭に相手の言葉だけを詰め込めばそれは単なる洗脳にすぎず、何もできないより質が悪くなる。

ずっと定点観測していると、このボンクラ頭でも時代の変化を体感でき、自分なりの意見を持つこともできるようになる。相手のある情報の精度といことでは、言った通り聞いた通りのほうが「正しいが」、その意見自体の正否、正誤は別物だ。情報源が相手の利益のみを考えて喋るとは限らず、むしろその逆であることが一般的。世界のトレンドが「こうだ!!」と聞いても、そもそも皆が結託して進めていることが間違っている可能性だって否定できない。

だから、それぞれ自分の足と頭で調べ考えて、意見の相違を恐れずにぶつけ合う必要がある。皆と同じ意見であることに安心するメンタリティは、そもそもメディア/ジャーナリズムの敵だと考える必要がある。誰かの為にするのではなく、たとえばモノの送り手と受け手の間に入って判断するのがメディアの存在意義だろう。どっちかに肩入れして、強い者の味方を決め込むのは既存メディアが陥っている最大の過ちだろう。

10日の0時30分に羽田を発って、約8時間半のフライトで9日の16時35分にシアトル着。そこから(そこまでも含む?)の話は、Facebookに書き連ねたのですべてを転載しよう。

まずは、デルタのマイレージ7万マイルで今回の渡航をゲットしたと書いたら、大先輩の山口京一さんからそれは"異様にいい話"というコメントを頂いたので、それに応えて……

7万マイルでデトロイト往復にはもちろん裏があって、10日0時30分羽田発、9日16時35分シアトル着、同日23時20シアトル発、10日6時25分デトロイト着という時間旅行を楽しむ覚悟が必要だ。

帰路はLAXでレイオーバー。往路の2泊余計に加え、さらに1泊宿代が嵩むが、宿はhotwire調達のウン千円クラス。朝飯、wifi、parkingすべてコンプリメンタリィであり、DTWでもLAXでも試乗車を拝借しており、リポート化して糊口をえる算段ぐらい普通やるでしょ?

大名旅行は過去150回以上経験していて、その有り難み、快適さは百も承知している。それも悪くはないが、自力で全知全能を駆使しての旅は、分相応にして己れの実力を思い知るという点で清々しい。

日本の自動車ジャーナリズムには、自力で世界を相手に渡り合える実力あるタレントが少なくとも10人は必要だ。

大会社の庇護の下、顎足枕に情報=ギャラまで付けて貰って国際ジャーナリスト?やめてよ、そんな恥ずかしい物言い。

借金しながらでも自力で飛んでご覧。己れの小ささが分かるから。それを知ってからだよ御託が言えるのは。

40も過ぎて気が付けないロスジェネは放っておいて、20、30代の跳ねっ返りが出て来ないかね。若さは馬鹿さで無力だけれど、その気になれば何とでもなる洋々たる未来がある。

出て来いよ!餌付けされたポチ共を駆逐するオマエ!!メーカーも輸入販社も、扱い勝手の良さではなく、共創に耐え得る人材に投資すべきだ。

売れれば良い、儲かれば正しいだけでは、いずれ弾け飛ぶ。俺ら、これをやったよな、と言える、やってくれたよな、と言ってもらえる仕事をしようじゃないの。

SEAに着いて直ぐにデルタスカイラウンジに直行し、シャワーを浴びて炭酸水を飲んだら、思いがこみ上げて書いちゃった。

還暦2歳となり、厄が明けたロートルの話だ。笑って見過ごして頂戴(^ー^)ノ


次いで、本当はまず書こうと思った機内で観た『RUSH』の感想……

SEAに向かうDL580便の機内で『RUSH』を観た。ジェームス・ハントとニキ・ラウダ。僕がレースを始めた頃、何かと話題を集めたF1界のスーパースターの確執と、なぁ〜んか分かるよな、の友情。ロジカル&ラジカルなラウダの台頭と、英国らしい貴族の大金持ちヘスケス卿というパトロンを踏み台にのし上がったロックな悪のハント。

ニュルの事故はノルドシュライフェの存在を頭に刻み、その7年後に某タイヤメーカーの新ブランド立ち上げに関わり、日本メディア初のプレスツアーの地に選んだ。これがなかったら、日本のモータリゼーションは少し別のものになったはずである。

76年雨のFISCO日本グランプリ。当時24歳、フレッシュマンレース2年目の僕はグランドスタンド傍の泥濘に靴を濡らしながら、レースを見届けた。

土砂降りの雨の中、1セットしかないBSスペシャルレインタイヤを履いた星野一義がスタートから果敢に攻め、一時3位にジャンプアップするも、雨が収まり路面が乾き始めると替えのタイヤがなく、リタイア・・・というくだりは一切映画に描かれてはいないが、この76年F1シリーズ最終戦のドラマは克明に記憶に留まっている。

ラウダはスタート後一周だけでピットイン、自らリタイアを選ぶ。

夕焼けで西の空が紅く染まる中、ロータスのマリオ・アンドレッティが初優勝。ハントが3位をもぎ取り、1ポイント差でラウダを逆転。初のワールドチャンピオンの座を手に入れた。

ニュルの事故と 富士SWのF1。いずれも1976年の出来事・・・20代の淡く切ない記憶が重なる38年前かあ。


最後のこれはどうでもいいか。

デルタスカイラウンジといえばこれ。人参、セロリのスティックをディップに漬けて食す。たまにオリープやチーズでアクセントをつけて。たまらなく平凡てウマイ。



ただいま米国西海岸時間1月9日 22時12分!!

おっともうひとつ。渡航前に国外免許(鮫洲でそう言ったら、国際免許ねッ!と駄目だし食らった)の更新に行ったら、真新しい建屋に変わっていてビックリ。向こうに見える旧い試験場のほうが味あったなあ。


Posted at 2014/01/10 15:11:47 | コメント(2) | トラックバック(0) | 日記
2014年01月03日 イイね!

三が日は駆け足で・・・

三が日は駆け足で・・・出掛ける案もあったけれど、若干追われる身‥‥ということで、とりあえず日課(?)の恩田川ウォーキング。永ちゃんの"もうひとりの俺"の歌詞は大方頭に入った気がする。河原の遊歩道を上流に2㎞ほど行くと小田急線が走っている。そこでUターンして、下流の体育館先まで計8㎞ほどのロングコース80分で。

いろいろ考えることは多いけれど、まあやるしかないなら、やるしかない‥‥という精神でやるしかない。

3日続きのウォーキング・ハイ(俳)

おんだがわ かわせみとりと ろまんすかー 恩田川 翡翠撮りと ロマンスカー

木悦

小田急ロマンスカーを見ると何かツイている気がするし、小さなブームになっている翡翠(カワセミ)撮りのオジサンオバサンの被写体を見かけるとついiPhoneカメラでご相伴にあずかることに。綺麗な天然色を見るとやはりツイている感じする。

今年もなるべく歩くことにしようと思うが、できることなら歩く暇もないんだよねぇと言えるようになりたいね。



Posted at 2014/01/03 23:04:02 | コメント(4) | トラックバック(0) | 日記
2014年01月02日 イイね!

何だ、そういうことだったのか。

何だ、そういうことだったのか。腑に落ちた。どうあがいても、一向に浮上する気配すら感じられない。そんな思いで耐える日々。思い起こせば、20年前にも同じようなことがあった……そのことに気づかされたのは、家人にせっ突かれて訪れた秦野の出雲大社相模分祠で何気なく目に留まった看板を見て。

厄年? 実は昨年もこの分祠に詣でているのだが、件の看板は目に入らなかった。だから今回が初見という感想なのだが、そこに記された該当年齢の表(僕の昭和27年は今年は当然消えている)を目の当たりにしてしばし唸ってしまった。縁起を担ぐほうではないと思うが、経験的に厄年はあり得ると理解している。

男の大厄の際には初めて内蔵にメスを入れる外科手術を受けたし、ポストバブルの90年代前半はここ数年とよく似た困窮の時代を味わった。僕は、自分でも何故?と思うほど頑ななまでに持論を曲げることがない。時代に合わせて軽妙に立場を変えられる人を羨ましく思うこともあるが、たとえ彼が編集長であろうが大企業の役員であろうが、意見を曲げてまでお追従をする気にはなれない。

結果として不遇を得ることが分かっていても、なかなかあらためることができない。それが本ブログのタイトル『からだとクルマ』の枕に掲げられた”孤立を恐れず、孤高に陥らず”という、ふつうの人なら(そんなこと書かなきゃいいのに)と眉をひそめる思いの丈にも表れている、と思う。

可愛げのない性格だと我ながら思うが、簡単に変えられるようなら今の心境に至ることなどない。あまり好かれない”偉そうな”キャラだと我ながら思わないでもないが、間違ったことをしているという実感は本人にはまるでない。それが俺の個性だと客観的に認めるほかはないようだ。

なんだかちょっとオカルトめいた話だが、僕は神秘主義者でもなければ占い好きでもない。ただ、一晩寝ただけの年明けの朝になんだか清々しい気分を感じ、元日、二日と例の恩田川ウォーキングでポンポンと俳句(のようなもの)が浮かんだりした。根拠のない自信がムクムクと湧き上る感じがして、何か良いなあ…と思っていたところへ、この看板である。

都合のいいことはそのまま真に受けて、今年はいいぞ!!と思い込むことにしようと言い聞かせる今日この頃なのだった。

まあ拙い句ですが、FACEBOOKに書いた昨日と今日の木悦(bokuetsu=ぼくえつと読むまあ雅号です)の俳句をば!


元日
あるきぞめ こころはかるく おんだがわ         歩き初め 心は軽く 恩田川

二日
はつはるに みずそらあおく おんだがわ         初春に 水宙蒼く 恩田川

おそまつ!!!

Posted at 2014/01/02 23:55:34 | コメント(1) | トラックバック(0) | 日記
2014年01月01日 イイね!

新年明けましておめでとうございます

新年明けましておめでとうございます皆さん新年明けましておめでとうございます。

暖かくて穏やかな2014年始まりの一日でした。年初からフルにイベントが目白押しという状態に戻るには今暫くの時間が必要と思われますが、久しぶりに明るい気分で元旦を迎えることができました。根拠のない自信に満ちた軽い感覚。人は気持ちの持ちようで何とでもなるもの。都合よく解釈してその気になっている。

こういう時はやっぱ永ちゃんでしょう!と何となくyoutubeをパトロールすると、ありました今の気分にぴったりのナンバー。布袋寅泰のエレキ一本をバックにアコギで弾き語る永ちゃんの『もうひとりの俺』。歌詞を読み解くと、なんかさぁやる気出てくるんだよなあ。NHKの『SONGS』での一コマで、タイトルで検索するともっと長い番組のオンエア物もあるので、探してみてください。

ということで、新年の歩き初めにいつもの恩田川(写真)を8㎞ほどウォーキングしながら、聴き惚れ、声を上げて唄っちゃいました。カラオケは随分ご無沙汰していますが、次はこれだね。

一年の計は元旦にありといいます。いろいろありますが、とりあえず心機一転本来の明るく軽くかっこ良く路線に戻って楽しくやろうと思います。皆さんには色々厄介をかけますが、本年もよろしくお願いします。

Posted at 2014/01/01 22:04:20 | コメント(3) | トラックバック(0) | 日記
スペシャルブログ 自動車評論家&著名人の本音

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何シテル?   03/24 18:25
運転免許取得は1970年4月。レースデビューは1975年10月富士スピードウェイ。ジャーナリスト(フリーライター)専業は1978年9月から。クルマ歴は45年目、...
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