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伏木悦郎のブログ一覧

2009年01月12日 イイね!

プリウスとインサイト

プリウスとインサイト写真はインサイトのインテリア。








プリウスとインサイトの開発者に話を聞いた。

3代目プリウスのテーマは『展開性』。これまでトヨタのハイブリッドカーの先兵として期待を一身に背負ってやってきた。これからは横展(バリエーションを横に展開して広げる)だということで、プラットフォームを欧州戦略車のオーリス用(新MCプラットフォーム)に転換。

その第一弾が、今回のNAIASで同時にワールドプレミアされたレクサスHS250ということである。なるほどそういうことだったわけか……なのだった。

ハイブリッドシステムは、ともにTHS -Ⅱ。プリウスが1.8ℓでHS250が2.4ℓ。いずれもこれまで通りの上を向いて歩こう路線という感じもするけれど、プリウスの+300㏄はむしろ燃費向上策として採用された。高速走行を含む実用燃費を考えるとそうなる…と。

HS250も、これまでのレクサス流に反して、2.4ℓで250(=2.5ℓ相当)と控えめだ。従来のレクサスハイブリッドは概ねハイパフォーマンス狙いのパワーブースト系。FFで3ボックスセダンはデザイン的に辛いが走りのセットアップは要注目だろう。

インサイトは、プリウス/HS250とは完全にジャンル違いでクラスも異なる。メディアは単純にvs関係を仕込みたがるが、基本的に競合する接点は見出しにくい。

まず200万円以下という価格設定で縛り上げ、トータルパフォーマンス確保のために5ナンバー枠に自らを囲い込む。

開発当初に決まっていたのは、スタイリングと1.3ℓIMAを使うことだけ。5ナンバーでサイズと重量を規制し、VTECを3ステージから2ステージに改めてバルブ休止を採用しつつトップエンドの8PSを見切る。

CVTの6.7%ローギア化で俊敏性を確保し、タイヤはあえてFITと共通の汎用タイプを選ぶ。省燃費の特効薬(低燃費タイヤ)におんぶに抱っこしなかったところが、グローバルで20万台を売り切ろうという心意気の表れだ。

普通のクルマとして買ってもらい、エクスキューズしないというのが新型インサイトの基本スタンス。その意味で3代目プリウスと重なるところもあるが、アフォーダブルこそがインサイトの最大価値であるという。

その戦略性にびびったトヨタが、現行プリウスの装備を軽くして廉価版に仕立て上げ、インサイト対策を考えている……という噂は多分本当だろう。

あんまり書いてしまうと雑誌の売り上げに響くから、この辺にしておこう……って、もう十分過ぎるほど書いちゃったか。

↓これがなんとも寂しいクライスラーのブース。

Posted at 2009/01/14 02:44:24 | コメント(12) | トラックバック(1) | 日記
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