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伏木悦郎のブログ一覧

2011年03月17日 イイね!

時代の分水嶺

時代の分水嶺『私は"馬"に強い信頼を置いている。自動車は、一時的な現象に過ぎない』(ヴィルヘルムⅡ世)。

シュツットガルト・ウンタートゥルクハイムのダイムラーベンツ本社の高架道路を隔てた反対側、その向いにブンデスリーガのVfB1893シュツットガルトe.V.のクラブハウスがある立地に、新しいメルセデス・ベンツ博物館はある。

エントランスで解説用のレシーバー(日本語もある)を受け取り、チケットをかざして改札を越えるとエレベーターがあり、一気に8階へ。出て左に進んだところにいきなり馬の剥製(?)が置いてある。その足元に書いてあるのが上の1886年当時のドイツ皇帝の発言。もちろん、彼の思うようには時代は進みませんでした。

そこから始めるの? ぎょっとしながら進むとホールがあって、そこには今から125年前の発明カール・ベンツの3輪自動車とゴットリープ・ダイムラーの4輪自動車が仲良くターンテーブルに回り、その左際に単気筒4サイクルのエンジンが鎮座している。ここから自動車の歴史は始まった……と。

格調高く重厚に……さすが世界最古の歴史を有する量産自動車メーカーというべきか。ここからはじまる螺旋状の回廊展示は、さながら歴史のお勉強。僕は好きなので苦痛はない、というより大変楽しんだが、堅苦しいドイツ人気質と野暮(?)とも思える生真面目さが誰にでも好まれるかというとその保証はない。

その27年前に、アメリカ・ペンシルバニア州で、エドウィン・ドレークが世界初の油田を発掘していて、その来るべき時代の予感がドイツの若きエンジニア(発明家?)の心に火をつけたのかもしれません。とにかく、時代は石油を中心に回り始めました。

今回の東北関東大震災は、もしかしたら20世紀にポスト石油への期待から生まれた新エネルギー原子力の可能性を完全に消滅させてしまうかもしれません。その意味でも、画期的な出来事ということになりそうです。時代は、いったいどっちのほうへ進んで行くのでしょう。リアルタイムでその経緯を体験できる我々は、もしかしたら歴史の証人になれるのかもしれません。

少し頭を切り換えれば、ポジティブになれる。さあ、これからは若い世代の皆さんの時代です。希望はあると思います。

考える。

かならずできる。

GODTAKへ。この感じで一本本編に書きたいな。
Posted at 2011/03/18 00:44:35 | コメント(4) | トラックバック(0) | 日記
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