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伏木悦郎のブログ一覧

2011年04月29日 イイね!

たった4年の様変わり

2007年から3回連続足掛け4年。上海国際オートショーの定点観測で何よりも印象に残っているのは、上海国際展覧中心(コンベンションセンター)に至る表通りたる龍陽路(ロンヤンルー:簡易体は写真の通り)と正面ゲート前の芳旬路(ファンディアンルー:同)の激変ぶり。




4年前はご覧のように↓ロンヤンとファンディアンの交差点は平面交差で横断歩道を歩いた。周囲の景観も、どこか鄙びた発展途上を感じさせるムードが濃厚に漂っていた。



前回2009年は、翌年の上海万博に間に合わせるべく、空港からもアクセスできる高架の高速道路の建設が急ピッチで行われていた。これで本当に間に合うの?2年前の眺めはちょっと心配になる突貫工事ぶりだった。



それがどうなったか?プレスデイの前日、やはり出来上がったばかりのコンベンションセンターに隣接するカリーホテルで行われたGMのレセプションに出席した後、プレスカードを受け取りに行くついでにあの交差点の出来上がり具合を見に行った。思わず息を飲んだね。

もうね、前回のトンテンカンの雑然とした雰囲気などどこにもなく、もう何年も前からこうやって近代的な道路システムでやってきたのウチは……みたいな、板についた感じで周囲の景観を含めちゃんとしている。たった4年でこれか。この国の勢いは、まさにここに表れていると思った。



コンベンションセンターを背に、浦東の高層ビルやタワーが聳える黄浦江東岸に向かう左にリニアモーターカーと地下鉄の龍陽路駅のある景観の変貌ぶりは、白黒の銀鉛フィルムと最新のデジタルカメラのカラー写真ほどの落差を覚えるものがあった。



高級ホテルとショー会場を往復しているだけでは絶対に実感できない現実がそこにある。裏道に入るとモータリゼーションはまだまだ先という暮らしぶりがひっそり埋もれていたりもする。それも含めて現在の中国という国が持つダイナミズムということなのだろう。まだ、僕は中国の欠片(かけら)しか知らない。先があるから面白いのだ。




Posted at 2011/04/30 01:16:21 | コメント(2) | トラックバック(0) | 日記
2011年04月29日 イイね!

マーチを酷評した人たちへ

マーチを酷評した人たちへ第14回上海国際オートショーに出展した日本勢でもっとも積極姿勢を示したのが日産。昨年12月の広州ショー(サニーをワールドプレミア)に続いて、今回はBセグメントの国際戦略車TIIDA(ティーダ)を世界初公開。何かと話題のC.ゴーンCEOが登壇し、最大の成長市場でのトップセールスに余念がないところを見せていた。

もっとも、ワールドカーのティーダではあるけれど、日本市場への導入は今のところ未定とか。国内市場において積極的な販売推進を目指すLEAFとの兼ね合いもあるとかで、日産のグローバル化を象徴する存在がまたひとつ…という感もなくはない。

そんな中、日産ブースステージの右側に控えめだが強い輝きを放つ一台を発見!Conpact Sport conceptと銘打ったそれは、それはそれは魅力的なルックスで仕立てられたマーチのデリバティブ(派生系)。いまカタログモデルにラインアップされていたとしても何の違和感もない"完成度"だが、もちろんこれは特別仕立ての一品モノ。なんてったって現時点ではこの世に存在しない3ドアハッチバックである。

製作は、北京にある日産のデザイン部門が行った。現地にはVP(副社長)とCD(チーフデザイナー)級の日本人がそれぞれ一人ずついるが、あとはすべて中国人スタッフで占められているという。ということは、ほぼ中国オリジナル(?)。

ワンオフモデルなので、随所にFRPが使用されていて即量産化は難しいようだが、デザイン的には十分現実的。中村史郎CCO(チーフクリエイティブオフィサー)も「応援してください」マーケットの反応次第では市販に踏み切る可能性ありという含みのある発言をしていた。

数多くのワールドプレミアが登場したAUTO CHINA SHANGHAI♯14だが、僕の"star of the show"は、断然これ。ボンネットが開けられることはなかったが、3気筒のままでかまわないから、かつてのスーパーターボで試みられたツインチャージ(turbo+super charger)に考えられるecoデバイスや軽量化技術を合わせて、狂った速さと驚きの燃費の両立を図ってもらいたいもの。

この中国オリジナルデザインを忠実に再現して、コスト的な圧縮が見込める中国のラインで生産し、破格のプライスで日本市場に送り込んだらどう? 可能性は皆さんの腹積もり次第。反響をお寄せいただければ、CEOへの直談判を含めフィードバックさせていただきます。マジです。

追伸:このコンセプト、厚木のNTCのデザイン部門も埒外だったとかで、現場に居合わせたスタッフも初めて見るのだとか。面白くなってきましたね。
Posted at 2011/04/29 12:05:06 | コメント(8) | トラックバック(0) | 日記
スペシャルブログ 自動車評論家&著名人の本音

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「撤収!! http://cvw.jp/b/286692/42651196/
何シテル?   03/24 18:25
運転免許取得は1970年4月。レースデビューは1975年10月富士スピードウェイ。ジャーナリスト(フリーライター)専業は1978年9月から。クルマ歴は45年目、...
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