左ウィングの11番が右足でクロスを入れる。センターフォワードの15番が胸でトラップ、ボールを足元にきっちり運び左足(ん?右足?)を振り抜いて、ゴール。見たよなぁ、あのシーン。メキシコ五輪のTV中継は生だったか。詳しく覚えてはいないが、かじりついて快挙を目に焼き付けたことは間違いない。
当時は高校2年生。神奈川県川崎市の県立高校で泥まみれでボールを蹴ることに夢中になっていた。チームは無名で全然強くなかったし、僕もなかなかレギュラーになれないヘッポコフォワードだった。
それは憧れましたって。杉山隆一のセンタリングに阿吽の呼吸で応える釜本邦茂。他にもスターはいたけれど、当時の中高生はこのコンビのどちらかに自分を重ねていたはずだ。俺はもうなりきりのカマモトで、背番号は当然15を真似た。後にレースに参戦するようになった時にも使ったな15番。
あの銅メダルが、どれだけ当時の中高生を動かしたか。まだアマチュアの道しか用意されていなかったけれど、ミュンヘンは俺たちだ!その気になった日本人は星の数だったはずである。影響を受けやすい俺は典型だった。完全なる身の程知らずだが、次の次モントリオールは……なんてね。
振り返れば全然才能なしだったと自己分析できるが、若さは馬鹿さじゃん?激しく練習した記憶が身体の片隅に残っている。3年になったトーナメントの県大会。
まあ俺にとっては最初で最後のチャンスだったのだが、まずは予備戦でうんと弱い某校に7-0で勝利。その気になって本戦進出に臨むと、いきなり第一シードの奥寺康彦擁する相工大付属(現湘南工科大学付属)という運のなさ。0-5で敗退。高校最後の夏はしょっぱかった。
なんだか年寄りの回想臭プンプンの展開でありますが、昨夜の対エジプト戦準々決勝はその気にさせたなあ。もはや未来に燃える若さは失せたが、44年前の気分というか感覚が蘇ったのは本当だ。
サッカーの場合、オリンピックよりもワールドカップのほうが遥かに格が上で価値がある。後に知って興味が薄れた期間が長かったけれど、あの闘い振りを見せてもらうとやっばり自分が勝ったような嬉しさがある。ナショナリズムとは違うね、この感覚は。完全に俺が勝った感じ?
浮かれている場合じゃなくて、背筋の凍る境遇からのグレートエスケープを急ぐ必要はあるが、エネルギーチャージは要るね。オールドトラッフォードといえば、1960年代の絶対的マイアイドル、カマモト以上に憧れ真似たジョージ・ベストのマンチェスター・ユナイテッドの本拠地。
映像で見るのは、金子勝彦さんの三菱ダイヤモンドサッカー以来? まあプレミアシップの映像を時折見るので、初めてではないと思うが、まじまじと全景を眺め、日本代表の躍動する場として印象に残るのは今回が最初だろう。
さっ、あの勢いを頂いて、今やるべきことをこなさないといけないね。きりかえきりかえ!!
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Posted at 2012/08/05 09:20:08 | |
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