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伏木悦郎のブログ一覧

2009年01月20日 イイね!

CHANGE(の始まり)

第44代アメリカ合衆国大統領バラク.フセイン.オバマの就任式のTV中継を観た。

人口約60万人のワシントンDCに、全米から200万人が押し寄せたという歴史的瞬間は、TVという奥行きが伝わりにくいメディアではやや平板に感じられた。

歴史に残るような名文句が聞けると期待した演説も、とても慎重に練られていて、伝説となるような要素には欠けていたように思う。

しかし、新大統領の表情を見ていて、なんとなく確信したのは『彼は本気だ』ということ。

時代の変化を語り、その対応に立ち向かおうと檄を飛ばすニューリーダーの手腕が形を成すのは、案外早いかもしれない。

演説の中にあった石油に頼らない、ニューエネルギーで走る移動手段の下りは、GM、クライスラーがEV開発着手のアピールに躍起になっていたデトロイトの光景とバッチリ重なった。

2009NAIASに対する感想はいろいろあるだろう。個別の話は、遅まきながらでも追々書こうと思うが、はっきり言えるのは時代は変わるということである。春先までに何が起こっても驚かない。

CHANGE! YES WE CAN!! オバマ新大統領は、すっかり有名になった二つの言葉を一度も演説には挟まなかった(訂正:changeは2回だけ登場しました『For the world has changed, and we must change with it.』)。それは言葉ではなく、行動で示すということなのだろう。

ピンチはチャンスとクールに考えることが求められる。面白くなってきました。
Posted at 2009/01/21 06:06:15 | コメント(4) | トラックバック(0) | 日記
2009年01月19日 イイね!

TIME DIFFERENCE(時差の記憶)

時差との闘い。普通に暮らしていると、まず直面することはないと思うが、海外に出掛けて締め切りに追われることがある境遇では、現実問題として異なる時間を生きていることを実感するのもしばしばだ。

米国中部諸州時間が適応されるミシガン州のデトロイトと日本標準時との時差は14時間。日本が先に時を刻んでいる。

昼と夜がほぼ逆転。朝が夜で夜が朝という関係ですが、一日の進行が早い……ということは、締め切りも現地で生きている実感る先を行く。

焦りますよ、これは。どちらがじゃなくて、どっちも。送るほうも受けるほうもね。ブロードバンドのインターネットやデジタルカメラが普及していなかったほんの数年前までとはまるで違う世界を、我々は生きている。

原稿をPCでタイピングして、LANでパピューンと送信。ダイアルアップのアナログ回線でピィ~、ガァ~という今や懐かしい接続トーンを聞いて、WEBに繋がるつながらないで一喜一憂していた数年前とは別世界。

銀塩カメラの頃は、フィルムを持ち帰って現像しなければならなかったので、締め切り一週間以内の海外取材を速報するなんてあり得なかった。

デジタルの今は、オンラインでデータを送ればちゃんとページが作れちゃう。しかし、日出(いずる)国の時間は14時間も先を行く。20日が発売日なのに、プレスデイは11、12日。シビレるねぇ。今手元に書いた記事の載った号がある。

Posted at 2009/01/21 06:04:18 | コメント(2) | トラックバック(0) | 日記
2009年01月16日 イイね!

Z-ness

Z-nessフェアレディZに対する期待は大きい。

69年初代S30のデビューの翌年に免許を取得し、ほぼリアルタイムでその成長と共に生きてきた。

当初から永遠に近い高嶺の花で、今に至るまで一度も所有するにいたっていない。もともとアメリカのマーケットを当てにした企画であり、大多数の日本人にはなかなか余裕を持って接することができなかったジャンルだが、歴代の中でも初代は強い郷愁とともに憧れを抱かせる。

あの贅肉をそぎ落としたスリークなロングノーズ/ショートデッキのファストバックスタイルは、現代の価値判断に照らせば十分ライトウェイトスポーツの範疇に入る。

音楽や映画などの芸術面でも、1970年頃がもっとも充実していたという意見がある。人とモノやコトとの距離感が適切で、物質面と精神面の豊かさのバランスが取れていたからだという説明は、当時を生きた者なら実感として納得できる。

モノや情報は今のように溢れかえってはいなかったけれど、それで不満だったという記憶がない。身体がちょうど対応出来る適量だったからだろうか。

S130、Z32、Z32とオリジナルを受け継いだZは、とびきり豊かな米国社会に適合する過程で、何か違和感を覚える存在へと進化して行った。Z33の軌道修正はリセットという意味で有効だったと思う。

Z33を受けてのZ34は、使えるリソースを精一杯磨き込んで理想に迫ろうとしているが、ベンチマークとしての仮想敵の設定なしに自らの存在を表明する術を持ち得ないない。

パワフルで、素晴らしく速い史上最強/最速のZであることは間違いないが、すっと乗って魂が揺さぶられるようなオリジナルの格好良さを問いつめる自分自身が希薄だ。アイドリングでクラッチを繋いでゆるゆると動かす。いつものルーティーンに従って走らせてまず感じたのが『薄い』という感覚だ。

スロットルを大きく開け、旋回Gを高めに発生させるような局面では「なるほど……」走り込みを実感させるレベルに到達しているが、その領域は合法ゾーンの遥か彼方にある。19インチタイヤを履きこなせていない軽さと粗さは、今後の課題だろう。

結果として18インチタイヤと7速ATに見られる走りのまとまりの良さが、Z34が置かれている現実の難しさを物語っているということになると思うが、スピードに依存した幻想的な高性能に囚われる行き方から早く脱却しないと、次が見えてこない。ポルシェがいないと自らの存在感を語れないなんて、悔しいではないか。

スポーツカーこそ、足元を見つめて、本質をきちっと語る必要があると思う。

非難ではなくて、批評の精神に基づく意見です。
Posted at 2009/01/17 04:09:15 | コメント(9) | トラックバック(0) | 日記
2009年01月15日 イイね!

ブーン・ルミナス(パッソ・セッテ)

ブーン・ルミナス(パッソ・セッテ)シアトル・タコマ空港から成田までのフライトは10時間と1分の予定とされた。当然エコノミーではあるが、予めポールポジションを押さえてあったのでストレスは最小限で済んだ。

定刻より10分早い16時30分NRT着。そこから幕張で行なわれているダイハツとトヨタのコラボ・ミニ7シーターの試乗会場に向かう。この日しかなかったので、居残りをお願いしておいたのだ。


待たせて恐縮したが、パッソ/ブーンベースの1.5ℓミニ7シーターは、軽自動車からの乗り換え需要をきっちり押さえた『これ以上何が必要か?』的実需対応バッチリ車。

とても良く出来ているけれど、女性の価値観を見切った仕上がりはデザインの良い高機能炊飯器の趣。もっとスカしたクルマを創らないと、心が冷えていまいそう。

赤塚不二夫じゃないけれど、『もっと真面目にふざけろ!!』と言いたい気分に包まれた。デトロイトの毒気に当たった結果ではありません。
Posted at 2009/01/17 03:13:04 | コメント(1) | トラックバック(1) | 日記
2009年01月14日 イイね!

via SEATLE

via SEATLEDTW(デトロイトメトロポリタン空港)発は9時36分。映像は離陸前のデアイシング。今回もアップグレード成立。PC上で1Aを確保する。シアトルまでの5時間はとても快適に過ごせた。

乗り合わせたCA(男性)は独学で日本語を学んでいるということで、思わぬところで日本語を聞くことができた。世の中は広い。








Posted at 2009/01/17 02:35:06 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記
スペシャルブログ 自動車評論家&著名人の本音

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何シテル?   03/24 18:25
運転免許取得は1970年4月。レースデビューは1975年10月富士スピードウェイ。ジャーナリスト(フリーライター)専業は1978年9月から。クルマ歴は45年目、...
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