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伏木悦郎のブログ一覧

2009年09月30日 イイね!

天唾ではありますが……

天唾ではありますが……写真は、ポルシェ・パナメーラよりこっちかな……と、ちょいとのめり込んでいるアストンマーティン・ラピッド。フェラーリ・458イタリア、ランボルギーニ・レヴェントンロードスター、アウディ・R8ロードスター、ポルシェ911GT3RS、MINIクーペ/ロードスター……ECOだけじゃない明るい能天気さ加減に、ヨーロッパのもうひとつの側面が感じられて、なんかいいなぁ…と思った。


2009IAA フランクフルトショーは、なぁ~んとなく日米欧亜それぞれでブロック化する印象を深めている自動車のグローバルな現状を浮き彫りにしてはいましたが、ドイツ民族系各社のはったりというか、やっぱりオイラが一番という自尊心を感じさせる立ち居振る舞いには感心させられた。

前回は、降って湧いたようなCO2削減案(欧州委員会=欧州連合EUの政策執行機関=が、自動車メーカー各社に対し、12年までに新車のCO2平均排出量を130g/㎞に抑える。さらに自動車本体以外の業界にタイヤの改善、バイオ燃料促進、エアコンの効率改善などで10gの削減を行い、トータル120g/㎞を達成する)に、パニックを起こしたように『こりゃもうハイブリッドしかない!』ドイツを中心とする欧州全社は一斉かつ闇雲とも言えるハイブリッドコンセプト乱立状況を生み出した。

ほんの1年前まで『我々にはディーゼルがある』とトヨタ・ホンダが先行するハイブリッドを小馬鹿にしていた各社の掌返しに呆れたのは僕だけではないだろう。、そのドイツ各社の変節をドイツの逆襲と持ち上げたのは誰?皆さんご存じの通りである。

自虐史観や過度の欧米崇拝の立場を採ることで自らのみを優位に置こうとする。相手にとってこんな楽な存在もないと思うが、こういう既得権益に執着しようとする拝金の徒は、政権交代を潮にご退場願うことにしよう。利他的な情報を入れるばかりで、批評の精神に基づいた情報発信を怠る。わが国の外交下手は国益よりも私益を優先する構造的な腐敗が根底にあり、メディアもそのシステムに組み込まれていることでチェック機能を果たしていないことに問題点が求められる、と思う。

今回のIAAは、昨年12月に欧州議会と議長国(08年下半期はフランス)との間で合意された妥協案の影響を色濃く受けたと思われる(詳しくはこちらを参照してみて下さい) 。

当初案の12年完全適用を大幅な暫定期間を設けながら15年に先送りし、12年以降未達成の場合罰金を課すという内容が、既存の内燃機関の燃費向上をまず優先し、EVを視野に入れつつ、ハイブリッド化にも着手し、その先にあるプラグインハイブリッドに至るというロードマップを描かせた。

メルセデスベンツのビジョンS500プラグインハイブリッド、BMWのビジョン・エフィシェント・ダイナミスク、VWのL1などの量産までには少なくともあと4、5年は掛かりそうなコンセプトを、申し合わせたように出展したのは、そういう背景にもよるのだろう。各社各様の技術展開で個性を主張してきたあたり、かつての人真似を嫌うドイツが戻ってきた感じがして、それはそれでいいなと思ったけれど。

日本代表という立場を背負うことになったトヨタは、フルハイブリッドという言葉遣いでドイツ勢に明確なアドバンテージを持っていることを主張しようとしていたが、その強調しようとした姿勢が逆にドイツ勢が作り上げた雰囲気からは浮いて見える結果を産んでいた。

アピールやメッセージ伝達力に対するケアがまったくなく、欧州市場を視野に入れたトヨタブランドのオーリスハイブリッドとレクサスブランドのLF-Chというインパクトのありそうなコンセプトのワールドプレミアなのに、トヨタ本社からの臨席は内山田竹志副社長のみ。

初代プリウスのチーフエンジニアでもあるので、人選的には間違ってはいないが、ここは新社長の国際デビューの場にして、プレゼンスを明らかにするべきだっただろう。

年初のデトロイトでもそうだったが、7~8割も外国で利益を上げていたという現実を反映しない外交音痴ぶりは、いかがなものか? 現場に足を運んだ身としては本当に切なくも情けなく感じられた。

そんな中で、マツダが今回出展したスーパーライト・バージョンは、今回のトレンドからは外れた感じもするが、軽量化というICE(内燃機関)でもまだまだやるべきことがあるということを言外に語る存在として面白い。詳しくはdriver誌のリポートでよろしく。↓まだ続きがあります。


ちょっと長く引っ張りすぎましたが、ここで表題の件。

IAAフランクフルトショーと同年開催が恒例のTMS東京ショー。今回は、海外勢がロータスとアルピナだけという、完全なる国際とは名ばかりのドメスティックショーになっちゃいました。

そうなったのは、まあ世界的な趨勢ということになるのでしょう。残念なことではありますが、ある意味で記憶に残る歴史的なショーになることは間違いありません。

所属するAJAJ(日本自動車ジャーナリスト協会)が、日本自動車工業会に働きかけて会員有志によるガイドツアーを企画している。皆さんすでにご存じの通りかと思いますが、今日9月30日がその申し込みの締め切りです。

簡単なイベントではないのは明らかなのに、こちら側の緊張感のなさには驚くばかり。参加して下さるお客さんよりも、やりたいと言い出したジャーナリストの都合が先に立つ。無自覚な上から目線は大丈夫? 言い出しっぺが全日参加しないという了見もよく分からんし。やるなら足並み揃えて一丸になってやらなきゃ…と思うのは俺だけかね? 応募状況がまったく分らないのもいかがなものだろう。雑踏のライブ空間で人をアテンドする困難をどれだけ理解しているのかな。これで、やってあげているんだから……的な業界感覚で臨んだらエライこっちゃ。

成り行きで全日全行程スタンバイということになっちゃっておるわけですが、最悪でも僕はずっといるので、都合の良い日があったらぜひ当日当地でお会いしましょう。お役に立てるかどうか分かりませんが、お互いお勉強ということで……。まだ応募期限までには10時間ほどあるので、気合を入れてスケジュールを組んでみて下さい。
Posted at 2009/09/30 13:35:18 | コメント(1) | トラックバック(0) | 日記
2009年09月29日 イイね!

「ただいま!!」

「ただいま!!」やっと戻って来れました。

フランクフルトから帰って、広島に行って、X誌とD誌の約20ページを書いて、途中多少のイベントもあって、もう月末であります。今日は河口湖までランクル・プラドの試乗会。何か、やっとシャバに戻ってきた感じでした。えぇ~っと、18日から今日までの22日を抜いた日に何があったか? 明日30日を締め切りということにして、ざっと振り返りますので勘弁。

ランクルプラドは欧州、中東、東アジア、豪州など世界中に確固たる需要があって(直近2年では約15~16万台/年の実績)、ヘビーデューティ4WDの信頼のブランドとして高い評価を受けている。

国内では、その実力を発揮する使用条件は少なく、オフロード4WDのイメージを好む人がメインユーザーになっている。ECOに対するネガティブな側面が際立ちやすいが、『それを求めるユーザーがいる限り、供給する』というのが開発陣の基本姿勢だ。国内需要は、全生産量の5%にも満たないらしい。

今回も富士ヶ嶺のオフロードコースでKDSSやクロールコントロールを堪能しましたが、5㎞/h未満でμの低い急な下り勾配を安心して下れるあの感覚は、300㎞/hでサーキットをぶっ飛ばすのとは対極だけど、似たような操る歓びを感じることができます。

テクノロジーの凄さをまざまざと感じられる瞬間。それを味わうことができる場所は?……という問いが最も辛いが、多様性は生物だけでなく、あらゆる存在にとって好ましい条件。クルマも例外ではないだろう。こんな所走れるのか?というガレ場をグングン進む頼もしさ。その魅力を如何に伝えるか……メディアが成すべきことはまだまだ多い。

フランクフルトリポートは僕なりの視点で書いたつもりなので、10月5日発売のdriver誌を是非ご覧ください。誌面との兼ね合いもあって、なかなかここでは書けませんでした。その点はごめんなさい。



Posted at 2009/09/29 23:50:27 | コメント(4) | トラックバック(0) | 日記
2009年09月24日 イイね!

パスできない重要イベント

パスできない重要イベント時差ぼけなのか、長距離移動(広島自走byロードスターRHT)の肉体疲労ゆえか、もーろーとなりながら昨夜遅くにX誌の発注を脱稿。朝から全然エンジン掛からずの状態ではあったけれど、今日は確か厚木のNTCでTMS出展車の取材会だった。出席の返事をしていたかどうか怪しかったが、どうやらOK。


くたびれた頭と体にせっかくのアイテムも身に入らず。それはそうと、3月のジュネーブ以来の顔合わせとなるA氏とO氏に挟まれたF氏(オレ)の3ショット。バックのクルマはあの時のessenceではなくて、フ○ガ。この濃い面子に隠れた画なら、エムバーゴに抵触しない(でしょ?)。さて、この中で最年長は誰でしょう?

今日まで借りていた深紅のロードスターRHTに奥方を乗せて子安に返却しながら、京急で新橋。しばし銀ブラをした後、久しぶりの数寄屋橋通りの寿司幸本店。今日は彼女の○○歳の誕生日。一度行ってみたいという念願を叶えておけばまあ家内安全かなということで、大奮発。

4代目衛さんの好意もあって、飲んで、食べて食べて食べて食べて、最後にバースデイちらし寿司にロウソクのハピバースデイ♪で締め。老舗の寿司屋さんで、こう来るとはね!帰りはやはり家内のかねてからの念願の都心からタクシーで帰宅という荒技で一日を終えた。ただでさえ冷え冷えの懐はすっからかんの先の大マイナスになっちゃったけど、これでしばらくは持つかな?甘いか。
Posted at 2009/09/30 17:00:50 | コメント(2) | トラックバック(0) | 日記
2009年09月22日 イイね!

ぐったりしている

ぐったりしている18日夕刻に成田着。そのまま前日フランクフルトに急遽連絡が入ったD誌編集部に立ち寄った。翌日からマツダ三次プルービンググラウンドで行なわれる20周年記念イベントに自走して出掛ける予定ではいたが、この段になって取材の依頼ときたもんだ。若い編集者は二人連れで空路行くとか。お~お~何の取材に行くのかな?

というわけで、今僕は身体の芯からぐったり疲れているわけです。詳細は怒濤の締め切りを凌いでから遡って書きまする。いまは、フランクフルトから切れ間なく広島までシルバーウィークとやらの阿呆らしい民族大移動に付き合わされて1600㎞ほどロードスターRHTで走り倒して、脱け殻のようになっている。

それどころではない状態に身を置いているのだが、どうにもならん。痺れるなぁ。

Posted at 2009/09/22 22:57:50 | コメント(8) | トラックバック(0) | 日記
2009年09月21日 イイね!

お前らいい加減にせぇよぉ

お前らいい加減にせぇよぉいやもう心の底からそう叫びたくなりましたよ。昨日、三次PG(プルービンググラウンド)を15時30分に退散し、一路帰宅と中国自動車道に乗り入れた。けっこう順調かと思われたが、宝塚IC手前じ17㎞渋滞の表示。いろいろ考えながら、大阪の友人と連絡を取り合い情報を得ながら進路を決めたが、さすがに大阪近郊は手ごわかった。

結局、宝塚の友人宅に辿り着いたのは21時。伊勢海老でダシをとったラーメンで軽く食事を取って、宿のチェックイン。シルバーウィークの大阪周辺はどこも満室で、結果的にちょっと怪しげな宿にもぐり込むことになってしまった。

翌日、昼でもということになって、心斎橋界隈に繰り出すことにした。連れて行ってもらったのは一鶴という鶏肉のモモ肉が旨い店。元々は四国香川の丸亀が本店で、かつてそっちに暮らしていてた友人がなじみで、旨いからということで行くことにしたわけです。噛み応えのある親鳥と柔らかい雛鳥のチョイスがあるということだが、年々歯に自信が持てなくなった我々が選んだのは当然雛鳥ですな。味はなるほどね……結構なものでした。

何だかんだでやっぱり帰路に付いたのが15時半。ここからが長かった。結局帰宅は25時だもん。何度も何度も5㎞、10㎞の渋滞があって、最後の最後が大和トンネル。どの渋滞も、その先頭部には何の障害もなく、長い上り坂やトンネルの入り口でアクセルを踏まなかったり、不用意に減速させて後続を詰まらせたのが原因だった。

山北のS字の難所では、ずっと下っているのにそこを頭に渋滞が発生していた。しかも流れている区間でも、延々追い越し車線を塞ぐノンビリしたクルマの列が連なっている。見ると走行車線はガァ~ラガラ。つい数日前までアウトバーンを走っていた身には、もう狂っているとしか思えない。

これはもう、千円高速や無料化の是非のはるか手前の、問題の根の深さに改めて気が滅入るような経験だった。約1600㎞の広島往復が延べ26時間。ご苦労さんということなのだろうが、これが連休でも普通にせめてアベレージ80㎞/h以上で走れないことには、日本の高速道路に未来などないと思う。

今回三次に馳せ参じてきたプレスのほとんどは空路や鉄路でやってきた、あんた何の編集部という人々。一人僕と○○氏との確執を知らずに果敢に原稿依頼をしてきたBC誌の若手のU君が、「昨夜23時に編集部を出たんですが、三次に着いたのは13時でした。大阪周辺に4時間は滞在していましたね(笑)」切なく笑いながら言っただけ。彼は帰りはどうしたのだろう?大変だけど、普通みんな大変な思いをしてクルマに乗っている。それを高見の見物で、したり顔に物言う者の話を、人は聞くであろうか。

雑誌メディアの危機的状況は、かつて成功したビジネスモデルにしがみついて、状況を変えられないところにある、と思う。時代の変化に対応して、自らが変わらないとサバイバルは難しい。皆で渡れば怖くない……というのであれば、それはそれでいいんですけどね。

Posted at 2009/10/01 00:40:42 | コメント(6) | トラックバック(0) | 日記
スペシャルブログ 自動車評論家&著名人の本音

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運転免許取得は1970年4月。レースデビューは1975年10月富士スピードウェイ。ジャーナリスト(フリーライター)専業は1978年9月から。クルマ歴は45年目、...
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