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伏木悦郎のブログ一覧

2009年09月20日 イイね!

1600台をぼぉ~っと眺めていた一日

1600台をぼぉ~っと眺めていた一日結局昨夜(本日未明)は、2時に予約してあった山陽自動車道西条IC近くの宿にたどり着いた。途中、豊田JCT付近での渋滞に徹夜を覚悟して、その宿にキャンセルの電話を入れた。豊田JCT以降は結構順調で、23時頃には大阪吹田付近に到達。これなら、26時にはチェックインできそうなので……と改めてキャンセルのキャンセル。


9時までにゲートインするようにというお触れだったので、寝る時間は4時間ほど。しかし、フランクフルトの復路便からロードスター乗り詰めと、ずっとエコノミー症候群寸前だったから、わずかな時間でも横になれるのは嬉しい。

三次までは下道で約1時間。信号が少ないカントリーロードは、ロードスターが好む環境だ。三次IC辺りに近づくと、なにやらロードスターの大群が。入り口に迷って、いつもの西門方面へとIC前の交差点を右折すると、来るわ来るわ、ロードスターの大行列である。

おもしろいことに、対向するクルマの主たちのほとんどが、挨拶代わりに手を振っている。自然と湧き出る共同体意識のようなものを感じて、やや門外漢でもある僕としては『祭を遠巻きにしてみる外野の気分』。あの無垢な雰囲気って、どうやって湧いて来るのだろうか。

西門まで行って、元広報のタモっちゃんに電話を入れると、「いつもの西門じゃなくて、正門だよ」。あの行列に並ぶの?こそばゆい感じを覚えながら、次々にやってくる手を振るロードスターに軽く会釈を続けた。

会場には平井敏彦初代主査、貴島孝雄前主査、山本修宏次期ロードスター主査をはじめ、フィリップ・スペンダー副社長、金井専務など多くのお歴々が。平井さんと貴島さんの人気はちょっとしたアイドル並みで、サインを求める行列がなかなか消えなかった。

僕はただそこにいただけだったけれど、それで十分用が足りたような気がした。次はかならずある。副社長に直接問い質して、確認できたし、専務も最後の締めの言葉で確約をした。『原点回帰』が合い言葉であることは、ここで明らかにしてもよいだろう。

次のロードスターが無事生れるまで、何らかの形で積極的に関われたらいいな…と思います。
Posted at 2009/09/30 23:59:48 | コメント(3) | トラックバック(0) | 日記
2009年09月19日 イイね!

シルバーウィークめぇ!!

シルバーウィークめぇ!!もう嫌んなっちゃうほど20世紀的なんだけど、そばに寄って見た時のオーラは何ものにも代えがたいものがある。ランボルギーニ・レヴェントン・ロードスター。最新ジェットファイターにインスパイアされたという冗談のような本気ぶりにはゾクゾクするものを感じた。1億2千万円?全世界で20台ですか。いいですよ、そのくらいの数なら、地球だってなんとか養える。いや、楽勝でしょう。うんと成功したら、俺だって……。そういう存在はあってくれたほうが嬉しいもんね。


この頃めっきり疲れが取れ難くなって、朝起きてもなかなか体が起動状態に入らない。昨夜は何だかんだで21時過ぎの帰宅になっちゃったし。できれば昼前には出発したいかな……思っていたけど、やっと家の扉を開ける気になったのは15時。

洗車して、5日のメディア対抗4耐の敗因となったsoftbankの携帯用イヤホンマイクの交換がてら、ドンキによって今宵の飲み物を調達しつつ、横浜町田ICに乗り込んだのがその40分後。途中駒門PAで富士の湧水を調達してなんて暢気に構えていたら、何やら交通量が普通じゃない。ところどころ数㎞のオーダーで渋滞が発生してて、その先豊田JCT付近では40㎞!!!だという。

折から接近している台風の影響で、由比あたりの海岸沿いを行く辺りでは高波注意の表示が。この辺りも小規模な渋滞。ここを通過する頃にはすでに日が暮れていた。不幸中の幸いは、通過した30分後に高波影響で富士から清水までの区間が通行止めになったとか。いや静岡県内の交通の停滞ぶりはまったく計算外。豊田JCTまでで6時間だもの。まだ全行程の半分も来ていないのに。

侮り難しシルバーウィーク。それにしても、日本のリーディングカンパニーは少し考えた方が良いね。豊田JCT付近は、以前から渋滞の名所だったけれど、伊勢湾岸道路で伊勢自動車道、新名神へと迂回路ができてからはちょっとおかしなことになっている。

長い上り坂区間が速度低下を招き、結果的に後方は完全に止まってしまう典型的な『サグ』であるようだが、これだけクルマの性能が上がってきていながら、肝心のドライバーの”性能”が下がっている。とにかくアクセルを踏まない、踏めない。安全第一も結構だが、渋滞してでも着実に進めればいいという思考停止状態を放置していては、ECOもへったくれもない。

基本は交通集中であることは間違いないが、ここまで深刻な渋滞を生んでいる原因の多くは運転者の未熟と、結果的にそれを放置することになっている技術の進歩であるようだ。クルマの性能が高いゆえに、それに依存しきった運転者のスキルが磨かれていない。

空いていても混んでいても同じようにノンビリ走る???者が後を絶たない。有料利用者であるという点で、妙な平等意識が生れているようで、追い越し車線がビッシリで、走行車線が向こう数百mに渡ってガラガラという状況も一度や二度ではない。

高速無料化に反対する向きは、一度こういう状況を自ら確認した上で、意見を吐くと良い。そもそも料金を徴収するという都合から作られたインターチェンジ(というか料金所)のあり方が道路の機能から考えるとおかしいと見るべきで、一般国道、公道と有機的に結びついた統合システムとしての道路とは何かを考える必要がある。

何度も欧米に出掛けて、それを実感体感しているはずなのに、なぜ日本のその意味での特殊状況を改善しようと考えないのか。週末祝日にしか動けない大半のサラリーマンとは異なる行動形態が可能で、経済的にも余裕があるという既得権益者そのもののセンスで、オピニオンらしきものを撒き散らすことの異様さにそろそろ気づかないと。

道路の状況を変えようとせずに、ハードとしてのクルマばかりを語る。そのことが、また渋滞を生み出しているパラドクスを理解できない者に明るいクルマの未来など描きようもないはずだ。

これまでの行き掛かりを変更不能なものと考え、目先の事象ばかりに目を向けて小手先の解決策でなんとかなると楽観する。駄目だそんなの。いままで通りでは、時代の変化に対応できない。本質を見つめ直して、再構築の覚悟で臨まないと、日本特殊論がまたまた噴出しそうだ。変えない方がおいしい既得権益者は変えたがらないが、そのまま放っておくと必ず事態は悪化する。

EVに懐疑的になるよりも、なぜそれが必要とされるようになったかを考えるべきだ。1990年代初頭のクリントン政権の頃、アル・ゴア副大統領を中心に推進された情報ハイウェイが、現在のインターネット社会へと一気に様変わりさせた。現在のオバマ政権は、その時と同じような発想で化石燃料に過度に依存せず、効率を追求し尽くしたエネルギー・インターネットの構築を急いでいる。

かつてのアメリカンV8に象徴されるアメリカ車らしさに郷愁を覚えるオールド世代は、甘美なノスタルジーへの逆行を夢見るが、あの時代はもう絶対に戻ってこない。何のためにGMとクライスラーを潰したのか。先に進む強い意志の表れとみるのが自然だろう。

直面している気候変動という環境問題の側面と、資源の偏在が根底にあるエネルギー安全保障。この2点において、目下の変化はもたらされている。単純なECOという発想だけで現在の自動車が直面している状況を見るのはナンセンスの極みだろう。裏には当然ビジネスがあり、再び世界の経済をリードしたいと願う大国の意志が隠れている。

来るべきグリーンバブルに対する備えを持たずに、今までどおりで行こうとしたら、またあの忌まわしいバブル崩壊に翻弄され、茫然自失の境地を味わうことになるだろう。アメリカが動き出したら、それよりも速いスピードで時代をリードする立場に躍り出る必要がある。何でもできるけれど、それゆえに何もできない。日本にとっての最悪のシナリオはそういうことだろう。

何のために俺たちは世界に飛び出して、文物を見聞しているのだ。限られた先進国が多いけれど、そこでただクルマだけに乗って、クルマだけを語ろうとするセンスは考えものだ。それでは、その先にある本質を語る立場に永遠に立てないでしょう。知見を広めるには経験得るための時間が要る。

若さの馬鹿さと時として必要だが、狭い了見だけでなんとかなるほど、時代は簡単ではない。分かった上で、敢えてやる。その意味での若さは必要だが、単に若いだけではどうにもならない。そういう面白い時代を俺たちは生きているんだよ。
Posted at 2009/09/30 23:20:18 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記
2009年09月18日 イイね!

帰国

帰国日付変更線を越えない東行きフライトは、加速度的に一日が消化されて行く。17日21時過ぎのFRA発JAL408便のチェックインは約5時間前に済ませ、Yクラスのフロントローを確保することに成功。その後でオッフェンバッハのホンダに深紅のアコードワゴンを返却する段取りを踏んだ。

日本車を欧州で走らせると、どのクルマも驚くほど好印象となる。ユーロ5を通した2.2ℓ D-TECに5速ATを組み合わせたこのワゴンは、手強い欧州のライバルと手合わせしても十分魅力的と思える内容を持っている。それでも、不景気で沈んだ昨今の経済状況は強い逆風となっているようである。試乗の模様はD誌で展開予定なので、お楽しみに。

成田には定刻に到着。通関を難なく通りすぎ、いつもの26番バス乗り場に急ぐと、Holidayinn のシャトルが折よく待っていた。ほぼ貸し切り状態でホテル駐車場。念のため八丁堀の編集部に電話を入れると、ぜひ打ち合わせを……。

マツダ・ロードスターの20周年記念イベントが、広島の三次プルービンググラウンドで行なわれる。残念ながら、これまでの20年間でロードスターが私生活に入り込む余地はなかったが、もう30年来続けている『FR絶対主義』の真髄にもっとも近いところに、このライトウエイトスポーツは位置している。3世代に渡って、時代の流れを反映しながら変化してきたが、次の4代目はもう一度本質に戻ることを求められるところにしている。

これはずっと見届けておかないとね……ということで、プライベートの立場で出掛けることにしていた。こう持ち出し続きだと、年を越せるか不安になって来るが、論より行動が今成すべきことだと心得ている。折角の機会だから、ロードスターを借用して自走で広島入りすると決めていた。

編集部に立ち寄ると、先にキャセイで香港経由で帰ったKがすでに在席していた。無事であったか。フランクフルトにメールを送ってきた取材担当の若いMに『何すればいいの?』尋ねると、ロードスター論のようなものをよろしく……と。で、当然クルマで行くんでしょ?質すと、いえ空路広島まで飛んで、前泊した上でレンタカーで朝三次に行きます。担当MはNAロードスターオーナーであるという。なんで?

翌日、現実に直面するまでまったく頭になかったことだが、時あたかもシルバーウィークの入り口。欧州惚けしている頭にはカケラもなかったが、それを嫌っての空路であったらしい。悔し紛れで言うのではないが、こういうセンスが日本の自動車(専門誌)メディアを駄目にしている。何で分らないのだろう?

Posted at 2009/09/30 21:44:44 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記
2009年09月17日 イイね!

ここにも行ってきました

ここにも行ってきました只今、フランクフルト時間9月17日(木)19時07分。フランクフルト・アム・マイン空港3Fのマックでフライドポテトを食いながら、キーボード叩いてます。となりには"なんちゃってセレブ"が居るね、なぜか。

昨夜は定宿に近いH.INNエアポートノース泊。編集担当Kと夕食は都心に繰り出し、アフターでマイン河畔のお風呂にでも行こうかと気勢を上げておりましたが、やっぱり今回も口だけでホテルで飯を食い、部屋に戻ったら買い置きのビールを飲む間もなく、バタンキュー……。

今朝は、もう一遍メッセに行こうと意を決したものの、一般客の洪水に恐れをなして、退散。その前にHAUPTBARNHOF(中央駅)周辺で撮影などをしていたので、まあいいか……ということで。Kを空港まで送って、俺はもう一遍メッセへ。一般客の濃淡を見極めつつ試乗車を返却しつつ、空港に戻って来たわけです。えっ、もうチェックイン? ヨシダが厳しい目をしているので、そりでは……。

マイケル・シューマッハのスピーチをどうぞ。

Posted at 2009/09/18 02:36:12 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記
2009年09月16日 イイね!

着実に前進している

着実に前進しているなかなか速報をアップすることができませんが、多少なりとも雰囲気をお伝えしたい。あいかわらずのモーターショー取材。ひたすら歩き回りました。

Posted at 2009/09/17 14:52:09 | コメント(2) | トラックバック(0) | 日記
スペシャルブログ 自動車評論家&著名人の本音

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「撤収!! http://cvw.jp/b/286692/42651196/
何シテル?   03/24 18:25
運転免許取得は1970年4月。レースデビューは1975年10月富士スピードウェイ。ジャーナリスト(フリーライター)専業は1978年9月から。クルマ歴は45年目、...
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