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伏木悦郎のブログ一覧

2012年06月12日 イイね!

同い年

同い年60年前に生れた。その時の記憶はもちろんない。ある時まで成長して、発育が止まり、20代はまだしも、30も過ぎると10代の勢いは昔話になり、四十路を迎えると気持と身体の差が大きくなり、ハタチの頃は想像もしなかった50はとうに過ぎ、実感もなく還暦を迎えている。

人は間違いなく老いて行くが、クルマは生れてこのかたずっと進歩し続け新しくなっていく。メルセデスベンツSLと同い年。なんだか不思議な感覚だ。ガルウィングの300SLの前に1952年のレースカーのSL(W194)があって、そこから連綿と続いて6代目を迎えた。1月のデトロイトが、初めて目にする機会となった。

メルセデスベンツSLを初めて認識したのはパゴタルーフの2代目W113からだったか。たしか映画007のゴールドフィンガーかなんかに登場したはずだ。クルマはどんどん進化して、性能も品質も代を追うごとに良くなって行く。

しかし、性能的にほんわかできたのは3代目のR107ぐらいまで。タイヤ、シャシー、エンジンが連鎖的に強化洗練されて、オールアルミボディとなった今度のR231は、ダウンサイジングとかアイドリングストップとかABC(アクティブボディコントロール)とか、問答無用というかケチのつけようのないスピードとモノの良さに満ち溢れている。

ここで彼我の差を行っても仕方がないけれど、草臥れた自分と最新のSLの60年というのは切ないほどにギャップがありますねぇ。まあ、比べるのも何ですが。

この有り余るパフォーマンス、洗練されたスピードと乗り心地/乗り味をリアルワールドの話としてあれこれ言うのは憚られる。さてさてどうやってまとめますかね。試乗リポート。来月のdriverで冒険してみましょう。
Posted at 2012/06/12 23:58:05 | コメント(3) | トラックバック(0) | 日記
2012年06月08日 イイね!

ブラジルへの道

快勝だったね、6-0の対ヨルダン戦。W杯ブラジル大会アジア最終予選は来年まで2グループ5ヶ国が計3つの出場権を掛けてホーム&アウェイで鎬(しのぎ)を削りあう。始まったばかりなので浮かれるのはまだ早いが、2戦9得点無失点は上々の出来ばえ。タレントも揃い、本当に上手くて強いチームになったものだと感心する。若さの突破力は眩しいばかりというべきか。

20年前、それまで遠ざかって久しかったサッカーが待望のプロリーグ(Jリーグ)発足を迎え注目を集めた。93年は熱狂の下にサッカーバブルが膨らみ、Jリーグの盛り上がりがそのままW杯アメリカ大会アジア予選を通過するかの勢いをもたらした。現実は人気先行のヘッポコで、世界の広さと日本のレベルを思い知らされた。ドーハの悲劇をTVで目の当たりにしたあの夜、足の痛みも考えずに近くの壁を蹴り上げた。

4年後、ジョホール・バルの歓喜で初W杯参戦をフランス大会で手にしたが、淡い期待は予選全敗敗退という結果で霧消した。ミレニアム後の2002年日韓共同開催は、予選免除でハラハラドキドキはなく、本戦には長居の日本対チュニジア戦を含む3戦もスタジアムに足を運ぶ幸運にも恵まれた。

あれからもう10年か。2006年のドイツ大会決勝は、グッドウッドフェスティバルオブスピードの最終日だった。リッチモンド公爵家の館からクルマでしばらく走ったところにあるヘンリー5世の時代から続く(だったかな?)という旧いレストランで、ホンダの第4代社長カワさんと夕食を共にすることになった。

H社青山広報のホリちゃんの計らいで家内と26年ぶりに英国を訪れたことと合わせて記憶に残る旅。食事中何度も歓声が上がり、その度にテーブルを離れてTVのあるところまで飛んで行った。最後は居合わせたイタリア人の歓喜の絶叫で幕が閉じた。

GOODWOODには、2001年ひょんなことからお鉢が回ってきて、先々代広報部長、京都の沢やまつもとの御曹司、同業者の目黒の富豪と初見参。そのイベントとしてのクォリティの高さに驚き、プレスツァー実施を進言。その後5,、6回は続いたんじゃなかったか。01年は、フェスティバルオブスピードからスコットランドのスペイサイドに飛んで見聞を広めてきた。

えっと、何だっけ? そう、W杯。2014年はブラジル大会なわけです。ブラジルにはこれまで1度だけ飛んだことがある。1997年だから、もう15年も前になる。LA経由で約24時間。サンパウロからリオ、アマゾナス州のマナウスと巡った。アマゾンの果てしない広さとピラニア釣りとピンクのイルカとボイブンバ……。セナの墓参りとCARTレースを見たジャカレパグア……。

サンパウロは当時すでに人口1000万人超の南半球最大の都市で、欧州調のコンパクトカーが郊外モールのある米国風の環境を走っているイメージ。今ではBRICSとして勢いに乗る。資源や農産物の自給率も高く、貧富の差はすごいけれど潜在能力は高い。W杯で、随分変わるに違いない。

あと2年。それまでに態勢を建て直して、もう一遍マナウスとリオのイパネマとサンパウロは見ないと。日本代表は何としても本大会出場を果たしてもらって。それを励みにこっちも頑張る…ってことで。しかし、これまでの20年とこれからの20年は随分違うね。未知の世界は怖くもあり、楽しみでもあり。

マラカナン・スタジアムのピッチに日本代表が立つ日は来るか? リオの貧民窟ファベーラの今やサンパウロで見た路上の激混みはどうなったか。世界は知れば知るほど果てしない。知らずに言っちゃあマズいよね。メディアに生きる者の矜持だけは守りたいと思うのです。。
Posted at 2012/06/08 23:46:00 | コメント(1) | トラックバック(0) | 日記
スペシャルブログ 自動車評論家&著名人の本音

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何シテル?   03/24 18:25
運転免許取得は1970年4月。レースデビューは1975年10月富士スピードウェイ。ジャーナリスト(フリーライター)専業は1978年9月から。クルマ歴は45年目、...
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