
いや~、持ってるね!!一昨年の奇跡の優勝から、3分のハンディキャップを頂いた昨年は10位に沈んだ。ハンデ取れて身軽になった今年は再び……と密かに燃えていたら、”君たち強豪だからハンデ1分ね”
はぁ?な感じですが、ルールを決めるのはそちら様。「無理じゃね?」な感じを抱きつつ、遥々カリフォルニアはオレンジカウンティからLAX深夜発、羽田早朝5時着で帰って来て、筑波入りしたのが7時前。
長~ぁい一日は、2週間の魔のロードの通過点、ハーフウェイ。ここで全力を使い切るわけには行かず、かといってフルに持てる力を発揮しなければ好成績なぞ望めない。前回の優勝もそうだったが、勝負を分けるのは運。どんなに上手くても速くても、運がなければ勝てません。勝機を捕まえて、離さず引き寄せる。
「行けるかも?」そう思ったのは、決勝スタートをコントロールタワー隣の2階で一人寂しく迎え、PCに向かいキーボードを叩き始めて2時間近く経ったころ。戦況を映し出すモニターを見ながら、第一走者カトウタクト、二走タンボがいずれも好調で、1分のハンディキャップを消化した後でシングルの上位を占めている。「ひょっとして?」そう思い出したら、仕事が手につかなくなった。
仕事道具を片づけて、ピットに戻り。装備を整えて出番を待つことにした。三走ウダガワの実力は未知数ながら、代わってみるとまずまずの出来。リーダーズボードの3位(!?)に「マジ?」入賞はどんどん現実に近づいて行く。俺の出番でガス給油を組み込んで万全を期し、なぁ~んかピット全員の期待感をエネルギーにした熱い視線を感じつつピットを後にした。
年に一度の”七夕レーサー”であることに加え、還暦一歳という年齢は具体的に往年の自分とは別人であることを思い知らせる。ここ数年感じていることだが、もう自分でも嫌ンなっちゃうくらい『遅せぇ~よ!!』。人の宿命とはいえ、まだまだ若い者には負けない自分にこだわりたい。
5番手ぐらいでピットに戻ってきたのかな?あまり闘った感はなかったけれど、体力の消耗は相当なもんだった。汗は2ℓは流れ出たのではなかろーか。最後のスティントをランチアに任せて戦況を見守っていると、途中で3位表彰台は固いという戦況が見えてきた。上出来じょうでき。そのままチェッカーを受ければ万々歳。トップがチェッカーを受けた後待つこと30数秒……ヤッタァの声にかき消されたが、順位を表示するモニターが瞬間3から2に繰り上がった。2位ぢゃん!!
ということで、2013メディア対抗4耐、2位表彰台ゲットであります。新たに5人ドライバーで臨み、ピットサポートのメンバーの顔ぶれもかなりフレッシュに。前回の優勝はほぼ運100%だったが、今回は実力の比率が飛躍的に高まった結果。これでまたハンディキャップは重くなること必定だが、伸び代の多さは間違いなく他チームを圧倒している。なんたって、プロはゼロ。練習量ゼロ。プロの必要はなく、練習量を人並にすればハンディの克服は不可能ではない。さてさて、来年はどうなる?
この二人の助監督の存在は大きかったかも。マスコットに認定!!
ヤマモト監督(右)、ランチア(左)、俺(真ん中)。

監督は前々回1位、今回2位の影の立役者。ランチアは俺より若いタンボの息子。もちろんウチの下の娘より年下で、ふつうならこんな若造に負けるかよ……となるところだが、謙虚にふるまえる性格が憎めない。燃費に気を取られすぎの俺と若さで押し切れるランチアの終盤の頑張りが結果オーライのバランスを生んだのかも? まあ、勝てば(2位ですが)官軍であります。
ただいま成田空港近くのホテル。明日のフライトでIAAフランクフルトショー取材に向かいます。睡魔に襲われながら、仮眠しつつメルマガの原稿を書き終え、これを書いている。
おっ、2020年オリンピックの開催地は、東京に決定!
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Posted at 2013/09/08 05:21:51 | |
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