なすこぐまのブログ一覧

猿楽台地も静かである。まだ雪が降ったり融けたりしている。
夏の蕎麦の花畑の印象はどこにもない。
猿ではなくカモシカも蒐場(ヌタ場)で冬の温泉を楽しんでいる。

昔の那須人はここを裏那須などと呼んでいたらしいが、確かに太陽が沈み那須岳の裏側に人が住んでいるとは想像しにくかったろう。
ちょっと前までは塩原や天栄をぐるりと周らないと下郷まで辿り着かなかったのだが、今は甲子トンネルのおかげで目と鼻の先になってしまった。
裏どころか表那須より美しい風景がなだらかな台地に広がる下郷猿楽。

下郷はトンネルが開通するまでは会津や今市まで行かない不便だったのだろうが、今では白河を含めた太平洋側が生活圏となる。
その証拠に会津の小熊慎司議員の選挙区が西郷まで広がっている。

そういや14年前甲子トンネル開通式ウォーキングがあった。
バイクの免許取った頃は、甲子温泉で行き止まりだったので感慨深かった。(実際は険しい林道なら通行可)
もちろん車が走る直前なので、壁も排気ガスで汚れていない最初で最後のトンネル徒歩往復。
なぜか下郷方面と白河方面の両住民のテンションが微妙に違うと感じた。謎だ。(笑)

いわき植田から始まる289号線は長年人々を阻んでいた八十里越えがいずれ無くなり遂に福島と新潟が繋がる。
太平洋と日本海へ。新潟県が身近になると更に楽しめるだろうか。

那須の紅葉は現在、つつじ吊り橋やハイランドを通過中である。
我が家の周りも色づいてきた。例年の11/3だと、ちょうど見頃の時期なので1週間遅い紅葉だ。
ハイランド遅山展望台から白笹と黒尾谷を見上げると冬の枯れ木だ。
それにしてもハイランドはニホンザルが多い。呑気に道路で毛づくろいだ。
リンドウも普通に見られる夏でも涼しい那須っぽい場所である。

今回は珍しく9時過ぎに行ってみた。
滝壺の水が青くなるのは11時ぐらいだろうか？

猛暑日や真夏日の体感は既に過去のものである。
どれだけ暑かったのか？もう思い出すことは出来ない。
山の紅葉は冬に向かっている。ハイランド辺りまで下りてきた感じ。
我が家の周りもいよいよ紅葉が始まった。

山はリンドウが咲く。
見たことない秋の鳥もいた。
なんの山の野鳥だろうか？
ニュースで猛暑日と聞いて驚く。
夜はもう長袖に布団で寝ているのに。
スタッドレスタイヤもホイールも買ってしまった。
いつ交換すればいいのだろうか。
暖冬って言っても半袖で過ごせる訳でもなく、雪が無いわけでもない。
いつも通り11月下旬かな。
自宅ではヒガンバナ、キバナコスモス、シュウメイギクが咲いている。
今月末からいよいよ紅葉の便りのはずだ。

少林寺と言えば、真面目な三十六房。どう見ても人間が入っているだろ？の木人拳。ギャグ満載の少林サッカーと言うところだろうか。
さすが少林寺。映画そのものの入口だ。
どう見ても本国の嵩山少林寺だけど、ここは日本の少林寺。
「少林寺の坊主、酒ばかり飲みやがって。酔拳かよ！」とか、お盆になると「少林寺の坊さんが来た。」「ちょっくら少林寺に運動に行ってくる。」なんかいい響きだな。
という場所が群馬である。
達磨師匠の御本尊は撮影禁止だったけど、超望遠で撮ってしまったら仕方ない。
近くで見て達磨和尚のエネルギーが入っているか確かめたかったのだ。
中国語でも撮影禁止と書いてある。
本国人でもわざわざ日本の達磨をなぜ？と思ったら、どうやら嵩山少林寺でも文革で消えた歴史遺産が沢山あるようだった。