結論から言わせて頂きます。(笑)
高級車や発売直後のクルマだと、遠慮してしまうディーラー試乗じゃありません!
価格もブランドも一切無視出来るからこその、ズバリの感想です。
クリーン・ディーゼル車として一番楽しかったのは?
1位 アテンザ XD L
アクセルベタ踏みでの流れるような加速感、パドルシフトのブリッピング、排気音のチューニングが素晴らしすぎる。
MBもBMも適わない音。ディーゼルを超えた新たなクルマを作り上げていました。
人生一番、感動したディーゼル車。
2位 523d ブルーパフォーマンス
1○0kmからの急ブレーキ、コンフォートとスポーツモードの違い、スーパーカー並みのピタッと路面に吸い付く足回り。
高速での絶対安心感とパフォーマンスの信頼感。ただしATのシフトショックの設定が萎えてしまう。
3位 ML350 ブルーテック
静粛性と安定性、洗練さはメルセデス・ベンツを超えるのは無理です。加速性能、トルクも7,000ccのガソリン車並。
マツダとBMWの大きな違いは、ディーゼルのガラガラ音と振動が皆無。つまり、言われなければディーゼルとわからないのがデメリット。このクルマを買う層は、「なぜディーゼルを選んだのですか?」と聞きたいぐらいの、洗練しすぎのディーゼル。
他メーカーはディーゼル開発の時、絶対MBと比較して、諦めるか?超える(努力をする)か?のクリーン・ディーゼル、世界で最も洗練されたディーゼルSUV。
試乗車(ブランドイメージ順(笑)
メルセデス・ベンツ
① E350 アバンギャルド ブルーテック
② ML350 ブルーテック
BMW
③ X3 ブルーパフォーマンス
④ 523d ブルーパフォーマンス
マツダ
⑤ CX-5 XD
⑥ アテンザ XD L
今年もクリーンディーゼル試乗会いってきました!
ボッシュ様、さま、サマ主催のクリーンディーゼル試乗会!(とても楽しくて、ありがたいん試乗会
なんで、3回。フツー、アクセルベタ踏み走行なんてやらせませんよ(爆)
ボッシュのテストコースは近所なので助かります。
去年は、E350ワゴンアバンギャルド、ML350、日本未導入のCLK320カブリオレをバンクが真下に見えるテストコースで、たっぷり楽しみました。
ただ日本車のパジェロ、X-トレイルと比べると、非現実的なディーゼルに意気消沈…。
つまり、メルセデス・ベンツのディーゼルは、日本勢のディーゼルとは全く違う乗り物。
洗練度や出来具合、確かに価格設定が違うので、客層がかぶらないのが唯一の救いと
感じたのです。
思わずボッシュの関係者に言ってしまいました。「メルセデスだからいいんですよね。」
たまたまコース内にあったエクストレイル・ディーゼルだって、(ちょっと)頑張っていると思います。
それぐらいML350ブルーテックは良かったです。
しかし、今年発売されたマツダCX-5ディーゼル、発売直後マツダで乗った瞬間、ML350を思い出させる!
いや、もっとクルマ本来の楽しみやトータルバランスを比べると、Mベンツを超えるかもしれない魅力的なディーゼルでした。
前述のパジェロ、X-トレイルが日本のディーゼルだと思っていたので、逆に洗練し過ぎて、ディーゼルのガサツ感が無く、加速もイイ!
「これならガソリン車でもいいじゃん」と思ったのがCX-5。けど2.2リッターであの加速感とトルクはガソリンでは無理ですが。(笑)
おっと、私はマツダ・ファンではありません。
確かにS-ワゴンやレバンテ、FDも乗りましたが、(ホンダと同じく(笑)まだまだ、マツダ販売営業所とは無縁なんですね。
CX-5試乗後、思わずディーラーでハンコを押しそうになりましたが、4WDシステムは外気温で変わると説明し、ディーゼル補助金も見積りも1時間以上かかる売る気の無い主任、レバンテ時代も修理する気が無くエアコン全部取替と言い切り、他メーカー店では3千円の修理代で1時間で直し、思わずマツダ本社へクレームですよ。(笑)
まあ営業所の外観もいつもながらのサビサビの北○東マツダの那○塩○地区のおかげで買わずに済みました。(笑)マツダ2台乗っても、県北の2営業所もダメ。これはマツダを買うなということです(笑)
けど、そんなマツダでも欲しくなるぐらいの魅力的なCX-5 XD、以上にアテンザ!!
「クルマ」としての魅力が満載のクルマでした。Nボ+は道具とスポーツ気分の融合車ですが、アテンザはセダンでも、「ホ~ッ」と関心するクルマでした。
どっちにしろ、3社とも「買い物」としてはウン百万以上のメーカーなので、縁がほとんどないので、ブランドに関係なく正直な感想です。(笑)
メルセデス・ベンツは、サスの設定が柔らかすぎて、酔ってしまいました。
このクルマは悪路や未舗装向け、段差を気にするドライバー向けの足回りです。
そして、この柔らかさと癒しを求める層がいるのもわかります。ディーゼルも音がほとんど聞こえませんが、ならディーゼルじゃなくてもEVとかガソリンでもいいと思ってしまいます。
だからこそMLというクラスで、あえてディーゼルを選ぶオーナーというのは、ベンツでも泥々にしてオフロードも構わない。高速道路をストレス無く走りたい。という真のブルジョアなのかもしれません。
けどこのしっとりさと、洗練さはレクサスのLSでも出せないのです。なぜなんでしょう。これがこのメーカーの凄いところです。
BMWは、良く言えば「最もクルマっぽい」悪く言えば「古臭い」という乗り味でした。
ATの変速ショックは、加速でハイテンションを一気に下げるセッティング。
(コンフォートでもスポーツでも)
それ以外は、クルマの原点、走る、曲がる、止まる。に力を入れている「いいクルマ」達でした。
マツダのディーゼル感アピールと、メルセデスのディーゼルをアピールしない間で、中途ハンパなイメージになってしまいましたが、急ブレーキの挙動と安定さは、BMWには適わないでしょう。
足回りも突き詰めるとナンバー1だと思います。個人的に思い入れの強いメーカーだったので、期待しすぎなところもあったのかもしれません。
X3のディーゼルは、走りでなく、本来の燃費の良さと悪路でのトルクの太さを求める、X-トレイルやパジェロと同じカテゴリーだと思いました。
マツダのCX-5は、メルセデスの後に乗ると、やはり遮音性の違いが大きく感じますが、SUVボディでも、重心の高さを一番感じさせなかったのがこのCX-5です。
アクセル全開だと、なかなか快音を響かせます。静粛性を逆手にとったチューンにイイ印象です。
けど、アテンザと比べると、走りはかなり違います。SUVはSUVなんでしょうけど、個人的には4WDがあるSUVが欲しいので、せめてパドルシフトは付けて欲しかったですね。フォレやアウトランダーにパドルシフトにもあるんですから。
BMWにはパドルが無くて、コーナーでは少々怖い思いしながら減速ですが、アテンザは最もスポーツ走行を楽しめるディーゼルです。
アテンザはすべてにおいて高域な走りでした。ぜひゼロ加速から、アクセルベタ踏みで、高速道路で試乗して下さい。
それをさせてくれない営業所は、相変わらず「売る気の無い」マツダ・ディーラーなので、諦めるか?本社にご相談下さい。(笑)
クルマの楽しみ。加速感、音、曲がった時のハンドリング。
ブランドイメージは、所有感や満足感、ステータス感を満たすものですが、このアテンザというクルマは、それらを抜きにして、最も楽しいディーゼル。今んとこ、世界最高レベルの楽しいディーゼル
と断言しちゃいます。
中古が楽しみだけど、市場に出にくそうですね。(笑)
メルセデス・ベンツ、BMWファンさん。ゴメンなさい(笑)
アクセル全開、価格ブランド関係無しの運転だったので、(どーせ買えないので(爆)
正直な感想を述べました。
だからこそ、皆さんもボッシュ主催のクリーンディーゼル試乗会にご参加下さい。
お土産あり、ケータリングあり、すべての車種で全開走行あり、と至れりつくせりの試乗会です。
今日も午前の部が終わったところかな?