
一昨日(2024/4/1)より、「おとなの自動車保険」(セゾン自動車火災保険)は、EV(電気自動車)が電欠した際の「現場駆け付け急速充電サービス」を開始した。
まず手始めに、東京都・神奈川県・千葉県でスタートして、順次対象地域を拡大してゆくという。
セゾン自動車火災保険は、EVに乗る契約ユーザーに向けて、 EVの充電切れにともなう“レッカー搬送の回数を無制限”に実施するサービスを導入して来た。
電欠したクルマをレッカー車によって最寄りの充電スポットまで搬送していたが、このサービスだけでは、現場でトラブルを解決できずにユーザーはストレスを抱えたままだったという。
そこで今回、心的負担を少しでも早く軽減してもらうため、移動式の急速充電可能な設備を導入したというわけである。
この「現場駆け付け急速充電サービス」は、ロードアシスタンスサービスを主な事業とするプライムアシスタンスが展開するもので、電欠してしまったらロードアシスタンス受付へ電話やweb(アプリ)で連絡すると、充電サービスorレッカー移動を選択できるという。
そこで充電サービスを選択すると対応可能な提携レッカー車が手配され、現場で最大30分の充電を無料で行ってくれるというもの。
これと同じサービスをJAFでは、昨年(2023/8)から開始しており、現場で急速充電する「EV充電サービス」として、東京都、神奈川県、愛知県、大阪府で試験運用し、順次、全国に広げて行っている。
JAFが2022年度に実施したEVのロードサービス件数は7306件だった。
このうち約1割に当たる749件が「EVの駆動用電池切れ(電欠)」だ。
2020年度実績と比較するとEVのロードサービス件数は1502件増、電欠が原因によるロードサービス件数は176件増だった。
今回、「おとなの自動車保険」で始まった「現場駆け付け急速充電サービス」では、充電サービスorレッカー移動を選択できるとあるが、万一高速道路上で電欠した場合は、レッカー移動でお願いしたいものだ。
たとえ路側帯であっても、速やかに移動しなければ、高速道路上では危険⚠️が一杯で何があるか分からない。
EVは、果たして日本では欧米のように普及するのだろうか…
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2024/04/03 14:11:34