大相撲の夏巡業福島場所 若隆景など郷土力士が会場沸かせる
08月22日 17時59分
福島市で大相撲の夏巡業「福島場所」が行われ、幕内の取組で来場所、大関昇進がかかる福島市出身の関脇・若隆景と兄の前頭筆頭・若元春が対戦するなど、郷土力士が会場を大いに沸かせました。
福島市の福島トヨタクラウンアリーナで行われた夏巡業の福島場所は102人の力士が参加し、会場にはおよそ2500人の観客が詰めかけました。
午前中に披露された稽古では、若隆景や若元春ら力士ととともに、地元の子どもたちもまわしを締めて土俵に上がり、小学生たちは力士の大きな体にぶつかっていったり、力いっぱいに押したりしていました。
若隆景は母校、学法福島高校の相撲部員に胸を貸し、後輩の立ち会いを受け止めていました。
また、午後には、土俵の上で髪結いの実演が行われ、県内出身の床山が若隆景の髪を整えて「大銀杏」をつくり、観客は静かに見つめていました。
このあと、幕内の土俵入りで会場は熱気に包まれ、若隆景と若元春の兄弟対決の取組で若隆景が寄り切りで勝つと、大歓声とともに大きな拍手が送られていました。
結びの一番は豊昇龍と大の里の横綱対決で、豊昇龍が押し出しで勝ちました。
二本松市の60代の女性は、「大波三兄弟を応援しています。和やかな雰囲気で関取の方々と触れあえるので来年も行われたらまた見に来たいです」と話していました。
来場所は大関昇進がかかる若隆景は、地元の期待に対して「一生懸命、自分らしい相撲を見せていきたい」と語り、場所へ向けては「しっかり稽古をして体と気持ちをつくって臨みたい」と話していました。
Posted at 2025/08/23 00:44:22 | |
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