
会津若松駅ロータリー刷新へ 市方針、バス乗降場を集約
2025/08/21 09:20
JR会津若松駅前の都市基盤整備を巡り、会津若松市は20日、ロータリーを刷新して路線バスと高速バスの乗降場を集約するほか、一般車6台分の乗降スペースを新設する方針を示した。バスと鉄道の乗り換えをしやすくするほか、車両と交差しない歩行者の動線を確保し、利便性と安全性の向上を図る。同日、市議会建設委員会協議会で計画案の概要を説明した。
集約するバスの乗降場は路線バス6台分と高速バス1台分で、計画区域は市とJR東日本、JR貨物の3者が所有している土地となる。都市計画の変更や事業認可などの手続きが必要なため、着工は2029年度以降になる見通し。事業費は周辺道路の整備費を含む約32億円で、市債に加え、市の基金や国の補助金の活用を見込んでいる。
ロータリーを挟んで北側と南側にある「駅前広場」の用地については、情報集約・発信やコミュニティー機能を持つ施設などの建設を検討して駅周辺の活性化につなげる。周辺道路に丁字路交差点や横断歩道も整備し、駅と市街地とのアクセス向上や常態化している渋滞緩和にも取り組む。
市は示した計画案を基に、11月にパブリックコメント(意見公募)やタウンミーティングを行う予定。駅前周辺を巡っては、東西を結ぶ道路の形状が複雑で渋滞が発生していることや、駅前で歩行者と車両の動線が交差することなどが課題となっていた
Posted at 2025/08/22 12:04:25 | |
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