北朝鮮 弾道ミサイル1発を発射 EEZ外に落下と推定
2023年1月1日 8時12分 北朝鮮 ミサイル
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防衛省によりますと、1日未明、北朝鮮から弾道ミサイル1発が発射され、日本のEEZ=排他的経済水域の外側の日本海に落下したと推定されています。北朝鮮は31日も弾道ミサイルを発射していて、防衛省が警戒を続けています。
防衛省によりますと、1日午前2時50分ごろ、北朝鮮西岸付近から弾道ミサイル1発が東の方向に発射されました。
最高高度はおよそ100キロ、飛行距離はおよそ350キロで、朝鮮半島東側の日本のEEZ=排他的経済水域の外側の日本海に落下したと推定されています。船舶や航空機への被害の情報は入っていないということです。
北朝鮮は31日も弾道ミサイル3発を発射していて、ことしでは初めてです。
防衛省は「北朝鮮は去年から立て続けにミサイル発射を繰り返し、朝鮮半島や地域の緊張を著しく高めていて断じて容認できない」として厳重に抗議したとしています。防衛省が引き続き警戒を続けています。
朝鮮中央通信 短距離弾道ミサイル1発を発射と伝える
北朝鮮国営の朝鮮中央通信は、北朝鮮軍の西部地区の長距離砲兵部隊が1日未明、「超大型ロケット砲」と呼ぶ短距離弾道ミサイル1発を日本海に向けて発射したと伝えました。
また、31日午前には、核・ミサイル開発で中心的な役割を担っているとされる「第2経済委員会」が「超大型ロケット砲」の性能を確認するための発射実験を行い、発射された3発が日本海の目標に正確に命中したとしています。
北朝鮮は、1日未明に首都ピョンヤンから短距離弾道ミサイル1発を日本海に向けて発射したほか、31日午前にも南西部ファンヘ(黄海)北道から日本海に向けて短距離弾道ミサイル3発を発射していて、1日朝の報道は、これらのミサイルを指すとみられます。
韓国軍「首都ピョンヤンから短距離弾道ミサイル1発発射」
韓国軍は、北朝鮮が1日未明、首都ピョンヤンから短距離弾道ミサイル1発を日本海に向けて発射したと発表しました。北朝鮮は、年をまたいだ2日連続の発射で、核・ミサイル開発を加速する姿勢を一段と鮮明にしています。
韓国軍の合同参謀本部は、北朝鮮が1日午前2時50分ごろに首都ピョンヤンのリョンソン(龍城)付近から短距離弾道ミサイル1発を日本海に向けて発射したと明らかにしました。飛行距離はおよそ400キロだったということです。
北朝鮮は31日も短距離弾道ミサイル3発を日本海に向けて発射していて、年をまたいで、2日連続の発射です。韓国の通信社、連合ニュースは、韓国国防省が30日、固体燃料を使ったロケットの打ち上げ実験に成功したと発表したことへの対抗や韓国軍の態勢を探ることなどがねらいではないかという見方を伝えています。
北朝鮮による2022年の1年間の発射は、巡航ミサイルを含めてあわせて37回と過去最多で、北朝鮮は年明けの弾道ミサイル発射で、核・ミサイル開発を加速する姿勢を一段と鮮明にしています。
Posted at 2023/01/01 12:46:02 | |
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