「信夫山のゆず」復活に向け ゆずを使ったスイーツの販売会
12月09日 18時51分
原発事故の影響で生産者が減ってしまった福島市の「信夫山のゆず」の復活に向け、地元の菓子店が開発したゆずを使ったスイーツの販売会が、道の駅で開かれました。
福島市の信夫山のゆずは、かつて生産が盛んでしたが、原発事故のあと去年3月まで出荷制限が続いた影響などで、6軒あった農家は2軒にまで減ってしまいました。
こうした中、信夫山のゆずの復活に向けて販路を確保しようと、地元の菓子店がゆずを使ったスイーツを開発し、9日は、福島市の「道の駅ふくしま」に販売ブースが設けられました。
店頭には、ゆずを練り込んだマカロンや、白うさぎをかたどったまんじゅうなど、7種類の新作のスイーツとゆずの実が並び、地元の福島東稜高校の生徒が販売を担当しました。
ゆずの生産者や菓子店など関係者が見守る中、生徒たちが客を呼び込んでいて、訪れた人は各店舗のスイーツを次々と買い求めていました。
スイーツを買った福島市の33歳の女性は、「ゆずの復活をニュースなどで聞いて買いに来ました。信夫山は福島市の象徴で、特産品として復活したので、今後も応援していきたい」と話していました。
ゆず農家の曳地清明さんは、「信夫山のゆずを分かってもらえるとうれしい。来年に向けても一生懸命頑張りたい」と話していました。
Posted at 2023/12/10 08:18:22 | |
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