JR福島駅東口の再開発 商工会議所が市に早期実現を要望
06月14日 18時51分
計画の縮小によって開業が遅れる見通しとなっているJR福島駅東口の再開発について、福島商工会議所が福島市に対して計画の早期実現を要望しました。
JR福島駅東口の中合などの跡地で計画されている再開発をめぐっては、資材の高騰などで事業費が膨らんだことで市や再開発組合がホテルの誘致を断念するなど、規模を縮小する方針で、設計の見直しにより開業時期が3年遅れ、2029年度にずれ込む見通しとなっています。
14日は駅東口の再開発について、福島商工会議所の渡邊博美会頭が福島市役所を訪れ、木幡市長に対し、駅周辺の再生に向けた要望書を手渡しました。
この中では、駅周辺の魅力が乏しく、活性化のための取り組みが必要だとして、▽東口の再開発を一日も早く実施するとともに、▽工事期間中にもにぎわいの回復に向けた対策を講じるよう求めています。
渡邊会頭は「計画を見直さざるを得なくなったのは、将来の福島のあり方を検討する機会でもあり、無駄ではないと思う。福島駅の東西が支え合い、人を呼べる場所にしていきたい」と話していました。
市は14日、市議会に対して、計画の見直しに伴う関連費用を盛り込んだ補正予算案を提出していて、予算の成立後に具体的な設計作業に着手する方針です。
木幡市長は「『都市力』の底上げに向けてオフィスの町なかへの回帰も必要で、経済界と気持ちを一つに取り組んでいきたい」と述べました。
Posted at 2024/06/15 06:32:53 | |
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