日本ハム 千葉 鎌ケ谷の2軍施設 北海道内に移転の意向発表
2025年7月7日 12時20分
プロ野球の日本ハムは、千葉県鎌ケ谷市にある2軍の施設を2030年をめどに北海道内に移転させる意向を固めたと発表しました。球団は、本拠地のエスコンフィールド北海道がある北広島市や札幌市など、6つの自治体と個別の交渉を進めていて、今後、移転先の選定を進めていく方針です。
これは7日、日本ハムの栗山英樹CBO=チーフ・ベースボール・オフィサーなどが、エスコンフィールド北海道で会見を開いて明らかにしました。
鎌ケ谷市に1997年に開業した日本ハムの2軍施設には、スタジアムのほか、室内練習場や選手寮が設置されていますが、北海道に本拠地を置く1軍との移動距離の問題や、施設の老朽化といった課題が挙がっていました。
このため、球団は道内に2軍施設を移転させる意向を固めたということで、新たな施設は2030年の開業を目指す考えです。
具体的な移転先については本拠地の球場や空港とのアクセスを考慮して
▽札幌市
▽北広島市
▽恵庭市
▽江別市
▽千歳市
▽苫小牧市の
6つの自治体とすでに個別の交渉を進めていて、今後、選定を進めていく方針です。
会見で栗山CBOは「球団では長年、育成とスカウティングを重視してきたが、本当の意味で育成ができる拠点を北海道に作らせてもらいたい。どこにもない世界一の施設を作って、世界に誇れる人材を育成したい」と話していました。
鎌ケ谷市長「大変残念で寂しい」
これを受けて鎌ケ谷市の芝田裕美市長は「『ファイターズ鎌ケ谷スタジアム』は1997年に開業以来、28年余りにわたり、多くの選手が巣立ち、市の地域資源として、市民はもとより、多くのファイターズファンに愛されてきました。1軍と2軍の距離がありすぎるなどやむをえない部分があるのは理解していますが、今回の表明は大変残念で寂しく思っています」とコメントを出しました。
Posted at 2025/07/07 17:56:41 | |
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