
いちい街なか店28日閉店 延べ28万人来客、駅前にぎわい維持貢献
2022年02月26日 08時10分
閉店を知らせる紙が掲示された店内。左は商品を並べる菊地店長
中合福島店があった福島市の空きビルを期間限定で活用した「福島市街なか交流館」が28日で閉館する。1階にあるスーパーのいちい街なか店は約1年3カ月間の営業で15回の物産展を開催。物産展を含めた買い物客数は延べ約28万人に上り、福島駅前のにぎわい維持に貢献した。
中合が2020年8月末に閉店し、中心市街地の空洞化が懸念される中、交流館は20年12月にオープンした。いちいは中合で人気だった物産展をほぼ毎月開催し、酒類や駄菓子などの販売コーナーも充実させた。
菊地和巳店長(47)は「駅前の大きなコンビニのような店。中合と比べられて大変だったが、街に来てもらえるきっかけをつくりたかった」と振り返る。
最後の物産展は23~28日に開催予定だったが、新型コロナウイルスの感染拡大によるまん延防止等重点措置を受けて中止となった。閉店セレモニーなども行わないが、28日は売り尽くしセールとして生鮮食品を割引販売する。営業時間は午前10時~午後7時。
2階の街なか交流スペースでは、同市出身の作曲家古関裕而や朝ドラ「エール」をテーマとした展示のほか、震災復興パネル展や各種展示会などが開かれ、来場者数は20日現在で9万7324人となった。
駅東口の再開発に伴うビルの解体工事は新年度から始まる見通し。
Posted at 2022/02/26 12:31:09 | |
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