東電管内“ひっ迫注意報”継続 停止の火力発電 夕方再開目指す
2022年6月30日 12時19分 熱中症
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東京電力の管内では30日も猛烈な暑さとなっていて、電力需要が増えることから政府は「電力需給ひっ迫注意報」を継続しています。
一方、東京電力管内に電力を供給する福島県の火力発電所がトラブルで運転を停止し、夕方までに出力を落としての運転再開を目指すとしています。
関東地方では30日も猛烈な暑さとなっていて、局地的に40度に達する危険な暑さとなる見込みです。
冷房などの使用が増えて電力需要は6月としては東日本大震災以降、最も高い水準となる見込みです。
このため政府は30日も東京電力の管内で「電力需給ひっ迫注意報」を継続しています。
電力の供給力を確保するため、東京電力の管内では老朽化によって運転を停止していた千葉県の火力発電所が午前11時前から再稼働しました。
一方、東京電力の管内に電力を供給している福島県いわき市にある常磐共同火力の勿来火力発電所9号機が30日午前3時ごろ、設備のトラブルで運転を停止しました。
9号機の出力は60万キロワットで、東京電力管内向けにはおよそ半分の30万キロワット分の電力を供給しています。
資源エネルギー庁などによりますと、需給が厳しくなる夕方の時間帯までに出力を半分程度に落としての運転再開を目指すとしています。
政府は東京電力管内の家庭や企業に対して午後3時から午後6時までの時間帯、熱中症に厳重に警戒し、冷房などを適切に使用しながら、できるかぎりの節電を求めています。
磯崎官房副長官「無理のない範囲での節電への協力を」
磯崎官房副長官は、記者会見で「きょうも厳しい電力需給状況となる見通しで4日連続で『電力需給ひっ迫注意報』を継続している。国民の皆様には適切に冷房を活用するなど熱中症にならないよう十分注意していただきながら、使用していない照明を消すなど引き続き無理のない範囲での節電への協力をお願いしたい」と述べました。
また、東京電力の管内に電力を供給している福島県の火力発電所が設備のトラブルで運転を停止したことについて「きょう夕方前に一部復旧する予定と聞いている。引き続き電力需給の状況を注視しながら今後の対応を判断していきたい」と述べました。
Posted at 2022/06/30 12:42:05 | |
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