
イチローさん マリナーズ球団殿堂入り 式典でファン大歓声
2022年8月28日 14時46分
大リーグ、マリナーズでシーズン最多安打など数々の記録を打ちたてたイチローさんの球団殿堂入りの式典が本拠地シアトルの球場で行われました。
イチローさんは、英語のスピーチでファンに感謝の思いを伝え、満員の観客から割れんばかりの大歓声が送られました。
イチローさんは2001年に大リーグで日本選手初の野手としてマリナーズに入団し、1年目から10年連続でオールスターゲーム選出とシーズン200安打を続け、2004年には大リーグ記録となるシーズン262安打をマークしました。
その功績をたたえられ、日本選手として初めて大リーグの球団の殿堂入りを果たし、27日、本拠地での試合の前に式典が行われました。
式典には妻の弓子さんや、かつてのチームメートなどが出席し、イチローさんがスーツ姿で登場すると、満員のファンから割れんばかりの大歓声とイチローコールが起きました。
イチローさんは式典の最後に英語でスピーチし、はじめに「ワッツアップ、シアトル!」、「調子はどうだい、シアトル」と大声で呼びかけて、球場を沸かせました。
スピーチは現役時代に当時のピネラ監督から試合に勝った後、ほおにキスをされ驚いたことなど、イチローさんらしいジョークを交えながらおよそ17分にわたりました。
そして、「現役は引退しましたが、野球は永遠に私の魂です。私は今もマリナーズのユニフォームを誇りを持って着ています」と、野球と球団への思いを語りました。
スピーチの最後は、「すばらしいシアトルのファンへ」として「21年前に最初の試合でルーキーだった私に大歓声を送ってくれて以来、その声援は決して止まることはありませんでした。2018年に再びマリナーズに戻ってきた時も熱烈に歓迎してくれたことは、私のキャリアで最も思い出深いことの一つです。マリナーズの一員として、あなたたちの前でプレーできたのは最高の名誉です」と締めくくると、観客から拍手と大歓声が送られ、しばらく鳴りやみませんでした。
イチローさんは、引退から5年が経過する2025年にアメリカ野球殿堂入りの資格を得る予定で、こちらも日本選手では初めてとなる殿堂入りが確実視されています。
Posted at 2022/08/28 17:20:10 | |
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