伊達市の養鶏場で鳥インフルエンザか ニワトリが多数死ぬ
11月28日 18時42分
福島県は、伊達市の養鶏場で死んだニワトリの簡易検査で、鳥インフルエンザの疑いがある反応が出たと発表しました。
高病原性の鳥インフルエンザと確認されれば、県内の養鶏場では初めてとなります。
県によりますと、28日朝、県北家畜保健衛生所に、食用のニワトリおよそ1万7000羽を飼育する伊達市の養鶏場から、通常より多くニワトリが死んでいると通報がありました。
県が死んだニワトリなど13羽の簡易検査を行ったところ、いずれも鳥インフルエンザの陽性反応が出たということです。
29日早朝までに遺伝子検査の結果が出る見通しで、高病原性の鳥インフルエンザと確定すれば、この養鶏場のニワトリはすべて殺処分されます。
福島県内ではこれまで、死んだ野鳥から高病原性の鳥インフルエンザウイルスが検出されたケースはありましたが、養鶏場での感染確認はありませんでした。
鳥インフルエンザは、感染した鳥と濃密な接触をするなど特殊な場合を除いて人には感染しませんが、県は、同じ場所で多くの野鳥などが死んでいる場合は決して素手で触らず、県や市町村に連絡してほしいと呼びかけています。
死んだニワトリの簡易検査で、鳥インフルエンザの疑いがある反応が出た養鶏場で働く人は、「4、5日前から2羽から10羽ほど死んでいて、腸の病気を疑って薬などを与えていたが、この段階では鳥インフルエンザだとは思いもしなかった。しかし、一向に良くならずきょうまでに300羽くらい死んでしまい、さすがにおかしいと思った。あす出荷する予定だった鳥も多く、処分されるのが本当に無念です」と話していました。
Posted at 2022/11/29 12:28:06 | |
トラックバック(0) | 日記