日枝久氏 フジ・メディアHD 経営諮問委の委員を辞任
2025年2月27日 18時48分
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フジテレビの親会社、フジ・メディア・ホールディングスは、長年にわたってグループの経営を率いてきた日枝久取締役相談役が取締役の人事などについて助言や提言を行う「経営諮問委員会」の委員を27日付けで辞任したと発表しました。
フジ・メディア・ホールディングスの「経営諮問委員会」は、独立した社外取締役が委員の過半数を占め、取締役会の諮問に応じて取締役の人事などについて助言や提言を行う組織です。
これについてフジ・メディア・ホールディングスは、日枝取締役相談役が「経営諮問委員会」の委員を27日付けで辞任したと発表しました。
フジ・メディア・ホールディングスの金光修社長は27日夕方、記者団の取材に応じ、「1月に嘉納修治氏が代表取締役会長を辞任し、今回、委員が空席になってこれをどうしようかといったときに日枝氏に対して私が委員の辞任を促したら、『それは了解した』ということだった」と述べました。
金光社長によりますと、日枝氏は先週末に入院し、27日開かれたフジ・メディア・ホールディングスとフジテレビの取締役会には出席していないということです。
長年にわたってグループの経営を率いてきた日枝氏は経営に強い影響力を持っていますが、一連の問題を受けてフジテレビの経営が悪化する中、今後の進退を含めてどのような対応をとるのかが焦点となっています。
金光修社長「役員平均年齢の引き下げを」
フジ・メディア・ホールディングスの金光修社長は27日夕方、記者団に対し、「新たな経営諮問委員会で速やかにフジ・メディア・ホールディングスの新たな役員体制についても議論していくつもりだ。基本的な方針としては役員体制をコンパクトにし、役員平均年齢を下げるなどよりよい体制にすべく進めていきたい。全体の年齢層が高いのでやっぱり低くした方が時代に即した形での役員体制になると思っている」と述べました。
Posted at 2025/02/27 21:02:12 | |
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