
イトーヨーカドー福島店解体へ 4月以降着手、敷地の駐車場3月終了
2025/02/26 07:30
昨年5月に閉店したJR福島駅西口のイトーヨーカドー福島店の建物が解体されることが25日、土地と建物を所有する不動産大手ヒューリック(東京都)への取材で分かった。4月以降、解体に着手するという。閉店に伴い駅前周辺の空洞化が課題となっているが、同社は解体後の跡地利用について、「あらゆる選択肢を含めて検討している」とコメントした。
敷地の駐車場部分は現在、コインパーキングと定期契約の駐車場として活用されているが、3月末で営業を終了する。駐車場を管理するパラカ(東京都)によると、定期契約者にはすでに通知しており、今後駐車場内の看板などで周知するという。
福島店の建物は鉄筋コンクリート造り4階建てで、完成から40年以上が経過している。敷地面積は約2万3750平方メートル。ヒューリックは福島店の閉店後、地質調査を進めていた。
福島市が設置した駅周辺まちづくり検討会は、福島店の跡地利用を巡り、「複数機能を備えた一体的・複合的開発が望ましい」などとする検討報告書を市に提出している。市は今後、ヒューリックに報告書の内容を伝える方針。跡地の利活用に関しては検討会でも「西口の新しい顔となるものが必要」と意見が出ており、市は、まちづくりの観点で利用してもらいたい考えだ。市都市計画課の担当者は「今後も動きを注視しながら対応していく」と述べた。
Posted at 2025/02/26 11:19:07 | |
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