赤澤経済再生相 訪米取りやめ “事務レベルでの調整生じた”
2025年8月28日 11時58分
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アメリカの関税措置をめぐり赤澤経済再生担当大臣は28日から予定していたワシントンへの訪問を取りやめました。政府関係者は閣僚どうしが会談する前に事務レベルで調整すべき点が出てきたとしています。
アメリカの関税措置をめぐり、赤澤経済再生担当大臣はトランプ政権の閣僚と会談するため、28日午前、羽田空港を出発してワシントンを訪れる予定でした。
会談では自動車の関税を引き下げるための大統領令の速やかな発出などを強く求めるとともに、日本からの投資に関する合意文書の扱いについても意見を交わすことにしていました。
しかし、出発の直前に急きょ訪問を取りやめました。政府関係者は閣僚どうしが会談する前に事務レベルで調整すべき点が出てきたためと説明しています。
政府は可能なかぎり早期の大統領令の発出を求め、アメリカ側との調整を続ける方針です。
林官房長官 “大統領令の速やかな発出など強く求める”
これについて林官房長官は記者会見で「アメリカ側との調整の中で事務的に議論すべき点があることが判明したため出張を取りやめ、事務レベルで協議を続けていくことになった」と明らかにしました。
その上で、政府として引き続き自動車の関税を引き下げるための大統領令の速やかな発出などを強く求めていく考えを示しました。
そして「アメリカ側とは日米合意の誠実かつ速やかな実施が重要であることを確認している。相互利益の促進につながる成果を早期にあげ日米双方の成長と経済安全保障を実現し日米同盟をさらに強化していく」と強調しました。
Posted at 2025/08/28 12:05:15 | |
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