少年期に、2人の芸能人の振る舞いに感銘し、自分も大人になったら真似したい、と考えていました。
1人目は、タモリ氏です。TV番組等で、吉永小百合さんの大ファンであることを公言し続けていました。熱狂的なサユリストを隠そうとしないその姿が潔く、当時の私には、とてもカッコよく見えたものでした。
2人の共演機会は、長らく実現しませんでした。相手が国民的大女優とはいえ、タモリ氏自身も国民的人気タレントになっていたのですから、不思議な話だと思っていました。鷲が雀を握りつぶすように、簡単に好きなゲストを指名するくらいできたはずなのです。
ここからは、想像するしかありませんが、公的ではない場所で既にそれが実現していて仕事で会う意欲がなくなっていたか、ガチの一途さから控えていたのかもしれません。タモリ氏といえば、トークの神様に近い大御所のイメージですので、女神様と崇める方が横にいては、本来の能力を発揮できないかもしれません。
文章の流れで、一瞬だけ妄想したのは、自分の横に菊池桃子さんがいて仕事ができるかどうかです。絶対に無理です。視線が絡んだだけで、なにも手につかなくなります。8年前、ファンの集いで、30秒ほど、桃子さんと1対1で会話をした経験がありますが、あの状態が5分以上続いたら救急搬送されていたでしょう。タモリ氏も人間ですから、こういう感覚がいくらかはあったのではないかという想像です。
影響を受けた2人目は、谷村新司氏です。ラジオのインパクトが絶大でした。タモリ氏と共通しているのは、カミングアウトの潔さです。新宿歌舞伎町にある専門店で店番を頼まれるほどの常連で、上級者向けアダルト写真集の熱狂的ファンであることを公言していました。猥談は、想像を掻きたてるように、とことんスケベな語り口なのですが、変態や偏執狂的な要素は感じられず、とても明朗なエッチさでした。あれに憧れ続けていました。
このように、2人の影響を受けたのですが、タモリ氏のほうは、ほぼ実現できていると思います。39年間、桃子ファンの集団を意味する桃太郎軍団の一員であることを公言し続けてきました。
谷村氏のほうは、高校時代に一部達成しています。――この話は、また別の機会に。
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2023/11/11 10:05:32