剥き出しタイプのエアクリーナーに早く交換したいのだが、まだ排気系が純正なのでとりあえずブリッツの純正交換タイプを購入してみた。ただ交換するだけでは面白くないので、レガシィで使っていたHKSとトラストのエアクリーナーを引っ張り出してきていろいろ比較してみた。
まず、エアインテーク側から見た4製品。左上からブリッツ、純正、そして下はHKSとトラストだ。
今度は反対側(ホース側のボックス面)から見た状態。
HKS以外の製品は、吸気圧に耐えられるように、また集塵効果を高めるためにジャバラ構造になっている。
トラストもジャバラになっているが、ジャバラの数は少なく、また縦方向になっているのが特徴的だ。
ブリッツのエアクリーナーが一番純正に近い形状だが、ジャバラの数は純正より多かったのは意外だった。
次にフィルターの材質だが、純正品は集塵効果が高そうな綿糸のような材質だ。ブリッツのフィルターは、インテーク側はペーパーのような材質だが、ホース側の面は毛足が短い繊維質になっており、2層構造になっている。HKSは、両面ともスポンジのような材質だが、真ん中に繊維質の層があり、サンドウィッチのような3層構造になっている。トラストは、キッチンペーパーのような材質だ。
今度は縦方向から見てみる。左からHKS、ブリッツ、トラスト、そして純正の順番だ。ここで注目したのは、ホース側のボックスに密着するフレーム部分だ。
純正品のフレームはプラスチックだが、フレームの外周にフィルターと同じような繊維で覆ってあり、砂塵等のダスト浸入を防ぐような構造になっている。トラストとブリッツは、フレームの材質がゴムラバーになっており、これがエアクリーナーボックスと密着して、ダストの浸入を防ぐような構造になっている。一方、HKSはプラスチックフレームのみで、ダスト浸入を防ぐような対策は施されていない。
エアクリーナーはフックによって押さえ込む形で固定されるが、路面条件などによっては振動でフィルターが動いてしまうことがあると思う。そこでエアクリーナーをボックスに収納したときにどのくらいズレてしまうのか、つまり製品の寸法精度を調べてみた。
純正は、左右に多少余裕があるが、上下方向はピッタリだった。
ブリッツとトラストは、左右にほとんど余裕はなかったが、上下方向に余裕があった。
HKSは設計ミスではないかと思うくらい、左右、上下方向とも余裕があった。
車は基本的に上下振動の方が多いはずだ。そう考えると、純正品はよく出来ていると思う。HKSはたまたま購入したものがハズレだったのかもしれないが、やはりダスト対策をしていないのはよろしくない。
ところでトラストのエアクリーナーだが、意外と重く出来ている。もしかすると、ゴムで密着させるだけでなく、製品に重さをつけることでズレを防止しているのではないかと思った。
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Posted at
2010/05/01 23:41:31