RomRaiderのフォーラムでトピックとなっていた「Requested Torque Limit」というテーブルを調べてみた。
これはエンジン回転数に対してギヤ毎にRquested Torqueを制限させるテーブルだ。
フォーラムに掲載されていたUSDM向けのWRXでは1速から6速までセルが存在していたが、自分のROMは1速と6速だけだった。データの方はすべてMAX値の500になっているのでRequested Torqueは特に制限されていないようである。
一応R205、GVF、それからエクシーガも調べてみたが、すべて同じデータだった。ただ、GVFとエクシーガには6速は存在しないので、このテーブルは関係ないかもしれない。
ところで、IDAでルーチンを調べていたら、「Requested Torque Base (RPM)」には、あと3つのテーブルがあることを偶然発見した。
ベースとなる「Requested Torque Base (RPM)」は18セルの構成だが、今回見つけたテーブルはすべて16セル構成になっており、値もすべて500となっていた。
たぶんこのテーブルも制限値を決めているものではないかと思う。しかし、なぜ3つもテーブルがあるのかは不明だ。いづれにしても、このテーブルも設定する必要はなさそうだ。
あと、今月リリースされたGVFの定義ファイルから「Fuel Pump Duty」と「Ignition Dwell」も調べてみた。
こちらはどのように設定すればいいのか分からないのでしばらく様子見だ。
今回の調査で、DBW関連は他のテーブルと比較して意外と複雑な構造になっているということが分かった。そして見える形にできないテーブルはまだたくさん存在しており、いろいろな場所で絡んでいることも分かった。
また何か新たな発見があればブログにアップするつもりだ。
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Posted at
2011/03/26 21:06:01