街乗りで常用する領域をもう少し改善したいと思っていたので今日はDBWの設定を変更してみた。
自分だけかも知れないが、DBWの設定が一番面倒だと思っている。点火時期や燃調の調整も大変だが、DBWは3つのテーブルから成り立っているからややっこしい。
1. Requested Torque (Accelerator Pedal)
2. Requested Torque Base (RPM)
3. Target Throttle Plate Position (Requested Torque Ratio)
軽くチューニングするなら「Requested Torque (Accelerator Pedal)」を全体に底上げするように設定すればいいと思うのだが、本格的に設定していくとなると、やはり3つのテーブルを見直さないとだめなのである。
「Requested Torque (Accelerator Pedal)」はさまざま項目に関連する「RAW ECU VALUE」を決めるマップだが、アクセル開度とスロットル開度のバランスを決めるのは残りの2つのテーブルだ。
この2つのテーブルは結構くせ者で、変に設定するとアクセル開度とスロットル開度のバランスが崩れてしまう。例えば、アクセル開度30%の時にスロットル開度が10%になったりするわけだ。
いつもながらアクセル開度とスロットル開度のバランスを見るために「Log file interpolation」を使った。
今回は「Requested Torque (Accelerator Pedal)」と「Requested Torque Base (RPM)」はほとんど変更せずに、「Target Throttle Plate Position (Requested Torque Ratio)」の値を細かく修正してみた。
これが地味な作業というか、値を変更した後にマクロ計算させないとバランス結果が見れないので非常に面倒だった。たかが18行×4列の値を変更するために2時間近くもかかってしまった。
修正したアクセル開度とスロットル開度を3Dグラフにしたもの
ちなみにノーマルの3Dグラフはこんな感じ
やっとバランスが整った値になったと思ったのだが、Target Throttle Plate Position のテーブルだけを3D マップで見ると、こんな感じになってしまった…
ちょっと心配だったが、問題があればまた作り直せばいいやと思い、このまま書き換えてみた。
ぐるっと家の周辺を走ってみたが、なかなか良い感じに設定できたようだ。ログを見てもアクセル開度とスロットル開度がバランスよくシンクロされて記録されていた。
次回は中間域の点火時期調整かなぁ。。。
Posted at 2011/01/08 22:09:02 | |
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