
最近ECUも触るようなところがなくなってしまい、ちょっとつまらない。
土曜日にいろいろなモデルのECUを再び見てみたが、残念ながら参考になるものはなかった。ただ、E型やGRBのマップを見れば見るほど、どうしてGRBの理想空燃比領域はあんなに広いのかとか、なぜE型の低負荷領域の点火時期は早いのかという疑問がまた湧いてきた。
昨日本屋でインプレッサマガジンを立ち読みしていたら、ある広告記事が目に止まった。それは「TGVを取り払ってパワーアップさせる」というものだった。GRBのインマニにはこんな蓋が付いていたのかと思って見ていたら、ふとECUのことを思い出した。
ちなみにTGVとは、GRBやレガシィのD型以降で採用された「タンブル・ジェネレーテッド・バルブ」というものだ。これはインマニ内に設けられた2枚のバタフライバルブを調整することによって燃調室内でタンブル(縦渦)を発生させ、排ガス性能や燃費性能を向上させるものだ。英語の資料になってしまうが、
ここにTGV有と無の写真、それから
概念図が入った解説があるので参照して欲しい。
ネットでTGVのことを調べてみると結構情報があり、お馴染の海外フォーラムにはたくさん掲載されていた。US向けのモデル(2.5Lのターボ)にはずいぶん前からTGVが採用されているようで、TGVレスはもはや定番?とも言えるチューニングらしい。
これでなんとなく、E型やGRBの点火時期や燃調マップなどのことが分かってきた。しかし、TGVレスにした場合、ECU制御はどうなるんだろうか。現在の定義ファイルでは、TGVに関する項目はなく、ダイアグトラブルコード側だけに項目が存在しているだけだ。
たぶんTGVが関係するのは、Throttle Opening Angleではなく、Accelerator Pedal Angleの方だと思うのだが、残念ながら実車がないので自分は確認できない。GRBやD型以降のレガシィに乗っている方は、TGVのスイッチ系をログに採ってみると、何かヒントや面白いことが分かるかもしれないと思う。
Posted at 2009/06/01 18:26:36 | |
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