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2009年07月27日 イイね!

ECUの学習からの考察-2

ECUの学習からの考察-2昨日の続き…





前々から疑問に思っているのが、AF Learning D(AFL-D)の変化だ。Learning Viewで小まめにチェックしているのだが、AFLレンジのA~Cには変化があるのに(O2センサーのフィードバックがあるのでこのレンジは変化するのが一般的)、いまだにAFL-Dは0%のままで変化がない。昨日の「ECUの学習からの考察-1」で、AFLの値が0%であればバランスが取れた状態と言ったが、自分の場合は燃調もかなり変更しているので、多少の変化はあるのではないかと思っている。


ここでMAFに着目してみる。

ここで説明するMAF(吸入空気量)とは、エアフローセンサーで測定された電圧値(Mass Airflow Sensor Voltage)を元にしたMAFマップ(Maf Sensor Scaling)の値のことだ。
このMAFマップは、リニアな電圧に対応できるようにMAF値が細かく設定されている。セル数は全部で54個あり、そのうちAFL-Dに関係するセル数は26個にもなる。

言い換えれば、この26個のセルはOpen Loop領域のほぼ全体に関わっていることになる。範囲が広いということは、AFL-Dの補正係数によっては、影響を及ぼす範囲が広くなるということだ。画像は論理的なMAFを示したマップになるが、ピンクの部分がAFL-Dに関連する部分になる。

つまり、ある許容範囲に合った燃調であれば、補正は入らないんじゃないかと思うのである。
それでは、ある許容範囲はどのくらいかというと不明である。実はこの許容範囲を調べようと思って、先週の日曜日に走りに行ったのだが、なぜかログが取れなかった。いづれロギングして分析したいと思う。


ところで、以前「MAFのロギングと変更」でClosed Loop領域に相当する範囲のMAF値も変更してみたが、どうやらAFL-Dに影響することはないようだ。

Posted at 2009/07/27 17:03:16 | コメント(2) | トラックバック(0) | ECU関連 | クルマ
2009年07月26日 イイね!

ECUの学習からの考察-1

ECUの学習からの考察-1いまだにAF Learningで分からないところがある。今回はECUの学習をレビューして、Open Loop領域におけるAF Learningを考察していみたい。


ECUの学習は、自分の知る限りインプレッサもレガシィも同じ仕組みだ。たぶんエクシーガも同じないのではないかと思う。


ECUの学習には3つある。1つ目は点火時期補正係数(Ignition Advance Multiplier = IAM)、2つ目はAF(エアフロー)学習補正(AF Learning = AFL)、そして3つ目は点火時期補正(Fine Learning Knock Correction = FLKC)だ。これらの値はRAMに記憶されており、それぞれの値はRomRaiderのLearning Viewというアプリケーションを使って確認することができる。また、RAMに記憶されているので、バッテリーを外してしばらくすればこれらの学習値は初期化される。


まずIAM(①の部分)だが、基本的に1度正しく学習されると値は変化することはない。32ビット系のECUであれば、初期値は0.5000で最大値は1.0000である。もしこのIAMの最大値が下がることがあれば、それは大きなノッキングがあったということになる。説明が長くなるので割愛するが、自分のレガシィの場合、3.9度以上の遅角があった場合にIAMは初期値に戻る。


一方、AFLとFLKCは走行条件によって常に変化する。AFLはAFセンサーやO2センサー等の情報によって変化し、FLKCはノックセンサーによって変化する。


FLKCのテーブル(③の部分)は、ノッキングを検知しなければ、どのセルも0である。もしノッキングがあり、かつIAMが最大値であれば、点火時期の遅角値(マイナス値)が保存される。もしIAMが最大値に達していない場合は、進角値(プラス値)や遅角値(マイナス値)が保存される。なお、このテーブルの各セルには、それぞれインデックス(番号)を付けられており、ECUがノック状態とその番号にある補正値を参照し、状況に応じて最適な点火時期を再計算している。


AFL(②の部分)は、以前の「AF Learning」で少し説明しているが、もう少し補足しておきたい。まずAFレンジだが、それぞれの範囲を簡単に言えば下記のような状態のことだ。

AF Learning #1 A: 0~7 g/s 通常のアイドリング状態及びアイドルよりやや高い状態
AF Learning #1 B: 7-20 g/s ノロノロ走行、アクセルをほんの僅かに踏んだ時など
AF Learning #1 C: 20-40 g/s 巡航状態
AF Learning #1 D: 40+ g/s アクセルを強く踏み込んだ時や高負荷走行状態

AからCは基本的にClosed Loopの領域であり、最後のDは基本的にOpen Loopの領域だ。そして初期値はすべて0である。

AFLとは燃調に対する補正係数である。似たようなパラメータとしてAF Correctionという補正係数があるが、これはClosed Loopのみで使用されるものである。

AFLの単位は%とだが、負値を示していればそれは燃料を増量していることになり、また正値を示していれば減量していることになる。つまり0%であれば、バランスが取れている状態を示していることになる。なおAFLの最大値は±15%で、許容範囲と言われる値は約±5%されている。特にAF Learning #1 D(AFL-D)の値は重要で、5%以上を示していればリーン(燃調が薄い)ということになり、エンジンブローの確立が高くなるので注意が必要だ(5%台くらいまではぎりぎりらしい、6%以上を示したら相当注意のようだ)。
ちなみにこのAFLレンジにもそれぞれインデックス(番号)があり、ECUは吸入量(Mass Airflow = MAF)からセルの値を参照している。


ずいぶん前に何かの雑誌で、ECUはたくさん走ればデータがどんどん蓄積されて賢くなるようなことが書いてあったが、ECUにそんな機能はない。上記のようにIAM以外は、走行状況によって値を一時的に記憶しているだけだ。

以上がECUの学習機能だが、肝心の考察は次回にアップしてみたい。


Posted at 2009/07/26 23:39:44 | コメント(2) | トラックバック(1) | ECU関連 | クルマ
2009年07月26日 イイね!

インプレッサ WRX STI spec C試乗

インプレッサ WRX STI  spec C試乗先日発表されたインプレッサ WRX STI spec Cに試乗してきた。昨日ディーラーに入庫したらしく、オドメーターを見たら、まだ23kmだった。


試乗した印象を端的に言うと、

「運転した感じは、ノーマルのWRX STIとの差が分からん」だった。


足回りはspec C専用にチューニングしてあると言っていたが、なんとなく固いような気もするがよく分からず。エンジンのフィーリングも暑い日だったせいか、なんとなくもっさりしていて分からなかった。しかし、新車とは言え、試乗車なので遠慮なく7500rpmくらいまで回させてもらった。ECUも専用のものになっているようだが、たぶんDBWやAVCSあたりが若干変わっているくらいだと思う。
まぁノーマルのWRX STIも、そんなに長時間に渡って運転しているわけではないし、ましてアナログ的な感覚の記憶なんてすぐに忘れてしまうから、差を感じることができなかったのだと思う。

STIとの運転フィーリング差は分からなかったが、spec Cのスペックやコンセプトは結構気に入っている。軽量化の一環らしいが、自分には不要な装備がなくなっているのは好感が持てる。ワイパーデアイサーやヘッドランプウォッシャー、それからフォグランプなど、ノーマルのWRX STIを買ってもまず使うことはないからだ。

とりあえず気に入ったので見積もりもしてもらった。今回下取り査定をしてもらったのだが、自分のレガシィの下取り額は約125万円だった。ある程度予想はしていたが、やっぱり安いねぇ。。。新車で購入してから約4年、購入時の約半値は仕方ないのかな。ところで、マフラーは社外品だと査定が下がると言われてしまった。純正マフラーはとっくに処分してしまったから、いまさら純正に戻すなんてできない。タイヤとホイールも純正品がないので、下取りに出すならそのまま出すと思う。

試乗した後、久々に三菱のディーラーにも寄ってみた。三菱はすぐ隣りにあるので、どちらの営業もかなりプレッシャーらしい。昨日も知り合いのランエボⅩをまじまじと見させてもらったが、うちには車幅が厳しいだよなぁ。。。

来年の車検前に買うか、それとも今買うか、悩みどころだ。

Posted at 2009/07/26 16:41:08 | コメント(2) | トラックバック(0) | 車全般 | クルマ
2009年07月19日 イイね!

不可思議な出来事

不可思議な出来事今日は調べたいことがあったので走行ログを採りに行ってきた。

天気は曇りで朝5時の気温は26℃、湿度の方は蒸し暑いと感じなかったのでたぶん低かったと思う。とりあえずロギングにはまずまずの気候だった。それより今日は三連休の中日だったので、渋滞の方が心配だった。

しかし、予想に反して道路は空いていた。今日は良いデータがたくさん採れそうだと思いながらゲートを通過し、そこから幾度となくアクセルを普段以上に踏んだ。そんなアクセルワークをしたおかげで、久しぶりに3速でレブリミットにあててしまいフューエルカットされてしまった。でも、ログにはどんなデータが記録されているのかを考えたらちょっとワクワクしてしまった。

いつものコースを走った後は、いつものコンビニに寄った。店に入る前にPCをスタンバイにさせようと思って画面を見ると何かおかしい。それは、さっきレブリミットにあたった回転数がダッシュボード上に表示されていなかったのである。他のパラメーターをよく見てみると、数字がフリーズしているではないか!! しかし、ECUの通信状況を示すステータメッセージは「Logging to file」のままだった。もしやと思ってCSVファイルを見ると、肝心のデータがまったく記録されていなかった。正確に言えばCSVファイルは2つあった。最初のCSVファイルはきちんと記録されており、2つ目のファイルがロギングパラメーターだけでデータが記録されていなかったのである。いつも自宅からほどなく走るとロギングを開始するのだが、今日は途中の信号待ちで何気なくPCを見た時に「Connecting to ECU」となっていた。そのため、一度ロギングを停止し、再度ロギングを開始したので2つのファイルになっていたのだ。この時点でよく確認すればよかったのだがもう後の祭りだ。

とりあえずロガーを再起動するが、どうも挙動がおかしかい。そこでUSBの延長ケーブルに問題があるのかと思い、延長ケーブルを外してOpenPortケーブルを直に接続してみたら、やっとダッシュボード画面の数字が変化し始めた。帰り道はロギング出来たが、すでに道路も混み始めたので残念ながら欲しい思うデータは取得できなかった。

しかし、問題はこれで終わらなかった。家に着きエンジンを切った後、Learning Viewのスクリーンショットを取ることを忘れたことに気がついた。そこでLearning Viewを起動させ、キーをエンジンスタート位置に回したところ、COMポートエラーが表示された。おかしいなぁと思っていたら、ドライバーインストールのウィザードが起動してきた。えっ?なぜ?と思いながらも、とりあえずドライバーをインストールすると、Learning ViewのCOMポートが認識され、今度はきちんと通信が出来たのだ。

さっきまで原因を調べるためにRomRaiderのログなどを調べてみたが、結局何も分からなかった。ところでRomRaiderのログは、日時が記録されていないので非常に分かりにくい。左端の番号は何を意味しているんだろうか。
あと、今日インストールした(された)ドライバは、「Tactrix Inc. (usbser) Ports (7/29/2008 1.00.0000)」という名前でプログラムと追加と削除に追加されていた。

一体何が原因なんだろうか。。
Posted at 2009/07/19 23:36:15 | コメント(3) | トラックバック(0) | ECU関連 | クルマ
2009年07月11日 イイね!

ノンブラシ洗車

ノンブラシ洗車梅雨時はなかなか洗車するタイミングが難しい。今日は曇りで絶好の洗車日和だったのだが、気合を入れて洗車する気分でもなかったし、なんとなく雨が降りそうだったので、洗車は止めておくつもりだった。しかし、あまりにも汚かったので以前ネットで見たノンブラシ洗車というもので洗車をしてみた。

ノンブラシ洗車ができる洗車場をネットで検索してみると、六方町と実籾の方にあることが分かった。六方町の方はいつも道路が混んでいるから嫌だったので実籾の方にある洗車場に行ってきた。

洗車場に行くなんて10年振りくらいだろうか。それに洗車機に入れたのも10年以上の前のことなので、洗車機に入れる前は少し緊張してしまった。

洗車コースにはいろいろなコースがあったが、とりあえず洗剤コースというものをやってみた。料金は700円だったが、一般のブラシ洗車の価格を知らないので高いのかどうかは分からない。

問題の洗車の方はある程度予想はしていたが、あんまり綺麗にならなかった。それと乾燥させるブローがイマイチなせいか結構水滴が残った。手ぶら状態で行ったので水滴の拭き取りをどうしようかと思っていたら、入り口に自由に使えるタオルが完備してあり、それで水滴を拭き取ることができた。一般の無人洗車場と違い管理人がいるので、他にもタイヤクリーナーやミニバンのルーフを拭くための脚立なども完備してあったのは良いサービスだと思った。

でも、またノンブラシ洗車は使うことはないなぁ。やはり自分で手洗いでやるのが一番綺麗になると思った体験だった。

Posted at 2009/07/11 23:51:01 | コメント(3) | トラックバック(0) | 車全般 | クルマ

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