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イイね!
2018年11月07日

ライブカメラを楽しむ

ライブカメラを楽しむ 自分は日常、特定のTV番組以外はほとんどTVを見ません。
昔はバラエティー番組やら深夜番組やら、流行を追う訳でもなくフツーに見ていたのですが、どうも歳を取ったせいか必要以上に大勢(に感じられる)の芸能人、芸人が異様なテンション(に感じられる)で大騒ぎしているのに耐えられなくなってしまいました。
その代わり、YouTube等の動画サイトを楽しむ機会が多くなりました。

と言っても、いわゆる「ユーチューバー系」ではなく(一方的に語られるのは苦手)ノウハウモノや景色を映したもの、それと「ライブカメラ」が多いかな♪
日本国内より、海外の鉄道関係のライブカメラを眺めていると時間を忘れてしまいます。

それらの中のひとつ、アメリカはオハイオ州の「デシュラー(Deshler)」という町にある、線路の平面交差にある公園からのライブカメラとその特徴を取り上げてみます。オハイオ州には以前親戚家族が住んでおり、学生時代に3週間ほど滞在したことがありますが、デシュラーはそこから北へ140km程離れたところにあります。
アメリカ国内には網目の様に、複数の貨物鉄道の線路がエリアごとに敷かれています。さらに、地方鉄道や工場の専用線が無数に存在し、それぞれの本数が過密ではないこともあって線路同士が日本の様な立体交差ではなく平面で交っているのが普通です。
その中のひとつがデシュラーの平面交差で、複線(厳密には単線並列)と単線がタイトル画像の様に交差し、さらにそれらを結ぶデルタ線が見られます。ちょうど交差しているところに見られる白い物体は、保線用の軌陸車の様です。


さて、デシュラーの平面交差ではこの秋大きな工事が行われました。それは線路の交換作業。平面交差は線路が交わる箇所に大きな隙間があり、通過時に大きな音や振動が出ます。それらは経年とともに酷くなり、振動で突き固められた道床が沈下し、列車が通るたびに線路が沈み込むので大きく揺れ、また脱線の危険もあります。


線路交換前の平面交差。交差部分の線路が白っぽいのは「墳泥」と言われ、地下水上昇や長期の浸水等でやわらかくなったり、あるいは長年列車振動などで荒らされた路盤表面の土が泥となり、列車荷重など圧力がかかった際にバラスト(砂利)の隙間を上昇し、道床表面に噴出することが起きているからです。(ウィキべディアより引用)



通過時のジョイント音や車両の上下の揺れが分かるでしょうか?(音量注意!)


そして今年の9月16日、平面交差の線路が交換されることに。工事は明け方開始!

暗いうちから線路を切断する作業が行われ、すでに線路が切られた状態。



重機を使って枕木ごと引き剥がされます。



30分後にはすっかり線路が引き剥がされました。



すでに枕木に組み付けられた線路が運ばれます。



平面交差部分の道床を一旦取り除き、重機で突き固めます。





6台の重機が息を合わせ、組み上げられた平面交差部分のレールを敷設します。



重機が退去し、既存の線路との接続作業が進みます。



交差する単線側の線路も運ばれ、仮設置されます。



敷設された線路にバラストが撒かれます。



そしてお昼過ぎ、早くも最初の貨物列車が徐行で通過!



バラストを突き固める簡易的なマルタイかな?



こちらはバラストを均し、余分なバラストを回収するスイーパーでしょうか。





工事が終わると、列車が通過する際に発していた音が殆ど無くなりました。
ちなみに北米の貨物列車はとても長く、連結器の破損を防ぐために編成の中間や最後尾にも機関車が連結され、それらは先頭の機関車から無線で操縦されているそうです。



平面交差部分からの大きな音は無くなり、控えめなジョイント音だけが聞こえます。
なぜ通過時の音が小さくなったのかというと・・・



これまでは交差する線路が同じ高さで交わり、それらをまたぐ際に通常の継ぎ目より広い隙間が開くので大きな音と振動が出ていました。(参考画像)



新しい平面交差では、単線側の線路が僅かにかさ上げされ、車輪のフランジが交差する線路の上を通過する様になっています。(参考画像)さらに・・・



単線側では車輪のフランジ部分で転がるので線路の隙間を跨がないため、速度制限はありますがこちらも大きな音がしない様になっています。(参考画像)



車輪のフランジの高さ分だけ交差する線路の高さを上げるという、一見荒っぽい方法ではありますが、路面電車の様な溝付きレールにすることで脱線の心配もありません。日本国内には直角やそれに近い角度で交わる平面交差は殆どありませんが、今でも使われている場所ではこういう発想があったのですね♪(´ー`)b



こちらは北米大陸を横断するダブルスタックトレイン。海上コンテナを上下2段積みしています。なぜこんなに長いかというと、いわば「内陸を走るコンテナ船」だから。西海岸でコンテナ船から貨物列車に積み替えられ、中西部や東部を目指して昼夜問わずに疾走します!
ちなみに貨物列車の長さは2km〜7kmにも及ぶとか。武蔵野線で例えるなら南越谷〜吉川美南を超えるぐらいまでカバーしちゃいますねw
次の機会では、旅客列車のことを取り上げてみようと思います。

以上、長々と失礼いたしました(^_^;A
ブログ一覧 | 鉄道 | 日記
Posted at 2018/11/08 00:30:43

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この記事へのコメント

2018年11月9日 21:32
「貨物列車」繋がりで、オーストラリアでは暴走した272両編成の貨物列車を脱線させて停めたのがニュースになってたねぃ。
272両もワイルドだけど、停めかたもワイルドだな~。
(・∀・)

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181108-00010005-afpbbnewsv-int
コメントへの返答
2018年11月9日 23:59
ちょっとタイムリーなニュースだったね!オーストラリアでの貨物輸送は「ロードトレイン」と呼ばれる数量連結されたトレーラーが有名なので、貨物列車はピンとこなかったよ(^_^;A

https://www.youtube.com/watch?v=p6ED3awJOyM

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