【アドレス】WR変更計画 [4] ～走行インプレ編～

　遅くなりましたが、WR(ウェイトローラー)交換後の走行インプレです。

　まずノーマルアドレスの加速ですが、

１．4000rpm付近でクラッチがつながり回転数の上昇とともに速度が伸びていく。
２．5500～6000rpm付近で回転数の上昇が緩やかになり、速度は伸びていく。このときの速度は60～70km/hくらい。(プーリーが移動する変速域)
３．6000rpm以降は再度回転数とともに速度が上昇する。
４．8500rpm、95km/h程度で頭打ちとなる。(ノーマルメーターだと100km/h程度)

となってます。

　WRを軽いものに替えると、遠心力が弱くなってプーリーの移動が遅くなります。つまり、２．の時点での回転数が高くなることになります。
　アドレスのエンジンは6000rpmで最高トルク、7500rpmで最高出力が発生する特性を持っていますので、ノーマルより上の回転数を使うことでパワーアップをはかることができるというわけです。

　実際にノーマルの17gから15gに変更してみたところ、２．の回転数が+100rpmくらいになりました。たかが100rpmと思うかもしれませんが、これが想像した以上に大きな影響を与えました。

　ノーマルが「ブーーーン」という加速感とすると「ギューーーン」という感じに変わりました。わかりにくいですかね。(笑)

　とにかく変速域からの加速がグッと良くなりました。常用域となる40～80km/hくらいの加速感が抜群に良いです。トルク感が増した感じです。坂道もグイグイ登ります。

　と、ここまで聞くといいことばかりのようですが、もちろんデメリットもあります。

　まず、最高速が落ちます。
　これはおそらくプーリーを押す力が弱くなって、プーリーの外周をいっぱいまで使えないからではないかと思います。80km/hを超えたあたりから加速が弱くなってきて、90km/hくらいでほとんど伸びなくなります。ノーマルと比べると-5km/hくらいでしょうか。
　まぁこれは覚悟の上でした。最高速域はほとんど使うことないので、常用域での加速をあげることが目的でしたので満足してます。

　あとは回転数があがることで燃費が下がることが予想されます。
　ただ、思ったほど巡航時の回転数があがってないので、それほど燃費には影響しないかなとも思ってます。今後の燃費報告でわかってくるでしょう。

　WRの変更は予想以上に良かったです。
　パワーアップというよりも加速特性を変えるものなので万人にお勧めできるものではありませんが、マフラーを替えて低速がかったるくなったような人にはぜひお勧めします。