※写真はフォトフォルダにアップしました。
さて、いよいよ待ちに待ったK4-GP 5時間500kmクラス当日です。
この日のためにクルマを準備し、人間も朝型に対応するため生活サイクルを早めて準備してきました。
レース前日は午後5時過ぎに仕事を終わらせ、すぐ帰宅。
荷物の忘れ物がないかチェックし、早めに午後9時には就寝。
当日は午前2時半起床→3時出発→4時半~5時には富士スピードウェイに到着という予定です。
予定通り富士スピードウェイに到着し、正面ゲート横の受付へ。
事前配布されていた受付ハガキを渡し、注文していた腕ベルトとマッドハウスクラス分けステッカー等を受け取り、チームみんなでいよいよ富士スピードウェイに入場です。
初参加なので、先陣切って走る勇気はないので、他の自走で来ているレース参加車両っぽい車両の後を付いていくことに(笑)
他の車両もとりあえず17番駐車場に一旦集まり、レースに関係無い車両はそこに駐車し、積車で乗せてきた車両等はスグ先のCパドックで積車を駐車する感じです。
ウチのチームもアイの他、2台に荷物をまとめてピットのあるAパドックへレッツゴー!
Aパドックに入る際、許可証の提示が求められますが、ここでアイにとっても嬉しい扱いが・・・!
「あ、レース参加車両ですね~そのままどうぞ~!」
何だかチョー嬉しー\(゜ロ\)(/ロ゜)/ぞー!
後ろの2台は普通に許可証の提示を求められてました。
で、40番ピットに到着。4台で1ピットを使用するのですが、既に他の3台は到着して準備を進めていました。
こちらも荷物を降ろして準備に入ります。しかし荷物が多い。。。
この時点で午前5時過ぎ。まだ早い時間ですが、車検は6時から始まります。
降ろした荷物の整理と前後ナンバー外し・助手席外し・発信機取り付け・けん引フック固定・車内用時計とゼッケン番号作成等々の準備をしていると、あっという間に午前6時に。
やんかど特製手抜きゼッケンが雨で滲んでしまい黒い文字が薄くなりグレーなゼッケンになってしまったため、急遽現場でゼッケンを作成することに。
お手数かけてホント申し訳ないです。
サブリーダーと共に車検場に行き、残りのメンバーにはゼッケン作成をお願いし、車検に行く途中に本部に寄り、午前8~12時の間の練習走行の申し込みと、むじんの申し込みをします。
4時間走れて1万円という格安練習走行です。
申し込み車両にはフロントガラス右上に黄色いステッカーを貼ります。
ここでバーコードも貰います。このバーコードは車両運転席ドアのゼッケンの右上とドライバーのヘルメットの頬部分に貼り、ピットロード出口でバーコードが読み取られ、そこで確認取れないとサーキットに出られない上、どのチームのどの車両のどのドライバーが走行しているかが全て管理されるというシステムです。凄いぞK4-GP。。。
で、車検場に到着。車検の列に並んでいたら後ろになんとMCPCさんのレーシングアイが偶然並んでくれました!
めっちゃ嬉しい\(゜ロ\)(/ロ゜)/ぞー!!
色々とお話いただき、2台並べて写真も撮らせていただきました♪
とても良い思い出になりました(^^)本当にありがとうございます!
K4-GPの1つの目標達成です☆
車検場ではレギュレーションに沿った内容で車両が製作されているかチェックされます。
保安部品(ロー&ハイビーム・左右ウインカー・ハザード・ブレーキランプ・リヤフォグランプ等)・ケースのオイル滲み等がチェックされます。
問題なければ給油ステッカーを受け取り、その場で2回行う給油の各給油量を記入します。
とりあえず初めてで分からないので、適当に15Lと10Lで記入し、ステッカーの他の空欄を締め切ってもらい、車検は無事に終了。帰りに富士スピードウェイ敷地内のガソリンスタンドに行き、2回分の給油分のお金を払い、領収済みステッカーを貼ってもらい、準備はOK。あとは走るだけです。
ピットに戻ってみるとコース上がコペンだらけです。凄い数、コペン大量発生。そういえばAパドックに入る前に、コペン専用駐車場があったような。
コペンはこちら。
コペン以外の方は17番駐車場に。
といった扱いがされていたように思います。オフ会かな?
8時からの練習走行に備え、各ピットで車両の準備に忙しそうです。
雨が酷いので空気圧は低めにセット。少しでもタイヤ潰れてグリップしてもらわないと!
ウチのチームも準備が整い、8時過ぎに練習走行でコースイン。
まずは第一ドライバーのIさんから。
この頃、天候は大雨で時より突風も吹くくらいの悪天候。ピット後ろのテントは突風でいくつか破壊されていました。正直、走りたくない天候です。
コースインするとピット内のモニターに表示され、現在の順位とタイムも表示されます。これだけで感動&興奮してしまいます。本当にレースしてるんだ~って感じです。
Iさんが走っている間にも数台がクラッシュしたらしく、たびたび赤旗中断となっていました。
しばらくしてIさんが帰ってきて、次は私の練習走行。Iさんからの情報では、雨が本当に酷くてコースのあちこちに川と水溜りができている状態とのこと。
ゆっくりコースインし、ドライとは違うウェット状態での動きを確かめるように走っていたところ、コカコーラコーナーでそれは起きました。
ドライの時より早めにブレーキングしながら約100km/hで進入したところ、進入ラインの所に川と水溜りが発生していて前車のすぐ後ろにいたため発見が遅れ、水たまりにリヤタイヤがとられ一瞬で車両がインを向いて滑り出しました。
スピンモード初期のため、「まだいける!」と思いすぐさまカウンター当ててこらえましたが、運悪くクリップ辺りにも発生していた水たまりにフロントタイヤも取られてしまい、4輪全てグリップしない状態のままタイヤバリアに右フロントから突っ込み、その衝撃で右リヤが接触、勢いおさまらずハーフスピン状態のまま10mほど滑っていきグラベル上で停止しました。
エンジンは元気に動いていましたが、自走不可能な状態でしたので、救援を待つことに。車両から脱出しようにも歪んだフェンダーのせいでドアが開きません。
ようやくレッカーが来てくれて、何とか40番ピットまで運んでもらいました。けん引フックが役に立ってくれました。
ピットに戻り、まずは損害状況確認。右フロント部分が特に酷く、ホイールからタイヤが外れている状態。衝撃の大きさが想像できます。ロアアームが衝撃で曲がっており、タイヤが凄い角度になっています。右Fフェンダ・前後バンパ・エアロ・ヘッドライト・ドア・クオーターパネルにも損害が確認できます。
スラストラインも完全に歪んでおり、修理にいくらかかるのか心配です。
「せめて最低限走行できるくらいの修理をして、何とか決勝に出場したい!」
という考えしかなかったので、MCPCさん・COLTSPEEDさん達のピットに駆け込み相談させていただき、ロアアームの在庫の有無を探していただきました。
MCPCさん及びCOLTSPEEDさん達による努力により、何とか長野の三菱には在庫があるかもしれない!という情報を入手し、長野に出撃するつもりでスタンバイし、長野の三菱の何店にあるのかを確認し続けてもらいましたが、時期が悪くお盆休みのためディーラーも部品屋も休みに入ってしまい連絡が取れないので、それ以上の情報が分からないので、どうしようもありませんでした。
ロアアームが交換できなければ決勝は走行できる状態ではありません。
泣く泣く決勝出場を諦め、撤収作業に入ることにしました。
MCPCさん、COLTSPEEDさん、本当に本当にありがとうございました!!
決勝に出場できなかった分、最後まで熱血応援します!!!
午後1時、いよいよ5時間500km耐久レースのスタートです。
スターティンググリッドに自分のアイがいない寂しさと悔しさをこらえつつ、スタートの瞬間を見守ります。
ペースカーがいなくなり、いよいよレーススタート!
レーシングアイは順調にラップを重ねて行き、序盤では総合順位3~4位をキープしています!
コレって凄いですよ!?総合1位カプチ→2位ミラ→3位カプチ→4位アイ。。。
どんだけ凄いんですかMCPCレーシングアイ~!序盤から感動しまくり。ホント、私たちの分まで頑張って下さい!
叩きつけるような大雨が納まり、天候はやや曇りに。雨がやむと各車両もラップが安定してきたようです。
自分のアイがリタイヤしてしまったので、いつも以上にアイ贔屓になっているやんかど@頚椎・腰椎捻挫です。レーシングアイの走行シーンを間近で見るべくプリウスコーナーへ。移動中も首と腰がズキズキ痛み出します。元々後遺障害14級持ちなのですが、やはり約100km/hでタイヤバリアに突っ込んだ衝撃はかなり大きいようで、時間が経つ程痛みが増してきます。
プリウスコーナーでレーシングアイの雄姿を見れて満足♪次は1コーナーで見たいと思った頃、携帯に電話が。板金工場が到着してくれたようです。
仕事でもお世話になっている自宅近くのディーラー下請の板金工場さんが代車を乗せて積車で来てくれたのです。お盆休み中なのに本当に申し訳ないです。本当にありがとうございます(;O;)
何とか積車に乗せたアイは先に神奈川に帰って行きました。富士スピードウェイを去るアイの姿はとても寂しそうでした。
気分が萎えた所で、自分がクラッシュしたコカコーラコーナーを見に行くことにしました。コカコーラコーナーは魔のコーナーらしく、レース観戦している間にも何台もコースアウト・スピンしていました。チームのドライバーのIさんも今日の練習走行時にコカコーラコーナーで1回スピンしたと言っていましたので、ここをうまく攻略する必要がありそうです。
芝生をよく見るとタイヤバリアに向かってついているタイヤ跡が何本かありました。このタイヤ跡のどれかは私のアイがつけたものなのでしょう。あのタイヤ跡を見ると首と腰がズキズキ痛みます。今まではコーラ好きでしたが、今回のクラッシュでコーラが嫌いになりました(苦笑)
そうこうしている内にレースも終盤戦、各車ペースの違いがハッキリしていて見ていて楽しい時間です。
燃料が厳しい車両はスローな燃費走行をしていたり、
燃料に余裕がある車両はここぞとばかりにスパートをかけています。
順位が激しく入れ替わるのは見ていて白熱させてくれます。
レースもあと10周を切ったので、グランドスタンド前には観客・チームスタッフが集まり始めました。やはりみんな感動のゴールシーンが見たいですもんね。
いよいよ1位の車両がファイナルラップを走りきりゴール!!後続車両も続々とチェッカーを受けます。
最終ドライバーでチェッカーを受ける気分はどんな気分なんだろう?
という思いを胸に抑えながら、痛めた首と腰の痛みを振り払うように無事に500kmを走りきった車両・ドライバー・チームの方々に精一杯の拍手を送りました。
今度は必ず自分も耐久を走りきる!という思いは、自分の手を握りこぶしに変えさせていました。
レースも終わり、表彰式がコース上で開催されます。コース上までみんなで移動。移動中に1,000km耐久に出場する車両のピット前を通ります。台数が凄く多くて、どの車両も明日の1,000km耐久が待ちきれないようです。
表彰式前に集まった車両には既に人だかりが!お互いに走りきったことを称え記念撮影タイムのようです。奥の方にはMCPCレーシングアイが!赤い三菱ユニフォームを着たスタッフの方々が20人近くいるもんだから、ワークスにしか見えません(爆)
練習走行でも一緒に走っていたアクティクーペも無事に完走していました。このネーミングが最高で、軽トラのアクティトラックの荷台にフレームみたいなのをつけて、幌でカバーしてクーペっぽいボディラインに仕上げて、アクティクーペだそうです。とにかく完走本当におめでとうございます!
1位のトゥデイも見てきました。レーシングカーそのもので、車内にはダッシュパネルさえありません。軽量化もここまで出来るのか~と関心しきってしまいました。
ようやく表彰式が始まり、マッドハウスさんからのご挨拶。
イチからイベントを考えて、ここまで大きなレースに育てるって本当に凄いと思います。マッドハウススポーツクラブの一員として、これからも積極的に参加したいと思いますし、時間あればお手伝いもしたいと思います。
MCPCさんはGP-4(AT)クラス優勝でした!本当におめでとうございます!アイは3台出場していましたが、私のアイが練習走行でリタイヤし、もう1台のアイは決勝中に横転しリタイヤ、何とかレーシングアイだけが無事に完走してくれました。応援した甲斐があり、本当に感動しました。
表彰式も終わり、片付けをして岐路につきます。
残念ながらリタイヤに終わってしまったK4-GP初参戦でしたが、とても良い経験ができ、MCPCさん及びCOLTSPEEDさん他、色んな方々の優しさに触れられ、とても楽しいレースだったと思います。
次回の富士スピードウェイでの耐久レースは来年の夏のようです。
その時こそ決勝進出し、完走目指したいと思います。
皆さん本当にお疲れ様でした。
これにてK4-GP参戦記は終了です。
長文、お読みいただき誠にありがとうございました。
これからは続編『やんかどのヘコまないアイ修理記録』開始です(爆)
byやんかど@頚椎・腰椎捻挫