この記事は、
グルービング主催 2014/3/8 筑波ドリカーナ について書いています。
タイトルの通り、3/7グルービング主催筑波ドリカーナに参加して参りました。
参加された皆様、お疲れさまでした。
もう、すっかり名古屋から筑波まで行くことに抵抗も無くなりました(笑)
今回は特に習得したスキルが数多くあったので、備忘録を兼ねてブログとして書きます。
本日の課題
・必ずブレーキロックさせてからブレーキを緩める、ブレーキングハーフロック練習。
・基本に忠実に、短い距離でも貪欲に加速し、ちゃんと減速して荷重をかけてブレーキを残しながらターンイン。短い距離だからと言って手を抜かないこと。
文字にすると実に当たり前のこと(笑)
でも、意識せずに運転操作をしていると、(手を抜いている意識は無いのだが)手を抜いている状態が「普通」として癖になっていることに気づいて愕然とした。
ABSが無くて高価なラディカルをブレーキングでミスって壊したくないという深層心理があったのか、無意識に「ブレーキをロックさせないように」と考えていたようなのです。
本日のトピックは、ラディカルでウェット路面で練習することができたこと。
基本設計がフォーミュラに近いレーシングカーであるラディカルは、ウェット路面だとそのピーキーな性格がモロに出て、少しでもラフな操作をするとすぐに制御不能になりスピン祭り状態になってしまいます。
ドライだとスピードレンジが上がれば上がるほど強力なダウンフォースが効いて全輪を路面へ押し付けてくれてるので、正直、荷重移動をそんなに意識しなくてもスピードでごまかせて乗れてしまうのです。
だからこそ、低速のジムカーナ場のウェット路面で練習して、もっとラディカルと対話したい、もっと自分のドライビング技術を磨きたい、そう思って楽しみにしていました。
さて、午前中はオーバルコースと定常円のレイアウト。
今までのドライの感覚で運転すると、すぐスピン!
あれ、アクセルが雑だったかな?
次はアクセル弱めでステアリング入力ターンイン・・スピン!
おろろ、ブレーキングロック練習、、、スピン!
難しすぎて笑い泣き。
しかし、ラディカルが今日ほど「違う、そうじゃない」と明確に私のドライビングに対して教えてくれるのは初めてな気がした。
ウェット路面の方が、余計なダウンフォースもなく、純粋に荷重移動による姿勢制御に特化して対話出来るのかなと気づく。
基本に忠実に。定常円コースへ移動。
①荷重移動をサボった版 ②きちんと意識した版 2通りの走りを試してみる。
①やってから反省。あー、今まで定常円エリアって狭いから、どうせ一瞬しかアクセル踏めないからといって車速をのせることを怠っておりました。
ラディカルの反応も、そもそも加速していないから減速時の荷重も弱く、フロントにかかっている荷重が極めて弱いので、スライド状態で横を向いているのに、全然前へ前へ進む感じがしない。
荷重をかけれていないので、操作ミスした時に車体が変な方向に吹っ飛んで行く。
運転していて、自分のコントロール下にある意識が持てない。
運転していて感じる「コレジャナイ感」、車速も遅い。
②やった瞬間から「コレダ感」実に素直にラディカルが言うことをきいてくれる。
スライド状態なのに、コントロール下にあるという安心感。
何より、荷重がしっかりかかっているので、ラディカルが横を向いていても前へ前へ進もうとしてくれる、よって車速も速い。
変な方向に荷重がかかっていないので、限界を超えて破綻するときも、その場でスピンして収束してくれるし、スピンに至るまでもコントロール領域がちゃんとある。
荷重移動をちゃんとしてあげるだけで、こうもクルマの動きって違うものなのか!
クルマって、おもしれーー!!
もう1つのトピック。シビック。FFで駆動輪でないリアタイヤを意識して使う。
上記「コレダ感」を繰り返し反復練習して、そこそこの精度で出来るようになってきた。
ラディカルはMRだけど、駆動方式が違っても基本操作って同じじゃないかな?と思い、シビックでオーバルコースへ。
感覚派なもんで、「ん、多分こんな感じでいけそう」やってみたら出来ました、FFのシビックでターンイン時に弱オーバーステア姿勢を作ってリアを流しながらアクセル全開の「速いFFドリフトコーナリング」。
今回の練習で確信した、基礎練習で磨いたドラテクは車種・駆動方式に関係なく通用すると。
ギリギリまでブレーキングを我慢することによって強いブレーキが出来る→強い荷重移動が出来る→強い姿勢変化が出来る→あとは姿勢制御。シビックのノーズは既に出口の方を向いているから、速くアクセルを踏むことができる→速い!
で、今後への意識づけ。
・スライドコントロール時、あまり上の回転域を使いすぎると制御がしにくい。もっと中低速域を使用。
・ブレーキングリリースが早すぎる時がある。ちゃんとブレーキを残したターンインを意識。
この日の走行感覚を忘れないようにするための走り書きメモなので、読みにくい文章構成をお許し下さい。
私はまた次回の練習走行のときにこの文章を見て、また課題を意識してドラテク鍛錬に精進します。オス!!
私にとって本当に楽しいのは「自由自在なマシンコントロール」スポーツドライビングです。
タイムはドラテク向上を測る、単なるものさしと考えています。
腕を磨く努力を怠り、お金をかけて年に数回しか走らせないクルマの戦闘力を上げてタイムアップしたと喜んでいる残念な人、実に多いですね。
クルマの趣味としての楽しみ方は人それぞれ自由だとは思いますが、どうもそれは私には理解できない楽しみ方です。
練習しないヘタクソがお金かけた速いクルマに乗ってタイムを出したところで、それは速いのはクルマであってドライバーではない(キッパリ)
「俺はタイム出してる=俺は速い」と勘違いしちゃってる人の多いこと。