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凌志のブログ一覧

2024年12月20日 イイね!

ホンダ・日産経営統合交渉について思うこと

ホンダ・日産経営統合交渉について思うこと先週頃から、標記のニュースが飛び交っています。
大きなニュースだと思いますが、とても複雑な心境です。
”日系”新聞が勝手に騒いでいるだけとも思えます。

①互いの商品が重複している
 経営統合するとなれば、車両のプラットフォーム共用化は避けられないと思います。
日本市場だけで見ても、ステップワゴンとセレナ、フィットとノート、CR-Vとエクストレイル等々、両社のラインナップはかなり重なっています。
ホンダ車ベースになったセレナやノートは支持を集めるのでしょうか。

ホンダは軽自動車を止めたいという報道を読んだことがあります。N-BOXというこの国で一番売れている車種を持っていても、海外にマーケットがなく、高齢社会が進行していく日本ではこれ以上のパイの拡大は難しく、高価格化・高付加価値化を進めていかざるを得ないというのがその理由です。
片や日産も軽のラインナップを持っていますが、スズキ、ダイハツ、ホンダの後塵を拝しているのが現状です。
ホンダと日産が連合を組んだとしても、ホンダの目指すスケールメリットの実現は難しいのではないでしょうか。

2023年度 軽乗用販売台数(日本自動車工業会HPより)
スズキ  42万3千台
ダイハツ 30万7千台
ホンダ  27万1千台
日産   15万2千台 


②主要マーケットが重複している
 ホンダも日産も、中国・北米・日本が3大マーケットで、ルノーと提携した時のような、「欧州・南米に強いルノーと北米・アジアに強い日産」というようなマーケットの相互補完関係は見出せそうもありません。

ホンダ 2023年度販売台数(ホンダHPより)
日本 61万1千台
中国 123万4千台
米国 130万8千台

日産  2023年度販売台数(日産HPより) 
日本:48万4千台
中国:79万4千台
米国:91万6千台

③ホンダ・日産の相互のファンを無視している
 30年前の日産ならば、セドリック、スカイライン、シルビアといった後輪駆動車を強みにしており、FFで市場をリードしてきたホンダとは棲み分けがある程度可能だったかと思いますが、今はどうでしょう。
 ホンダと日産、互いに支持層があり、かつ近い存在なので、一つになるのは生半可なことではないと思います。
 私などは時代遅れと思っていますが、今でもスカイライン、なかでもGT-Rのミニカーは溢れんばかりに売られていて、なおかつ買う層が広く存在します。ホンダもシビックタイプRのミニカーが多く感じます。私には理解不能な現象です。

 日産の失敗の本質は、アメリカでハイブリッドカーを持たないから、また中国で割安かつ高付加価値のEVを提供できなかったから、と巷間では言われていますが、ホンダと経営統合して何が解決するのでしょうか。
 国や企業どうしのメンツ、互いの利害が一致するのはかなり難しいと考察します。
 単なる数合わせなら、世界№3のメーカー誕生と能天気なことを言っていられますが、オーナーの誰も幸せにしない結婚で、共倒れというシナリオもあり得ます。
 日産は外資に救済してもらい、ホンダは単独で生き残りを図ってほしいというのは私の個人的な考えです。
 ルノーの時と違い、私にはこのニュースをうまく咀嚼(そしゃく)できません。
Posted at 2024/12/20 19:12:14 | コメント(2) | トラックバック(0) | カーウォッチング | 日記
2024年11月17日 イイね!

終の車リターンズ その5

終の車リターンズ その5先週に地元企業の地域感謝イベントがあり、そこで各種メーカーの車両展示がされていました。
(三菱とダイハツ以外はあったと思います)

トヨタのアクアと日産ノートを乗り比べる機会がありました。

ノートは室内は薄いグレーなのが印象的で、上品かつ高級に見えました。
アクアはいつもの真っ黒な内装で、最上級グレードと言っていましたがあまりピンときませんでした。

日産では、個人情報提供の代わりにノベルティグッズの詰め合わせを貰いました。
そこで、カタログコレクターの私は'25モデルのZのカタログを求めましたが、あいにくありませんでした。

先週、私のもとに早速営業電話とDMが送られてきました。

「Zの'25カタログ届きました」と。

私はショールームでZのカタログをペラペラめくりながら、営業氏にこう質問しました。

「私の父は昭和20(1945)年生まれで来年80歳になります。今2016年式のホンダフィットに乗っていますが、半年以上前から車を買い替えたいと言っています。私以外は皆やめときなと言っているが、本人は買い替えたいという気持ちが強いようです。実際問題、80歳で新車を買うというのはどうなのでしょう」

営業氏「車がないと生活に不便する地域ということもあり、ディーラーのお客さんでも80歳という方はザラにいる。車から降りると急に老け込むという人を何人も見てきた。持病が無ければ85歳くらいまで乗るのは問題ないのではないでしょうか」

そこで、私は父がスライドドア希望ということを言いつつも、個人的に推しているノートe-POWERの見積りを作ってもらうことにしました。
ナビ、プロパイロット付。黒内装にはなるが、ホワイトパールなら在庫があるそう。

見積書で提示された金額は340万円也。5イヤーズコート250,000円は削ると320万円。
フィットは査定が付くだろうとの事で、コミコミ300万円に余裕で収まりそうな感触を得ました。

あとは父への説得次第です。スズキはサプライヤー企業の紹介制度を廃止してしまった(父は自動車部品メーカーに勤めていた)ことが残念に思っているらしく、ソリオは泣く泣く諦めたようです。

本人はルーミー/トールかN-BOXが良いと言っていますが、前者は生産終了、後者は完成度は高いようですが、軽自動車の割に高価なこと、コンパクトカーと比べると出力や燃費にハンデがあること、納期が長そうなことがネックです。

買い替える資金があるなら、最後の車で多少贅沢しても良いのでは?日産は昨今話題のメーカーで、報道の通り、日本市場でもインセンティブてんこ盛りの感はあるが、ノートは悪くない車だと思うのでもう1プッシュしてみるつもりです。

さてどうなりますことやら。

さらに、今では静岡県民以外から人気の「さ○○か」の食事券もいただきましたとさ。
Posted at 2024/11/17 08:53:26 | コメント(2) | トラックバック(0) | 身の周りのこと | 日記
2024年11月05日 イイね!

テスラモデル3試乗~車づくりのブレークスルーと卓越したエンターテインメント性。但しハードウェアにやや旧さあり~

テスラモデル3試乗~車づくりのブレークスルーと卓越したエンターテインメント性。但しハードウェアにやや旧さあり~ テスラは電気自動車のトップメーカーという認識があり、一番身近なクラスであるモデル3にはどうしても乗ってみたくなり、家族連れで尾張国まで遠征した。
 新米のセールス嬢がまず数㎞運転し、それから私が運転を交替するという段取りであった。
 圧倒的な静かさ、運転中も会話が自然にできるというEVの魅力を再認識するとともに、踏み込めば淀みなく溢れるパワー感に、自動車としての商品力の高さも感じた。
 前述のディスプレイやゲーム、エアコンの効き、OTA(Over The Air=自動アップデート)などにも感心し、セールス嬢の話に耳を傾けた。
 今回は家人とわが子も連れての試乗だったが、特にわが子から「乗ってみて良かった」という評価があった。そういうコメントは滅多に出ないから、乗せた甲斐があったというものだ。
 しかしハードウェアに関しては、同価格帯のBYD Sealに肉薄され、部分的には追い越されていると感じたのも事実である。
 粗い路面の所々でコツコツと凹凸を拾う乗り心地などがそれである。
 ステアリングフィールは別段気になる点は無かったが、Sealのようなスッキリ感、スポーティ感は感じなかった。
 総合評価は★4つ。既存の自動車メーカーやサプライヤーを慌てさせた車づくりは高く評価するが、ハードウェアはOTAだけでは追いつけない旧さを感じる。
 先日、低価格帯の「モデル2」のリリース中止という報道が流れたが、上位のモデルSは2012年、モデルXは2015年の発売なので、それらのリプレースが先であろう。
 このメーカーは、まずはアドバルーンを打ち上げてこの指止まれで自動車づくりをしている気がする。私は、こうしたアメリカ人の自由奔放な経営姿勢を興味深く見ているが、「あんな家電みたいなヤツ」と見る向きもある。
 テスラは、単に「良い、終わり」で片づけられない車で、業界に一石を投じた存在というのは理解できる。しかし良いモノを継続して開発できる者だけが、生き残っていけるというのも時代が証明している。

ところで、テスラショールームの前に興味深い石碑があった。
リチウムイオンバッテリー開発の祖とされるとある日本人の手型があった。




 私はしばらくテスラを買うことはないだろうと思ったけれども、約140年にわたる自動車の歴史をもう一度ひも解いてみたくなったのも事実である。
長文をしたためたくなる車は記憶に残るものが多いが、すべて名車というわけではない。モデル3はちょっと旬を過ぎた感があるが、色々考えさえられる1台ではあった。
Posted at 2024/11/05 07:44:44 | コメント(0) | クルマレビュー
2024年10月11日 イイね!

終の車リターンズ その4

終の車リターンズ その4 昭和20年生まれの父が生涯最後になるであろう車を買いたいと言い出し、その話に付き合っています。
と以前にも書きましたが、今も沸々とその思いは持ち続けているようです。
 相変わらずスライドドアというのが外せないようです。
・ホンダ N-BOX
・トヨタ ルーミー(ダイハツ トール)
がいいなんて言っています。

残念ながら両車とも私の心の琴線には触れません。どうやら私はヒンジドアの車が好きなようです。
個人的に気になる車種とその選定理由をいくつか挙げてみました。

カローラクロス:車高の低いセダン・ツーリングでは乗り降りが辛いだろうから、今主流のSUVタイプをチョイス。ヤリスクロスもあるが、フロント周りがあまり好きではないので。納期半年とのことだが、待てるか。

LBX:小さな高級車は年寄りに似合うかなと思ったので。個人的には400万円台でも高いと感じない。

アクア:5ナンバーで、ハイブリッドで、適切な価格。ヤリスとどのくらい乗り味に差があるのか見もの。30㎞/ℓの燃費も魅力的。

結局トヨタばかりになってしまいました。
以前挙げた日産ノート(オーラ)も良いのですが、フェイスリフトで印象が変わったのと、ADAS系の装備が高いのがネックです。
ホンダ、スズキ、スバル等は気になる車種無し。シビックハイブリッドは良いけど、ちょっともったいない気も。
マツダ2はディーゼルが終売になったのが痛いですなあ。MX-30というのも少し気になる。

という訳で、話は平行線、おあずけというのが見えてるパターンですなあ。
(つづく)
Posted at 2024/10/11 18:50:12 | コメント(0) | トラックバック(0) | 身の周りのこと | 日記
2024年09月29日 イイね!

ACC JAPAN東京交歓会~紙カタログはまだまだ新発見あり~

ACC JAPAN東京交歓会~紙カタログはまだまだ新発見あり~
コレクター相互の交流と良質のカタログを入手するため、今回も行ってきました。
結論から言えば、行った甲斐がありました。
吟味を重ね、入手してきたのはこちら。

欧州の日産商用車(ルノーOEM)と2002モデルのインフィニティG35(日本名スカイライン〈V35型〉)。
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日産グリルが付いたカングーはいつ見ても愛らしい(個人の感想です)。
V35は改めて見るとスポーティセダンの定石通りのカタチをしていると思います。レースでは活躍しなかったですが、パッケージといい、乗り味といい、日産の技術を結集したいい車でした。
カラーチャートに見慣れない色(エメラルドミスト)があったので調べてみたら、輸出仕様には存在した色らしいです。
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こちらは拾いもの画像です。味のあるいい色です。
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こういう日本仕様との差異を観察するのも、カタログ鑑賞の妙味の1つと思います。

1996モデルのジャガーXJ、ディムラーダブルシックス
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エレガントなスタイル、豪華な内装、クラフトマンシップ、凝った日本語カタログ…
私はジャガーの布シートが好みでした。こんな感じです。
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効率よりもプロセスを重んじる、という文化がかつてはありました。当時のジャガーは性能を競うライバルと比べて、ティータイムと同様にドライブ自体を愉しむという独自の立ち位置を持っていました。
今思えば良き時代だったなあと思えるカタログでした。

2016年クラウン卓上カレンダー
12色のクラウン特別仕様車と、東京を背景にしたクラウンの写真が美しいです。 
中でも、夜の東京駅の写真が好きです。
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1982年ホンダアコードと、シビックタイプR
アコードは、この型からアメリカでの生産が始まったと記載があり、興味深いです。
タイプRは、表紙のユニオンジャックに惹かれて入手。この時代は逆輸入車だったんですね。
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サンバーディアスクラシック
このミニカー(TLV)を持っており、愛着が持てるモデルと思い入手しました。
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最近どう?と何人かの方が声をかけて下さいました。
(ペーパーレス化浸透で)トーンが落ちてますよ。と答えましたが、こうして交歓会に来てみると、まだまだ見た事のないカタログやトリビアが発見できて、楽しい時間が過ごせました。
カタログは奥が深いです。

Posted at 2024/09/29 12:29:27 | コメント(2) | トラックバック(0) | カタログ・グッズ | 日記

プロフィール

「@こゆ&すいぱぱ さん、昔NAVI読んでいました。大川さんの自動車観には大きな影響を受けました。大川氏時代のNAVIはとにかく読みごたえがありました。」
何シテル?   07/23 06:32
ミニチュアカーや車のカタログ収集と国内・海外旅行、読書が好きな50代です。 マイペースで更新していきますので、お付き合いくださいませ。よろしくお願いします。 ...
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