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今日、用事で豊橋に行き、帰りにちょっと回り道をして、二川（ふたがわ）のトーチカを見てきました。

愛知県で名古屋に次ぐ大都市、豊橋。
戦争が終わるまで、陸軍の連隊司令部があり、となりの豊川には東洋最大の軍需工場と言われた豊川海軍工廠がありました。

この辺りは、千葉の九十九里浜・宮崎の日向浜とともに、米軍の上陸地点の一つと見られていて、戦争末期の本土決戦に備え、こういったトーチカが築かれたそうです。


戦争中の少ない物資・粗悪なセメントを使って、突貫工事で作られただろう、このトーチカ。建設当時、山中の崖に作られたようですが、今では周りは閑静な住宅地になっています。その中で、長年の風雨によってボロボロになった姿をさらしていました。

トーチカは小山のようにどっしりと、そして、じぃ～っと遥か遠くの遠州灘の方角を見つめておりました。


このトーチカが、その本来の役目を果たしていたら、今はどんな時代になっていたやろ？


今年は、真珠湾攻撃から７０年だな。