
こんにちは/こんばんは。
守ります。横断歩道の歩行者優先、
とまるん です。
信号のない横断歩道における歩行察優先、渡ろうとする歩行者がいるときの車の一時停止。
以前は9割以上の車が止まりませんでした。
JAFの調査結果によると、2016年 7.6%、2017年 8.5%、2018年 8.6%。
「信号機のない横断歩道」の車の一時停止率は8.6% ~前年から0.1ポイントの増加に留まる~ 一時停止率が最も高かったのは「長野県」
https://jaf.or.jp/common/news/2018/20181025-01
信号機のない横断歩道での歩行者横断時における車の一時停止状況全国調査(2018年調査結果)
https://jaf.or.jp/common/safety-drive/library/survey-report/2018-crosswalk
JAFも「このままではいけない、同じことを続けても変わらない」と思ったのかもしれません。
2018年の調査結果公表では初めて全国都道府県ごとの一時停止率を公表しました。
そのときの全国ワースト一時停止率が栃木県。わずか0.9%。
このJAFの全国調査実施は2018年(平成30年)8月15日(水)~9月13日(木)、公表が10月。URLを見ると2018年10月25日だったようです。
また、同じ10月に警察庁から通達も出ています。
平成30年10月23日 丁交企発第256号
信号機のない横断歩道における歩行者優先等を徹底するための広報啓発・指導の強化について
https://www.npa.go.jp/laws/notification/koutuu/kouki/kouki20181023.pdf
都道府県別の横断歩道一時停止率が明らかになり、警察庁の通達が出て、ようやく各都道府県の交通安全関係者、特にに栃木県の関係者は「他人事ではなく自分事」として危機感をもって取り組むようになったのではないでしょう。
栃木県警察では、ポスター・チラシをつくり、これまでにないくらい力をいれて横断歩道の歩行者優先の周知啓発に取り組み始めました

その他にも、テレビCMを作ったり、運転免許の更新時講習で周知するなど行ってきています。
その効果は翌年2019年の調査結果に現れました。
信号機のない横断歩道での歩行者横断時における車の一時停止状況全国調査(2019年調査結果)
https://jaf.or.jp/common/safety-drive/library/survey-report/2019-crosswalk
栃木県の停止率は2018年の0.9%(全国47位[最下位])から13.2%(全国29位)に向上!
全国の停止率も2018年の8.6%から17.1%、およそ2倍になりました。
しかし、それでもまだ8割以上の車が、信号機のない横断歩道で渡ろうとする歩行者がいるにも関わらず、交通ルールに定められた一時停止&歩行者優先を守らずに通過しています。
「これではまだまだダメだ!
さらに力をいれなければ!」
と、警察庁の中の人が思ったのかどうか分かりませんが、
2020年2月7日に新たな通達が出ました。
令和2年2月7日
丁交企発第18号等
歩行者優先と正しい横断の徹底に向けた取組の強化について(通達)
https://www.npa.go.jp/laws/notification/koutuu/kouki/hokoushayuusenn.pdf
https://www.npa.go.jp/laws/notification/koutuu.html
最初の文章は次のようなもので、それに続く本文には、周知啓発に関する推進事項が具体的な各都道府県の好ましい【取組事例】の紹介と共に記されています。
歩行者優先と正しい横断の徹底に向けた取組の強化について(通達)
我が国における交通事故死者数に占める歩行中死者の割合は欧米諸国に比べて高く、交 通死亡事故の更なる減少を図るためには、歩行中死者のより一層の減少対策が必要である。 また、2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会を控え、運転者及び歩行者双方に、 歩行者優先や正しい横断に関する基本的な交通ルールを定着させることが課題となっている。
近年の横断中歩行者の死亡・重傷事故の状況をみると、横断歩行者等妨害等の取締りを 強化している県警察等の減少率は、全国の減少率と比較して高くなっており、また、これ ら取締りを強化している県警察等については、広報啓発の強化と相まって横断中歩行者の 死亡・重傷事故の減少に効果を上げているものと考えられる。
これまでも、 「信号機のない横断歩道における歩行者優先等を徹底するための広報啓発・ 指導の強化について(通達)」(平成30年10月23日付け警察庁丁交企発第256号ほか)等によ り、歩行者優先等の徹底を指示しているところであるが、歩行中死者の一層の減少を図る ため、横断歩行者等妨害等に対する適切な取締りと、運転者及び歩行者双方に対する広報 啓発や交通安全教育、交通安全施設の整備等を総合的に推進する必要がある。
各都道府県警察にあっては、歩行者の横断実態や交通事故発生状況等を踏まえ、下記事 項等を一層推進し、交通事故死者数の更なる減少を図られたい。
これに続いて記されている推進事項の【取組事例】、各都道府県のよい取り組みを全国に水平展開したいという警察庁の想いが込められているように感じました。
これを機会に、信号のない横断歩道の歩行者優先の一層の周知徹底が行われ、
信号のない横断歩道で車が止まり歩行者が渡れる交通社会にむけて一層前進することを願います。
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信号のない横断歩道を考える | 日記
Posted at
2020/02/23 22:38:24