• 車種別
  • パーツ
  • 整備手帳
  • ブログ
  • みんカラ+

とまるんのブログ一覧

2023年02月28日 イイね!

夜・雨・対向車線渋滞、信号のない横断歩道があるとき……

夜・雨・対向車線渋滞、信号のない横断歩道があるとき……こんにちは/こんばんは。

とまるん@信号のない横断歩道(交通安全) です。


2月も今日で最後。
2023年もすでに2か月が過ぎようとしています。
明日から3月。 
忙しいせいか何なのか、時が経つのが早く感じます。


ところで、信号のない横断歩道での歩行者横断時における車の停止率、
JAFの調査では全国平均が2018年の8.6%から2022年は39.8%まで年々向上してきており、人々の横断歩道の交通ルール(道路交通法第38条)の認知度もあがってきているようです。

しかし、横断歩道に関する交通ルールでも、
渋滞時など先が詰まっている状況で横断歩道に入ってはいけない
という交通ルールについては、まだまだ十分知られていないような気がします。

条文はこちら。

道路交通法e-GOVより
(交差点等への進入禁止)
道路交通法第50条第2項
車両等は、その進行しようとする進路の前方の車両等の状況により、横断歩道、自転車横断帯、踏切又は道路標示によつて区画された部分に入つた場合においてはその部分で停止することとなるおそれがあるときは、これらの部分に入つてはならない。


よく横断歩道とその前後5m以内の駐停車禁止と混同している方もいるようですが、別の話です。 渋滞時における停止(一時停止)は駐停車禁止の対象外です。

道路交通法e-GOVより
(停車及び駐車を禁止する場所)
道路交通法第44条第1項 
車両は、道路標識等により停車及び駐車が禁止されている道路の部分及び次に掲げるその他の道路の部分においては、法令の規定若しくは警察官の命令により、又は危険を防止するため一時停止する場合のほか、停車し、又は駐車してはならない。
一 交差点、横断歩道、自転車横断帯、踏切、軌道敷内、坂の頂上付近、勾配の急な坂又はトンネル
二 交差点の側端又は道路の曲がり角から五メートル以内の部分
三 横断歩道又は自転車横断帯の前後の側端からそれぞれ前後に五メートル以内の部分
四 安全地帯が設けられている道路の当該安全地帯の左側の部分及び当該部分の前後の側端からそれぞれ前後に十メートル以内の部分
五 乗合自動車の停留所又はトロリーバス若しくは路面電車の停留場を表示する標示柱又は標示板が設けられている位置から十メートル以内の部分(当該停留所又は停留場に係る運行系統に属する乗合自動車、トロリーバス又は路面電車の運行時間中に限る。)
六 踏切の前後の側端からそれぞれ前後に十メートル以内の部分



ここで注目してほしいのが「法令の規定若しくは警察官の命令により、又は危険を防止するため一時停止する場合のほか」という部分です。

執務資料 道路交通法解説(東京法令出版)の道交法第44条に関して、次のように説明されています。
”「法令の規定若しくは警察官の命令により、又は危険を防止するため一時停止する場合のほか」とは”
(中略)”交通渋滞、信号待ちなどのため、相当時間停止したとしても、これは一時停止であって、道路上の位置に関係なく、現に自動車のある位置において停止することができる”

ということで、
(停車及び駐車を禁止する場所)の道交法44条はこの場合関係ありません。
(交差点等への進入禁止)の道交法50条1項の話になります。

渋滞時に信号のない横断歩道があり、先が詰まっているなどの状況のため、進んで横断歩道に入ってしまうと横断歩道で停止してしまうおそれがある場合、横断歩道に入ってはいけません。手前で止まって待ちましょう!


対向車線が渋滞していた場合、横断歩道で車が止まっていると歩行者が見えにくく迷惑です。

いずれにしても信号のない横断歩道に接近する際は、
『横断しようとする歩行者がないことが明らか』でなければ、徐々に減速して横断歩道(停止線)直前で停止できるような速度で進行します。
(道路交通法第38条第1項前段 減速義務)

そして、横断歩道により横断している歩行者、横断しようとする歩行者がいれば、一時停止して、かつ、歩行者の横断を妨げないようにします。横断歩道は歩行者優先。
(道路交通法第38条第1項後段 一時停止&歩行者優先義務)


おそらく、これを読んでいる方はそんなことは百も承知だと思いますが、
実際の路上の様子をみると、まだまだ知らないのか無関心なのか、
渋滞時は横断歩道上で止まる。 流れている道では渡ろうとする歩行者がいても横断歩道で車が止まらない。
そんな車がまだまだ沢山います。

横断歩道は歩行者の聖域。
運転免許を持っている(はず)の車のドライバーは横断歩道の交通ルールをしっかり守って、歩行者が安全に安心して横断歩道を渡れる交通環境をつくっていきたいものです。




横断歩道は歩行者優先。
知れば止まれる横断歩道 止まれば渡れる人がいる
本来の当たり前を 本当の当たり前に
ご安全に♪

2023年01月16日 イイね!

横断歩道「歩行者妨害」摘発件数と停止率(栃木)

横断歩道「歩行者妨害」摘発件数と停止率(栃木)こんにちは/こんばんは。

とまるん@信号のない横断歩道(交通安全) です。




2022年の5月に下野新聞のニュース記事でこのようなものがありました。


「歩行者妨害」摘発2027件 栃木県警、10年間で最多 一時停止率は依然3割
https://www.shimotsuke.co.jp/articles/-/591345

”県警が2021年に摘発した、道交法違反の横断歩行者妨害は、20年比57%(734件)増の2027件に上り、過去10年で最多だったことが21日までに、県警交通指導課のまとめで分かった。”
”今年も4月末時点で957件に達し、年間3千件に迫るペースとなっている。”


記事には「県警による横断歩行者妨害の摘発件数の推移」というグラフも載っており、2012年から2017年までは、摘発件数はおよそ年間100~300件程度を推移し、2018年以降増加する状況が記されていました。

その記事を元に書いたのが、
2022年05月24日
栃木「歩行者妨害」取締り件数UPと横断歩道停止率2022年
https://minkara.carview.co.jp/userid/907758/blog/46131926/

そこでは、下野新聞の記事中のグラフから読み取った横断歩行者妨害(歩行者妨害)摘発件数と、JAFの横断歩道停止率調査の結果を合わせて、歩行者妨害摘発件数と停止率の関係を記しました。

ただし、グラフから読み取った歩行者妨害の数がおおよその値で確かでなく、その不正確な値のままで整理するのもすっきりしなかったので、2022年が終わったこの機会に歩行者妨害の確かな値で再整理しようと思いました。

栃木県警察本部の方に問い合わせて教えて頂いた、栃木県の「歩行者妨害」摘発件数がこちらになります。(栃木県警察本部交通指導課A様 ありがとうございました)

2017年   298 件
2018年   459 件
2019年   1209 件
2020年   1293 件
2021年   2027 件
2022年   3195 件

これらを、JAFの「信号機のない横断歩道での歩行者横断時における車の一時停止状況全国調査」とあわせて見てみるとこのようになります。

まずは、年ごとの摘発件数と停止率の推移。


「歩行者妨害」摘発件数の増加にあわせて、停止率も上がっているように見えます。
摘発件数が増えなかった年は、停止率も伸び悩んでいます。


次に、摘発件数と停止率の関係。
摘発件数が多い年は停止率も高い。2018年から2022年を見る限りではその関係があります。



このまま年間5000件くらい摘発すれば、停止率は8割くらいになる??(わかりません)



本来は取締りが無くても、「横断歩道は歩行者優先」の交通ルールが守られるのが理想です。
JAF調査で2022年停止率トップの長野県は8割以上が止まっています。
そのような高い停止率になる状況を歩行者保護文化の「成熟期」と考えると、
取締りも少なく停止率が低い「無法期」から「成熟期」へは、この図のように、まず徹底的に取締りを行う時期「過渡期」~「徹底期」が要るのではないかと思います。(とまるん個人の意見です)



2018年までの栃木県の状況は「無法期」でした。取締りも少なく、ほぼ誰も止まりませんでした。信号のない横断歩道に歩行者が渡ろうとしても。
2022年、今の状況が「過渡期」なのか「徹底期」なのか。
停止率44.9%ということを考えると、まだ「過渡期」なのかもしれません。

まだ過半数が止まらない。
止まる車が増えてきたのは確かですが、未だに止まらない車(ドライバー)が半数以上。
取締りの様子を見ると、横断歩道に無関心だったような様子も見受けられます。
中には「急に止まれない」と思っている人もいるかもしれません。


でも、横断歩道の交通ルールをよく理解すれば止まる運転は不可能なことではないことが分かるはずです。

【信号のない横断歩道の存在に気づく】
・◇マークの先には信号のない横断歩道。(◇マークは無い場合もあります)
・横断歩道の道路標識があれば、そこには信号のない横断歩道。

【横断歩道手前での減速】
・『横断しようとする歩行者がないことが明らか』か?
・『横断しようとする歩行者がないことが明らか』ならそのまま進行可能。
・『横断しようとする歩行者がないことが明らか』ではない場合、徐々に減速して、横断歩道(停止線)直前で停止でききるような速度で進行する。

【横断歩道での一時停止&歩行者優先】
・横断歩道により横断中の歩行者や横断しようとする歩行者がいれば、一時停止して、歩行者の横断を妨げないようにする。


まず、これだけでも知れば大抵は止まれるはずです。

もし、止まれなかったとしたら、
『横断しようとする歩行者がないことが明らか』の判断ミスか、
減速が十分で無かったか、それとも、止まる気持ちが弱かったか……。


横断歩道の歩行者優先
止まれば渡れる人がいる
本来の当たり前を 本当の当たり前に


ご安全に♪






2023年01月01日 イイね!

2023年 あけましておめでとうございます

2023年 あけましておめでとうございますあけましておめでとうございます!


2023年、どんな年になるのでしょうか?


今年は横断歩道での全国平均停止率(JAF調査)が
50%を超える年になるかもしれません。



信号のない横断歩道で止まれるコツは、2つ。

予告する路面の◇マーク(横断歩道手前 約50m、30m)や
横断歩道の道路標識を意識して運転して、
信号のない横断歩道の存在に気づくこと。

横断歩道に接近する際は、
『渡ろうとする歩行者がないことが明らか』でなければ
徐々に減速していき、
横断歩道(停止線)直前で停止できるような速度で進行すること。
(徐行するとは言っていませんが、死角があり見通しが悪ければ結果として横断歩道至近では徐行のような速度になることもあります)
これは交通ルールです。(道路交通法第38条第1項前段 減速義務)


これらのコツは意識して実践すれば誰でもできること。
誰でも信号のない横断歩道で渡ろうとする歩行者に気づき止まれます。

知れば止まれる横断歩道
止まれば渡れる人がいる



今年もよろしくお願いします♪




Posted at 2023/01/01 11:57:53 | コメント(0) | トラックバック(0) | その他 | 日記
2022年12月14日 イイね!

信号機のない横断歩道一時停止率 2022年

信号機のない横断歩道一時停止率 2022年こんにちは/こんばんは。

とまるん@信号のない横断歩道(交通安全) です。


JAF 信号機のない横断歩道での歩行者横断時における車の一時停止状況全国調査(2022年調査結果)を2018年からのデータとあわせて見てみました。

2022年の調査結果は10月24日に発表されていたのですが、
ちょっと忙しくて内容をまだよく見ていませんでした。


信号機のない横断歩道での歩行者横断時における車の一時停止
停止率ランキング


2022年
1位 長野 82.9 %
安定の1位。昨年の85.2%から数値は若干下がっていますが、8割以上が止まっています。

2位 兵庫 64.7 %
一昨年も2位で、昨年は13位まで順位を下げましたが、上位復活です。

3位 山梨 64.6 %
着々と停止率と順位を向上させてきました。あの動画の効果もあるのでしょうか?

4位 静岡 60.8 %
上位常連の静岡。今年は少し順位を落としましたが過去最高の停止率です。

5位 熊本 57.3 %
昨年の40.8% 15位から大躍進です。


5年間の都道府県別停止率の線を引いてみるとこんな感じ。
全体的に停止率が向上していることが分かります。


5年間の都道府県別停止率の分布の推移を見てみました。



信号機のない横断歩道 停止率ランキング動画(2018年~2022年)



横断歩道は歩行者優先!

ご安全に♪
2022年12月13日 イイね!

信号のない横断歩道 止まってはいけない/止まらなくてはいけない

信号のない横断歩道 止まってはいけない/止まらなくてはいけないこんにちは/こんばんは。


とまるん@信号のない横断歩道(交通安全) です。




渋滞時、そんなときでも気をつけなければいけない横断歩道のルールがあります。




【止まってはいけない】
渋滞時、横断歩道の上で止まってしまうおそれがある場合には、
進まずに、横断歩道手前で待たなければいけません。

道路交通法第50条第2項
車両等は、その進行しようとする進路の前方の車両等の状況により、横断歩道、自転車横断帯、踏切又は道路標示によつて区画された部分に入つた場合においてはその部分で停止することとなるおそれがあるときは、これらの部分に入つてはならない。


【止まらなくてはいけない】
横断歩道を横断中の歩行者、横断しようとする歩行者がいれば、
一時停止して、かつ、歩行者の横断を妨げないようにしなければいけません。(道路交通法第38条第1項後段より)

「止まらなくてはいけないのは分かっているけど、急に歩行者が現れても、車は急に止まれない」という意見も見かけます。

しかし、それは横断歩道手前での減速義務を忘れているのかもしれません。
そもそも、横断歩道接近時、
横断歩道を横断しようとする歩行者がないことが明らかでなければ、
徐々に減速して横断歩道(停止線)直前で停止できるような速度で進行しなければいけません。(道路交通法第38条第1項前段より)

そのように減速していれば、急に歩行者がいることが分かっても、
そのまま減速を続けて、横断歩道手前で静かに停止するだけです。
急ブレーキは不要です。 止まれるはずです。


知れば止まれる横断歩道 止まれば渡れる人がいる



ご安全に♪



プロフィール

「CR-Z ALL JAPAN MEETING 2025 http://cvw.jp/b/907758/48554219/
何シテル?   07/20 23:35
こんにちは/こんばんは。 とまるん@信号のない横断歩道(交通安全) です。 忘れていませんか? 横断歩道の歩行者優先 知っていますか? 横断歩道の...
みんカラ新規会員登録

ユーザー内検索

<< 2025/8 >>

     12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
31      

リンク・クリップ

2021年、初散財とレヴォーグ初弄りww 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2021/01/03 20:58:38
(JAF調査結果)9割以上のクルマが止まらない 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2016/11/20 22:11:01

愛車一覧

ホンダ CR-Z ホンダ CR-Z
街中を大人しく走っているのでノーマルでもパワーは十分足りています。 いつの間にか脚が赤く ...
ヘルプ利用規約サイトマップ
© LY Corporation