今回のブログは
レースで結果を出したいとか、
運転はそれなりに出来てタイムも悪くないんだけどもう一段レベルアップしたい!
と強く思っている人向けのお話です。
超長いですよ!www
澤選手
※写真はパクwww
の
ワンスマ
http://www.onedaysmile.jp/
をはじめいくつかプロドライバーやレッスンプロドライバーが主催しているサーキットトレーニングや広場トレーニングがあると思います。
その活用方法のポイントを自分なりにまとめます。
ちょっと上級者向けです。
そのポイントは、
①データロガーは最先端のものを使う方が近道!?
②プロドライバーに求めるのは「キレイな操作LOG」を!
③いくつか違うサーキットで受けるべし!
の3つでしょうか?
【前提】
●NDロードスターの東日本シリーズ(筑波)をメインでレース活動を実施
●ローパワー&軽量FRは初めて
●それまでの成績は「THE中団」
という物凄くもがいていた前提での話です。
慣れてて速くて結果も出ている人は対象外です。
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①データロガーは最先端のものを使う方が近道!?
これはいきなりハードルが高くなってしまうかもしれませんが、
最新のロガーと最新のログが取れるクルマでの実施を猛烈推奨します!
代表的な組み合わせ例でいうと、
86/BRZ、ND、991、981/718などOBD2に指すだけで車速に加えて、
・ブレーキプレッシャー
・アクセル開度
・ステアリング舵角
が取得できるロガーとクルマのセットということになります。
他に対応しているマシンもいっぱいあると思いますが、各自お調べください!
GPSロガー&車載動画だけだと、
ブレーキのポイントと加速のポイントやステアリング操作は分かるけど、
どのようにブレーキを踏んでそうなっているか?
どのようにアクセルを開けてそうなっているか?
までは分からず、
「ちょんブレね!」
「ガツンと!」
「グーっと!」
「じわーっと」
とか操作系の表現って長嶋監督的なやり取りwwwが結構多いんですが、正直曖昧!!!
AIM等で確認すれば、
プロドライバーのやっている「じわぁ~」と
自分のやっている「じわー」の違いが一目瞭然!
実際にデータを比べると
強さ/弱さ、そして長さ、踏み増し方など結構な違いです。
まずロガーで違いを理解すること!
そして、その違う部分をコピーしていくことが出来る環境を構築することが大事です!
自分で出来ていると思っても人間の癖って強烈で意外に修正できません。。
でも最先端のロガーがあれば出来た/出来ないが一発で分かります。。
クルマって大体詰めていく際にブレーキを詰めていくことが多かったのですが、実はタイムの取れ高ってブレーキを詰めていく以外にもいっぱいあるので、低リスク高リターンには必須アイテムになります!
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【オススメロガー】
AIM SOLO2 DL
はOBD2接続だけで
・車速(GPS&車体とも)
・アクセル開度
・ブレーキプレッシャー
・ステアリングアングル
といったデータが取れる優れもので、ひと昔前だと数百万するようなことがカンタン操作で取れてしまう凄いロガーシステムです。
輸入すれば6万と少々で今は最新モデルが買えちゃいます!
設定はやや面倒ですが。。。
https://www.demon-tweeks.com/jp/aim-motorsport-solo-2-dl-gps-lap-timer-with-ecu-input-1453218/
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②プロドライバーに求めるのは「キレイな操作LOG」を!
これについては無理して運転して貰ってまでもタイムを出すのを求め過ぎないこと!
タイムなんぞは路面や気象コンディションなどで変わりますので、自分のBESTタイムより速い遅いを強く求めない!
日中にプロに乗ってもらったタイムより夕方乗った時の方がタイムが良いなんてのはあり得る話です。(自分はないけどwww)
それに最近の電子制御の塊みたいなマシンは色々なお助け機能があり一見プロとの差は縮む傾向はありますが、見るべきはタイムより操作の中身です。
兎に角、一番大事なのは、
「理想的な操作」をお願いしつつ、ドライバーには予選アタックではなく決勝のコンスタントラップぐらいのイメージで運転をしてもらうのが大事!
というのも、意外にちゃんと乗れていると思っても、
・アクセルオフからブレーキのタイミング
・ブレーキの踏み方、抜き方
・アクセルオンの過程
・コーナー中の舵角の変化
はかなり違います。
例えば筑波で仮に0.3秒程度の違いしかないとして、実は操作の中身は驚くぐらい違うことが多い。
その小さな積み重ねがコーナー一つで各操作毎に0.05とか変わってきて、コーナー1つで0.1秒とかの差になります。
なので、僕が澤さんにお願いしたのは、
「凄いタイムを出して!」ということではなく、
「キレイなデータを取って!」というお願いでした。
それでも当然自分よりはタイムは速くそしてキレイなデータを取ってくれます。www
ここが色んなクルマを色んなコースで乗り慣れている澤さんの魅力だと思っています。
あとはレッスンのプライスレンジがちゃんと明確に開示されているところですかね?
商売上手だね!www
これって凄く基本的なことで、
コース攻略とかマシン攻略を超えて他のマシンにも応用が利くことだと思います。それこそNDのレッスンが996CUPの運転にも応用出来たり一見全然違うマシンにも操作の基本&物理の法則含めたクルマの動かし方は応用可能になると思います。
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③いくつか違うサーキットで受けるべし!
地方戦の様にサーキットが固定開催されるカテゴリーも多いのですが、
違うサーキットでのレッスンも受けることを猛烈に推奨します。
筑波で複数のドライバーよりアドバイスを受けたことがあるんですが、
相変わらずなレース結果でした。それなりにレッスンアドバイスを守って走っているつもりがなかなかブレイクスルーできないことが続いていました。
そんな時北日本シリーズにも出る事にしたためにSUGO
※写真はパクwww
でもまたまた澤さんにレッスンをお願い。
レッスン当日、翌週のプライベート遠征でもまぁ、色んなコーナーで飛び出す訳ですが、動画やデータを見ても澤さんは飛び出さない!
その理由をアドバイスと共に動画とデータを何度も見てあることに気づいた!
「あー!!!!!この車ってこういう転がし方をすると突然安定するのか???」
というのが見えてきて、実際にやってみたらそれまでちょっと怖かったコーナーが怖くなくなり、タイムアップ!
その気付きはSUGOだけではなく、筑波の各コーナーでも応用出来たのが大きな収穫でした!
実は澤さんや某耐久で組んだ筑波の主「セバスチャンソーブ選手」(蘇武選手です・笑)
※写真はパクwww
などからヨー&タイヤの使い方などの説明を受けていたんですが、やってるつもりでもその意味や効果が完全理解できておらず、未消化状態だったんだと思います。それが理解&消化できたのがSUGOのあるコーナー間の運び方でした。
結構この部分は同じサーキットのレッスンの繰り返しで会得出来ることもあるかもしれませんが、車速域や路面ミューの異なるサーキットでのレッスンはホームコースでの慣れ(=癖)から離れて、ニュートラルにクルマの動きを考えられるのも一つのメリットなのかもしれません。
なので、特に柔らかい脚のクルマの場合は特にホームコースに加えて、横Gが常に襲ってくるSUGOや袖ケ浦などでのレッスンを追加で実施してみるのはオススメかもしれませんね!(基本レッスンは良く脚が動くマシンで受けることをオススメします。固い脚は荒い操作を隠してしまうこともあるので。。。)
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まとめると、
★最新ロガー=通信簿を見て現在地の把握
★プロの見本データ=目標のひな型&自主練の効率化
★自分の気付き=ホームコースでの癖や思い込みからの脱却
がプロのレッスンで是非やって欲しいことですかね。
先生の運転能力、説明能力、企画力などいろんな選択肢があるので、自分の目的に合わせて選択し、自分の今の課題解決の相談に乗ってくれるレッスンを見つけることが安全にスキルアップ出来る秘訣なので、皆さん自分に合う先生探しを頑張ってください!
その時レース結果などを求める方は上の3つのポイントは特に意識した方が良いと思っていますので参考まで!
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今回はかなりレース対策など上級向けの話をしましたが、
各プロドライバーは
・初心者向けの広場レッスン
・パイロンじゃなくてコースラインの書いたもてぎ東
・ミニサーキット
・国際サーキット
・タイム出し
・同乗レッスン
・人や場所にも寄るが逆同乗
などいろんなメニューが世の中にはあるので、良い時代になりましたのー!(^^♪